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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
13章 転生したので、学園に行ってみる編
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子供のわがままは可愛いと言う人いるけど、本気で駄々をこねる子供を見るとイライラすると思う

「いきなり覇気がないとか侮辱とか言われても困るっスよ。俺はこれでも副団長ですし、ジャンヌさんは多分俺よりも強いっスよ」


「私はクレイ様のような実力者しか騎士として認めませんわ!」


この子はクレイ信者なのか……じゃあなんで武器クラスじゃなくて魔法クラスなんだ?


「申し訳ないっスけど、あまり騒がれると授業の邪魔なので出てってもらうことになるっスよ?」


「私を誰だと思っているの?私は聖騎士クロイツェの孫娘。貴方たちなんてすぐにクビに出来るのよ」


クロイツェさんのお孫さんかー、全然似てないな。性別の違いと歳の差があることを考慮して見た目が全然似てないのは分かるけど、性格面も全然似てないな。


「自分たちはそのクロイツェさんの依頼でここで臨時講師することになってるっス。言って聞いてもらえるとは思えないっスよ」


もうクラスのみんな飽きちゃってるね。この子の暴走はいつもなのかな?


シェスト君と女の子が言いあっていると、教室の扉が開き2人の男が入ってくる。


「またか……ローズよ」


「ジャンヌ!教師をやってるって聞いて見に来たよ!」


クロイツェさんとクレイだった。


……

………

…………


「ジャンヌと戦うのか……まぁ訓練ってことだし、仕方ないか」


俺だってクレイとなんか戦いたくないよ。


でもローズが


「ちょうどいいわ!クレイ様、この身の程知らず共に本当の騎士の強さを見せつけてあげてください!」


って言うし


「ごめんジャンヌ、クロイツェさんは僕の前任でよく家に呼ばれたからローズちゃんとも知り合いなんだけど甘やかしすぎちゃって……だからここら辺で僕とシェスト君が戦って騎士道の厳しさを教えてあげるよ」


とかクレイが言ってたのに、シェスト君が自分の魔法が地味だから盛り上げるために俺に戦ってほしいって言うし


「クレイ様!そのような者、すぐに切り捨ててしまってください!」


本当にあの子礼儀知らずだな!俺一応クレイの妹なんだけどな……


「では、試合を開始する。始め!」


もうやるからには本気でクレイをボコボコにしてやる!勝手にファーストキスを奪われた時は本気でイライラしたし、仕返しだ!


……

………

…………


負けました。


全部寸止めだったからダメージはないけど、強化魔法で能力を底上げしてもクレイに勝てるビジョンが見えない。120倍されてたら俺の方がステータスが上なはずなんだけどな?


まぁでも、クラスのみんなはすごい盛り上がってたし、概ねオッケーかな?


「あ、あの……」


ローズが申し訳なさそうに俺に声をかける。


「無礼なことを言ってごめんなさい!」


えっ?


「私は勘違いしておりました!ジャンヌ様がクレイ様には及ばずとも素晴らしい実力を持つ騎士であると見抜くことが出来ず、数々の非礼をお許しください!」


おぉん?なんかすごいキラキラした目で俺を見てくる。


後から聞いた話だが、この子はものすごい実力主義らしいです。




ですわちゃんの性癖……げふん、好みが判明しましたね。

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