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I Love you as you are  作者: 美影∞
3.ありのままの君を愛してる。
21/26

幼馴染以上恋人未満

21話目。また美和視点に戻ります。

*******



―――ある日のお昼休憩。





香奈に報告ってわけでもないけれど、あれから考えても考えてもわからなかったことを尋ねたくて話をすると。






「え?まじ?やっぱり私の思ってたとおりか」




湊が私の前では "心を許せる相手" と答えたことを話すと香奈は納得したようにそう言葉を紡いだ。





「うん。それでね、質問なんだけど…」


「なに?」


「…湊に私の前では "素" だってことが嬉しかった。でね、1年以上彼女いないみたいなの。何故かその彼女いない理由が知りたくて仕方なくて聞こうとしたら……逆に湊に "なんでそんなこと聞くの?" って尋問されちゃって……私も何故か考えたけど、答えれなくて……そのまま彼女いない理由も聞けなかったんだけど………ねえ、なんでなのかな?」


「……じゃあ、聞くけど……美和は湊君に1年以上彼女いないって聞いてどう思ったの?」


「へ?」




香奈にそんなことを尋問されて理解不能で間抜けな声が出てしまったけれど、その後すぐに考えてみた。






"1年以上も彼女いない"



それが何故なのかはわからない。




だけど、1年以上も彼女いないって聞いて…




何故かわかんないけれど。





安心してしまった自分がいたのも確かで。






その反面、少し嬉しいとも思ってしまった。






「……ちょっと嬉しかったかも」


「…あ、嬉しかったんだ。でも、思ってたとおりね」


「え?」


「……美和って意外と鈍いよね。」


「鈍い?私が?」


「鈍いよ。だって、嬉しかったんでしょ。湊君に彼女いないってわかって」


「うん」


「……それってさ、つまりは湊君に好意を寄せてることになるんじゃないの?」


「…へ?」





香奈の言葉に理解できなかった。




確かに湊が1年以上彼女いないのは嬉しかったけれど。





でも、何故それが "好意を寄せている" に繋がるのか



全く理解できない。






「…うーん。じゃあ質問変えるね。美和さ、今まで彼氏いたよね?なんで別れちゃったの?」


「…え、えっとねー」




香奈から新たに質問された内容に私は思考を巡らせた。





そんなに何人とも付き合ったわけではないけれど



私にも指折り数えれるくらいには彼氏がいた。





当時はもちろん相手のことも好きだったから付き合っていた。





だけど、今思うと、別れた理由って………。





ほとんどが、私ではなく相手からだったように思う。






それも、"俺より幼馴染みのほうが大事なんだな" っていう言葉とともに。




「……そういえば、何人かには "幼馴染みのほうが大事なんだな" とか言われたような気がする……」





まあそれを全員に言われたわけではないけれど。





「…ほらやっぱりじゃない!」




私が質問に答えると香奈には納得されてしまった。







だけど、別に湊が邪魔をしたわけでもない。





湊とは幼馴染みだから……なんというか……




彼氏への想いとは別に、幼馴染みとしての特別な想いみたいなのがあって……




それを言葉に表すのは難しいけれど、その特別なものが彼氏達には辛かったのかもしれない。と今更ながらに思い出してしまった。






けれど、私は湊に恋愛感情を抱いていたわけではない。







「…湊は私にとってはただの幼馴染みだよ」


「それってさ、思い込んでるとかじゃなく?」


「…どういうこと?」


「美和が湊君といる時って凄く優しい瞳してんのよね。彼氏の前での美和は見たことないけど、湊君と一緒でさ、心許してる相手になるわけでしょ?」


「……そうかも」




彼氏達に心を閉ざしていたわけではないけれど、やっぱり見られたくない部分や知られたくない部分はあったように思う。


.

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