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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
20章 ポンコツ剣士と、残念勇者編
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明かされる衝撃の真実

「国が馬車を手配してくれるらしいけど、ディーノがいるから大丈夫かな?」


ディーノの魔導車ってバイクだろ?キリナさんを合わせて5人も乗れないよな?


「そう事なら安心しろご主人。あれのアタッチメントはサイドカーだけじゃなく馬車タイプもある。魔導車の後ろにくっつければ5人くらいは余裕で運べる」


相変わらずの技術力だな魔国セイレーン


「じゃあ3日後に出発するから準備をしておいてね。僕も関係各所に連絡するから」


仕事してる時はまともだよなクレイって


「もし何かあったら僕に手紙を出してね。仕事なんて放ったらかしてすぐに駆けつけるから」


前言撤回だ。こいつはまともじゃなかった


……

………

…………


まぁ3日間なんてすぐに過ぎるわけで俺たちは錬金術師の国アヴァロンに向かっている


そういや錬金術師の国ってなんだ?やっぱり魔法で動くゴーレムみたいなのがいるのか?


「ご主人、仮にも勇者なんだから他国の事くらい知っておいた方がいいぞ。これからこういう事が増えるかもしれないからな」


そうは言ってもだな………そうだディーノは知ってるか?


「あぁ、俺は3日間で調べたぜ。なんでも王族の人間は砂とか石とか……まぁあんまり価値のない物質を再構成して鉄とか金に出来るんだってさ」


それは最強なんじゃないか?軍事的に


「俺もそう思ったがそういうわけじゃないらしい。強い魔力を浴びると錬金の魔法が解けちまうらしい。つまり戦場では錬金製品は使えないって事だな」


じゃあなんで錬金術師の国なんだ?すごい魔法だとは思うけど、普通の金属としては使えないんだろ?


「そりゃ武器とか防具には使えないけど、指輪とかネックレスみたいな装飾品には使えるだろ?それに魔力を当てたら砂に戻る鉄なんて工夫次第では使えるんじゃないか?」


なるほど……床を錬金製品で作って魔力を当てたら、即席落とし穴の完成だな……いるか?これ


「まぁ城にはそういう罠があるかもな」


あー、そろそろ魔力が切れそうだから休憩しようぜ


「だったら飛ぶなよご主人」


仕方ないだろ。酔っちゃうんだから


「就任式のパーティーで酒とか出されても飲むなよ」


いや、酒くらい飲めるよ


「ご主人は覚えてないかもしれないけどな、勇者に任命された時のパーティーで酒を飲んで酔っ払ったご主人は粗相を仕出かして貴族たちの間で残念勇者って呼ばれてるんだからな」


えっ!?なにそれ初耳なんだけど!?


「まぁご主人が傷つくと思って言ってなかったし」


じゃあ最後まで隠し通せよ!


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