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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
20章 ポンコツ剣士と、残念勇者編
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学校を休んだ日に限って決め事があって、休み明けには面倒な役回りを押し付けられてる

「あー……キリナさん、そんな獲物を狙う獣みたいな目で僕を見ないでもらえると……」


「分かっています。私が選ばれなかったとはいえ、貴方を恨むのはお門違いだと……だけど人間そう割り切れるものではないので」


と言ってキリナさんはクレイを睨み続ける


「クレイさん、それで何か用があったんじゃないですか?」


会議がなんとか言ってたよな


「あぁ、これはキリナさんにも関係があるから聞いてほしい」


「私に関係……?」


クレイが真面目な顔して、低い声で言い放つ


「ディラン王国と友好的な関係にある錬金術師の国アヴァロンで新王が決定した。その就任式の招待状が各国に届いてる。我が国からは勇者ジャンヌ・アルデバランと酸欠剣帝デフェクトセイバーキリナ・シラヌイの参加が決定した」


「「は?」」


俺とキリナさんの声が重なった


……

………

…………


「理由を説明しておこうか、まず前提として国王様は行くことが出来ない。大陸中央にあるディラン王国と西端にあるアヴァロンでは距離がありすぎるからね。となれば代役は?っていう話になる…まぁ勇者様になるのが自然な流れだよね」


まぁそうだよな……


「では、なぜ私が?」


確かに、今の話を聞く限りキリナさんが行く理由はなさそうだが……


「キリナさんに関しては理由が分からない。軍隊長のキリヤさんが娘を連れて行けと言ったのを王が承認したから……としか言いようがないね」


「父上が……」


複雑な家庭なのだろうか?名門の一族で落ちこぼれって言ってたからな……


「その話については分かりましたけど、日程は?」


これは聞いておかないとな


「出発は3日後。連れていけるのはジャンヌとキリナさんを除いて3人まで、本当は僕も行きたいところだけど騎士団長が長期離れるわけにはいかないからね」


3日後か……誰を連れて行くべきか……


「ふっ!話は聞かせてもらいました。ならば1人目は私で決定ですね!お姉様!」


メリルが勢いよく扉を開けて入ってくる。普通に部屋に入ってきて聞けばいいのに……


「だったら世話役の俺が必要だろ?俺は魔導車も運転出来るから移動には困らないし」


ディーノもメリルに追従して部屋に入ってくる


「ならば私も行こう。全ては美味い飯のために」


ファントムはいつの間にか猫モードで足元で寝ころがってるし


てか勝手にメンバー決まっちゃったし!


小学生の頃に風邪で休んだ時、学級委員決めがあったらしく居なかった私になってました

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