表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

爆心はレール上で、巨大蜘蛛は日本を喰らい尽くす(前編)

作者: ツインクル
掲載日:2026/02/10

20xx年9月18日

ダイヤ村にて


「村長さん!本日も点呼お願いします。」

「黒田くん、もう座りなさい」

村長は続けて言った

「点呼なんてもうみんなしないよ...」


黒田は辺りを見回した。

たしかに人はいないし、田んぼしかない、そして点呼を行おうとしているここは田んぼで出来上がった十字路で村の中心地である

十字路の間でいつも点呼を行っていたがもう誰も来ない。


「この村は変わったんだ...」


黒田は悲しむようにその場を去り、木造の家が連なっている場所に向かった。

それがいかなることか...


「どうしてこうなった...この村の下に新幹線が通ることになって...その騒音とか言いやがって、村の一部はこの場を去り、終いにはあの方からお言葉を貰うなんて...決行は今日ですよ、みなさん」


村長として最後の言葉を誰にも聞かれず告げた。


そしてそんなことをしているうちに...



―新幹線内―

新幹線内は修学旅行生や芸能人、出張帰りの人で新幹線が埋め尽くされていた。

佐竹浩二さたけこうじもその1人である。

出張帰りだった。

佐竹はすることもなくイヤホンを耳に指し音楽を聴いて眠りにつこうとしていた。

しかしながらことは起きた。


「おい!駅弁いつ食わせてくれんだよ!」

「うるせぇーな!待てばいいだろ?お子ちゃまだなぁー」

「あぁ?お前今俺に喧嘩売ったろ?あぁ?」

「すいません!車内での...」


2人は全力で駅員を睨みつけた。



「お前殺されたいん?」


佐竹は話を無視してしまった。

重要だったのに...


〜爆弾魔〜

爆弾魔のいる車両にはほとんど社会人が乗車しており家族連れや修学旅行生は見当たらない。

そして爆弾魔は窓側の席で『窓ガラスを割る準備は出来ている』

(そろそろダイヤ村か...)


そして爆弾魔によるともうすぐ爆発が起こる。

時間はもうない


ピー

謎の音


「な...何!?」

社会人は一斉に立ち上がった

爆弾魔は冷静に窓を眺めていた


やがて音は大きくなり爆発した


そして爆弾魔は爆発前に窓ガラスを割り、トンネル内に出るも爆発の影響で全身が吹っ飛んだ。


〜佐竹のいる車両〜

爆発前に遡る

駅弁というものでまだ争っているのかあの男たちと駅員3人で論争が行われていた。

ここは3号車なので2号車前で話している

佐竹のいる席も2個席を前に移動したら目の前にいる。

ここでよかったと佐竹は苦笑した

ところで佐竹がイヤホンの音を大きくしても尚イヤホンを貫通していた。

相当大きい声で話しているのだろう。

しかしここで表立ってもあの男とうとう手を出し始めるに違いない。

ここは無言で彼らの話を聞きながらイヤホンから鳴る好きなアーティストの曲を聴いて次の仕事に備えようとしたその時、謎の音がここでもなる


ピー


「お!なんだ?」

さすがに気になったのでイヤホンを外し、聞き入ろうとしたら音が大きくなった。

白スーツ丸刈りサングラス大男はたまたまこっちに来ており佐竹の座っていたところがたまたま空いていた(隣の人がトイレに行った)ので大男はこちらに来て佐竹に背を向けてこう叫んだ。

