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ひとひらの花

作者: うたい屋

夜に咲いてる街灯の数だけ

僕らの心は灯りを求め


きっと今夜もこの街の片隅で

泡沫の花が咲く


星の無い夜も月の無い夜も

誰かの心に照らされて


きっと今夜もこの街の片隅で

ひとときの温もりが開く


流れる人波を掻き分けて見ても

探してる答えなんかあるはずない


差し伸べられた手をぎゅっと握り締め

泣きながら 笑いながら 

僕らはゆっくり歩いてる  


君の心にひとしずくの

喜びをくれた その人の為に

小さくても咲き誇る ひとひらの花

微笑んで 育ててゆこう



ビルの群れの中 雲の切れ間の

くすんだ空が寂しくて


きっと今夜はこの街の片隅で

寂しさの花が咲く


眠れない夜の曇った痛みには

僕らの心は弱すぎて


きっと今夜もこの町の片隅で

儚い夢を探す


流れる時間を止められるならば

やりきれない寂しさなんかありえない


流れる時間を止められないから

小さな ぬくもりの 

蕾がゆっくり開いてく 


君の心にひとしずくの

喜びをくれた その人の為に

小さくても咲き誇る ひとひらの花

ゆっくりと 育ててゆこう

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― 新着の感想 ―
[良い点] 良い詩ですね…
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