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戦慄の三獅子  作者: 横川れーぜ
第1章 命懸けのゲーム
2/8

第2話 イベントへの道中

登場人物 第2話


桐沢 水斗(17) きりざわ みなと・お兄ちゃん

桐沢 水伊(14) きりざわ みない・長女

桐沢 水美(12) きりざわ みなみ・次女

桐沢 水早 (9) きりざわ みなさ・末っ子


第2話


「ようし!しゅっぱーつ!」

桐沢兄妹は家をでた。

「じゃ!道案内は頼むぞ!」

「がってん承知!」

「ふふーん。了解致しました!お兄ちゃん!」

「兄さん、ちゃんと着いてきてよ?」

妹たちはそんなことを行ってくる。

「はいはい。着いてきますよー。」

水斗はいつものように上手く話を変える。

「でだ、何処にいくかはともかく、何しに行くんだ?」

「じつはねぇー」

「なんとねぇー」

「兄さんが好きな"ゲーム"をしにいくの!」

はぐらかそうとしていた水早と水美をうらはらに何をしにいくのかを言ってしまう水伊だった。

「おねーちゃん!それ言ったら面白くないじゃん!」

「そうだそうだ!おねえちゃんのいけず!」

「え!あ!えーと…ごめんなさぃ。」

「おいおい、水早、水美。水伊が困ってるだろ!水伊は兄ちゃんが知りたいことを教えてくれたんだ!いけずとか言うな。謝れ。」

水斗は水伊をかばった。

「ごめんなさい!」

「ご メ ン マ 多目に!」

この期に及んで水美はふざける。

「水早はいいとして、水美はもう1度!し っ か り!」

「いいよ兄さん。そんなに水美を責めないで。」

「おねえちゃん…ごめんなさぃ…」

水美は自分が悪いと理解したのか、恥ずかしそうにしながらもちゃんと謝った。

「よし!水美、偉いぞ!これで晴れた気持ちで楽しめるな!」

「イェーイ!」

「うん!」

「別に謝らなくてもよかったんだけど…」

水伊がマイナス思考だが、そんなきもちを理解している水斗がスルーするかのように声をかける。

「水伊。いまなんか言ったか?」

「別に。なにも言ってないよ。そんなことより、もう少しで着くんじゃないかな!」

「…切り替えが早い。兄ちゃんよりスゴいなォィ。」

こんな話をしながらも着々と目的地に近づいている。

「一体どこなんだ?その"ゲーム"が出来るって所は。てか、どんなゲームなんだろうか。」

水斗がそんなヒトリゴトを言っていると、それを聞いていたのか、妹たちが答えた。

「ふっふっふー!」

「お兄ちゃんは甘く見ているな?」

「この"ゲーム"という名のイベントを!」


ここでもまだ、兄妹たちは知らない・・・

このイベントが世界に災厄をもたらすことを。

そして、色々な人を巻き込むこの災厄で

自分たちが " 英雄 " となることを…

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