「この蜘蛛でっけー」


佐竹には意味がわからなかった。

そして大男はものの数秒で蜘蛛に捕食され一回り大きくなったのか、威圧感が増す。

佐竹は焦り助けを求めた。

しかし返事はない。

多分この蜘蛛は俺以外全員を密かに捕食したんだ。

通りで静かなわけだ

しかし人よりでかい巨大蜘蛛は現実的に考えるとありえない。

人を食う蜘蛛など、もうこの世に存在しないと思っていた。

なんかの夢物語だと自分に言い聞かせ、蜘蛛に捕食される心の準備をした。

しかし無駄だった。

なぜなら5号車辺りで巨大な爆発が起きており爆風で俺は吹っ飛んだ。

鼓膜は破れ、何も聞き取れない。

窓に目を移していなかったので気がつくとトンネルだった。

新幹線は跡形もなく爆発していた。

謎の巨大蜘蛛も、倒れ込んでいた。

今ここでとどめを刺し、体内にいる人間を救出...もう死んでいるだろうし、とどめを刺す手段もない。

神に貰ったこの命唯一になるだろう。

証言者として情報集めだ。


〜ダイヤ村〜

爆発前

「黒田く〜ん」

「おぉしらたき」

「しらたきじゃないけど...」

「それよりどうした?」

「村長が、倒れたの」

「は?」

「それでこの村電波ないからこの村の山超えた先の病院行くのに協力して欲しくて...」

「おぉだったら早く行こうぜ」

「う...うん」

黒田はしらたきに背を向けて先に行こうとした

その時、


ヒュン!

ナイフが振りかぶる音


「お!おいしらたき!?」

「ごめんね黒田くん」

「は?」

「村長に言われたの」

「な!?」

「村長は倒れてなんかないし少しでも可能性を少なくしろと...」

「何言ってんだ?」


バン!

爆発音


(やべぇー砂埃がすごくてしらたきの姿が!?)


砂埃が消えると黒田は予想だにしない光景を見る。


「なんで...なんでだよ!」


そこにはしらたきのぐちゃぐちゃになった姿があった。

頭、胴体、足は様々な方向に落ちていて、目は溶けてなくなっている。

極めつけは胴体と足の間だ。

肉がえぐれ、骨が見える。

しかしなんの影響か分からないが骨はみるみる溶けだし、しらたき自体も溶け始める

しかし、バラバラになったのは体だけじゃない

村にできていた木造の家はもちろん更地となっていた

黒田はこの現実を受け止めきれなかった。

この爆弾に関わっているのは村長で間違えないし、しらたきも内通していたことに大きく動揺した。

そして背後から謎の男の姿があった

しかし砂埃はまだ残っていたはっきりと顔を直視できなかった。

けれども歩き方や所持している腕時計の光具合と杖の形から村長と断定できた


「村長...」


ゴンッ!


黒田は杖で叩かれて意識を失った


―トンネル―

佐竹は新幹線を調べていた

全号車調べるには時間がない

自身の身の安全も確保したり、謎の巨大蜘蛛正体などを探る必要もある。


(証言者として成果を出すには、この事件解決の手助けとなる情報だけを抜き取ること...)


佐竹はとにかく承認欲求が凄まじかった。

そうなったにも理由的なものがある。

簡単に言えば佐竹の通っていた学校が向上心旺盛ですぐにランク付けされる学校だったらだ

ランク別のクラス、ランク別の生活補助もありランクを高くするために成績向上を皆が願った。

佐竹は1番上のランクで有意義かつ絶対王政のような気分を味わえるほどの補助をされていた。

そんなものが社会に出るとどうなるかだ。

それはそれはもう社会ではほぼ負け組。

人を利用するものだと思いこんでいた者が人に利用されるという敗北感を常に味わうことになる

しかし、向上心は既に身についているため努力次第では社長にまで上り詰めるほどの実力者となる


「俺は見つけだす。この事件の真相を…」


やはりガチになっていた。

どうしても名声というものに手を差し伸べたくなる時期なのかもしれない。

けれどもちゃんとした成人男性だ。

だったらなんだ?

遅めの厨二病か?


(新幹線一つ一つに爆弾が仕掛けられていたとしても爆発の仕方が不自然だ。)


佐竹は何かに気づいたようだ。


「わかったぜ!爆弾は全てに仕掛けられていても弱い爆発に抑えられているところにはなにか重要なものがあったってわけだ!」


佐竹はその重要なものが何かがわからなかったので巨体蜘蛛について調べることにした。

「この蜘蛛は不死身なのか?」


調べうとした時には先程の蜘蛛が真後ろに接近していた。

あの蜘蛛とは距離を置いて調べていたり、大きさ的にトンネル内を歩くことすらできない可能性すらあった


「なんでいんだよ...」



―警察―

横山慎二よこやましんじ

巡査長だ

事件があればタッグを組んでいる相方、村田健吾むらたけんご巡査と行動し、連行していた

今日はダイヤ村というところで事件が起きたためそちらに行くことになった。

特に大きなことが無さそうだったため俺と村田で行こうとしたが近くの刑事をそこに移動させると本部から連絡があった。

しかしもうすぐに着いてしまうのと近くと言ってもそこは刑事の数が他と比べると圧倒的に少ない

刑事が少ないと分かれば他の事件が起こりうる

このまま俺たちで行くことにした。


「なんか焦げ臭くないか?」(村田)

