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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
15章 転生したのに、戦争参加!?編
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戦線崩壊

俺たちは進軍を続け、国境付近の森林まで着いた


「まずは俺たちが行くぞ、他はここでアレの準備しておけ」


ベリアルさんとスーサイドさんとクレイ、そして新たに作戦に加わったディーノとメリルが出撃する


みんなが出撃して時間を稼いでくれている間に、俺は自分の準備を整えないとな


……

………

…………


「見えたな。あれがロキの軍隊か……数はパッと見だが3万くらいか?」


ディーノという名のジャンヌの従者を自称する少年が言う。俺にはまだ見えない


「俺たちとの距離はどれくらいだ?」


「だいたい5〜6kmくらいだ。このままの進軍速度だとあと2時間もすれば衝突する」


2時間か……なんとかして足止めして時間を稼がないとな


「当初の予定通りに行くぞ。スーサイド、頼むぞ」


「了解しました。さぁて!私の可愛い死霊たちよ!あの無礼な軍隊との実力差を見せつけてあげなさい!」


森林のいたるところでゾンビやスケルトンのようなアンデッドモンスターが地から生えるように現れる


「よし…大丈夫そうだな。次はディーノ、頼む」


「あいよっと……これで完了だ。相当な強者か、魔法耐性を持つやつにしか見えないはずだ」


本当に見えなくなってるのか?あまり実感はないが……


「俺たちはこれよりスーサイドの死霊軍団とロキ軍隊の衝突に紛れ遊撃し、敵の隊列を崩す。俺は中央、クレイは左、メリルは右だ。行くぞ!」


……

………

…………


よし……予定通りに両軍が衝突した。俺の仕事を遂行しよう


「それにしても……凄まじいな、死霊軍団…」


死霊軍団は死人であるゆえに核が破壊されなければスーサイドの魔力が続く限りは不死だ。

しかも恐怖を感じないから宗教国家との戦争ではなおさら相性が良い。狂信者も恐怖を感じないから普通の軍隊では不利だからな。


そんなことを考えながら、俺は特異魔法を発動する


「ガイアドミネート」


大地を支配する魔法を使い、ロキ軍隊の足場を隆起させたり、陥没させたりする。これでも十分な大混乱だが、さらに魔法を発動。


「ディメンジョンドミネート」


空間を支配する魔法を使い、ロキ軍隊の視界を歪ませる。これにより、足場が悪い上に攻撃の当たらない無能軍隊の完成だ。


「俺の仕事はこんなもんかな…視認されないってのは案外楽なもんだ」


……

………

…………


「単純に計算するなら私が担当する数は1万ほどですか……お姉様の邪魔をさせるわけにはいかないので、最初から全力で行きます」


メリルは魔物の姿になる。全身がメリルの美しい黒髪に似た漆黒の鱗や甲殻に覆われ、角と翼と尻尾が生える。


「ライトニングキャノン」


メリルが雷系最上級の元素魔法を使うと、普段の威力の比ではないものが放出される。


その災禍とも言える光の奔流は一瞬で戦場を駆け巡り、ロキ軍隊の右翼の進行を確かに止める。


「ふぅ……今のでも100人も仕留められませんか…雷系以外は死霊軍団にも通用してしまうので、これで止めるしかありませんね」


お姉様のためなら、私はなんでもします。どこまでもついて行きます……例えそこが地獄だとしても……



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