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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
22章 世界崩壊と、悪戯の神編
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神々の争い

「くそっ!ふざけやがって!」


私の用意した駒がことごとく潰される!あの忌々しき勇者に!


「物事が全て上手くいくと思っているのかい?悪戯っ子で怒りっぽいってまさしく何も知らない子供みたいだね……ロキ」


後ろから声をかけられたので、振り返る。誰かは分かっているが


「随分と上機嫌だなクソ野郎。私の失敗がそんなに嬉しいか?」


クソ野郎……死神がそこにいた


「あぁ嬉しいとも、君が僕の仕事の邪魔をしていた時はこんな気持ちだったのかと…やっと理解出来たよ」


こいつ……やっぱこいつが俺の邪魔をしてるのか……


もしそうだとしても、どうやって?死神には信仰者がいない。神託を下して信仰者を操ることは出来ないはずだ……


まぁいい。なんらかの方法で勇者と繋がってるのは明らかだ。擬似祭壇と英雄の器には失敗したが、勇者を殺せばまた新たに始められる


「今までは暇つぶしのつもりだったが……私も今回の件については結構イライラしてるんだ。お前の思惑は私の悪戯の阻止なんだろう?こっからは本気だ……ガキってのは案外頭回るんだぜ?」


……

………

…………


軽そうな雰囲気の男は神々の園から世界を見渡して呟く


「さぁて、そろそろ僕の出番が来るかな」


22章のプロローグ的なアレです

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