表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
I Love you as you are  作者: 美影∞
3.ありのままの君を愛してる。
20/26

元カノとの再会 [Side:Minato]



―――講義を終えて俺は1人で構内を歩いていた。



木曜日はバイトが入っていて

そのままバイト先へ向かおうと思っていた。





だけど、テニスコートの前に差し掛かりそのまま通り過ぎようとしたところで突然声を掛けられた。






「あれ、湊じゃん。久しぶりね」




その声にテニスコートの方に目を向けると

そこにいたのは俺が1年の時に付き合っていた元カノだった。




「あ~~久しぶり」


「相変わらず冷たいのね。それより湊、奈々ちゃんのこと振ったんだって?」


「…奈々ちゃん?」




聞き慣れない名前に疑問符を覚えた。




今は美和ちゃん以外の女には興味ないせいか、告白された相手の名前をイチイチ覚えていないから。





「…は?わかんないの?奈々ちゃん!」


「誰だよ、それ」


「まじ?信じられない!」





"信じられない" と言われてもわからないものはわからないんだから仕方がない。





「私のサークルの後輩よ。数ヶ月前にあんたに告白しにいったでしょ」





そう言われてふと思い出した。





数ヶ月前のあの1年か…と。






「…あ~~」


「思い出したようね。でも、どうして振ったの?あんた今彼女いないよね?あの子は "好きな人いる" って言ってたけど…」


「…俺、嘘は言ってない」


「え?じゃあ本当なの?好きな人いるって…」


「本当だよ。嘘じゃない」


「え?いつからよ?私と付き合ってた時はそんなこと一言も言ってなかったじゃない」




彼女のそんな言葉に呆れるしかなかった。




確かにあの時は誰にも "本当は美和ちゃんのことが好き" だとは話したことなんてなかった。






「…別に話す必要もなかったから」


「は?なんでよ?」


「…あの時は…本気で "あの人" を忘れたかった。ただ、それだけ」


「……意外。湊って本当は一途だったのね」


「意外ってなんだよ」


「だって、今彼女いない理由がその "好きな人" なら "忘れられず想い続けてる" ってことでしょ?」


「…まあ」


「それが意外なのよ。私が思ってた湊とは全然違うもの」


「…なにそれ。意味わかんない」


「…ふふ。まあちゃんと湊にも "好きな人" いたんだって安心したってことよ。頑張りなさいよ?…じゃあね」




彼女はそう言うとテニスコートのフェンスを離れ、コートの中へと戻って行った。






彼女の言葉に俺は疑問符を浮かべた。







俺に "好きな人がいることに安心した" と言われたのは2回目。














確かに以前の俺は美和ちゃんのことを忘れるためにヤケになってた。





けど、それが間違いだったんだと気付いたから。




だから "誰でもいい" なんて考えるのもやめたし




たとえ叶わなくとも "美和ちゃんを好きでいよう" と思えるようになっただけ。








俺には今までもこれから先も…




本気で "好き" だと思える相手は美和ちゃんしかいないんだ。





.

以前にもチラっと出たテニスサークルの元カノ。

この元カノはわりとサバサバした関係だった…のと

実は最後に付き合った元カノ。

という裏設定だったりしますw


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