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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
21章 英雄因子と、悪戯の影編
172/253

軍総括隊長は親バカ?

「……え….さま!」


ん……?


「起きてください!お姉様!」


「……どうしたの…?メリル」


もう朝か………って!違う!俺は!


寝ぼけていたが、急に意識がはっきりして身を起こす。どうなった?


「メリル、ここは?」


「ここはアヴァロン王城の医務室です。医師の診断では何かの反動で気絶してるだけだから命に別状は無いとのことでしたけど、中々起きる気配がないので声をかけてました」


そうか……ソウルバスターであの男を倒した後、ソウルメルトの効果が切れてステータスが90%くらいダウンしたのか……それで消耗した体で耐え切れずに気絶したと


「メリル、私がここに運ばれてからどれくらい経ってる?というかみんなは無事?」


「お姉様が運ばれた時間は分かりませんが、私がここに来てから4時間は経ってます。あとクレイが身体中を怪我してますけど、大した問題ではありません。クレア様もダメージは負ってますが、治癒魔法をかければ数日で治る程度の傷で済んでます。他はみんな無事ですよ」


「よかったぁ……」


上には勇者とか冒険者がいっぱい居たからなんとかなったんだろうな


「入るぞー」


ドアの外から声が聞こえてくる


「どうだー…って案外起きるの早かったな。生殺与奪ソウルリーパー


いやおっさん誰だよ


……

………

…………


「よくぞ聞いてくれた!俺はディラン王国軍総括隊長キリヤ・シラヌイ!人呼んで完全剣士パーフェクトセイバーだ!」


「「…………」」


「若い子からのその眼差しはちょっと心に来るなぁ」


軍総括隊長ってあれだよな?クレイが言ってた軍隊長ってやつだろ?ってことは……


バンっ!とドアが乱暴に開かれる


「父上!なぜここにいるのですか!?」


「キリナ……父親としてはパパと呼んでほしいと前から言ってるが、いつになったら呼んでくれるんだ?」


「いつまで経っても呼びませんよ!そこら中で完全剣士パーフェクトセイバーの噂が飛び交ってるので聞いてみれば、まさか来てるなんて!」


「まぁ落ち着いてくれキリナ、お父さんも仕事で来てるからさ」


前に複雑な家庭環境を疑ったけど……めちゃくちゃパパに愛されてるなキリナさん……


「仕事…ですか?」


「俺たちディラン王国は元より新王バルギアの暴走を知っていたからね」


は……?

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