「そうか?」(横山)

「とりあえずここから先道路狭いし、村の人の邪魔になるからここに車停めろ」

「そうかよ」

「にしてもここ平気か?」

「だって周りになんもないし広々してんだろ?」

「じゃあいっか」


横山は車にブレーキをかけ荷物を取っていた。

その時村田は一足先に車を降りて数歩歩いた。


ガチャン!


「横山、車発進させろ」

「は?」

「早く!」

「おぉ!」


横山はいきよいよく車を走らせ畑に突っ込んだ。

すると車の後ろから爆発音が聞こえた


「おい!大丈夫かよ!」


横山は荷物をほおり投げて村田のいた場所に急いだ。

横山は先程まで気づかなかった


「あれ?ここさっき警部が言ってた爆心地じゃん」


横山は胸元に構えていたトランシーバーを使い本部に連絡した


『こちらダイヤ村の調査に伺った横山です、ここは爆心地で、2度目の爆発に同行していた村田が爆発に巻き込まれました。』

『こちら本部、増援を』

『はやく!』

『おい!どうした』

『ガン!』

『聞こえるか?』

『こちらダイヤ村の村長聞こえてますよ。横山って男に今杖で叩いてやりました』

『何をやっている?あんたが犯人か?』

『いえ。私は協力者です』

『おい!』

『では切らさせてもらいます』


横山は村長の気配に気づいていたため杖で叩かれる時急所を取られないよう少し移動した

そのため意識もある


「おい村長、死亡確認が済んでないぜ」

「なぜ生きている!?」

「警察なめんなよ?受け身ぐらい誰でもできるわw」

「そうかいなら何度でも叩いてやる」

「おいおい死亡確認が済んでないんだぜ?村田生きてるかもなw」

「何?」


急いで村長は村田の息の根を確かめた

しかし息はもうしていなかった。


「おい騙しやが…」


村長が集中している時に横山は車から警棒を取り出し後ろから警棒で村長を叩いた


「おいおい?それでも爆弾魔の協力者か?」


何度も叩いて手錠をした


「殺す訳には行かないんでね」


横山は村長に手錠をして車に乗っけて荷物を取り、増援を待った


―トンネル―

「なんでいんだよ?」


背後を取られていたため全速力で走り後ろを見た

その時には既に蜘蛛も後ろにいた。


「どうやらもうこのトンネルは蜘蛛の巣出できていたとはな」


走った時には蜘蛛の糸で体が硬直していた


「なぁー蜘蛛さん、この中にいる人間食っていいからさ、もう日本にてをださないでくれるかなって言っても日本語わかんねぇーか」


ファンタジーの世界なら頭を下げ理解してくれるだろう。

信じられないがこれは現実世界だ


「さてと、天国、連れてって下さいよ」


蜘蛛のでかい口の中に佐竹はもう入っていた


―警視庁―

「今回の事件の鍵を握るのは、ダイヤ村の村長と、爆弾魔だな」

「トンネル内には1人生存者がいて、SNSにその様子がアップロードされていましたが、この世の中作り出すこともできるので無視していいかと」

「確証もないし、投稿とストップされているからな」

「僕はその情報合ってると思います」

「普通に考えて巨大蜘蛛が...」

「可能です。こんだけ世界が発展していて遺伝子組み換えなど今の技術では可能でしょう。」

「爆弾魔がねぇー」

「爆弾を何個も作りダイヤ村の中心からズレた場所で爆発するなど高い計算能力がわかるでしょう」

「そうかもしれないけど、ねぇー」

「そうですか...こちらの推理が正しかったとしても使わないでください。無断で使われたと弁護士に訴えます」

「そんなに言わなくてwだって違うでしょw」

「はいはい」


謎の推理をした刑事は呆れ顔で会議室を出た


「あいつ仕事配分受ける前に行っちまったな」

「まぁあいつの推理間違ってはなさそうだな」

前編はいかがでしたか?

後編は随分先になりますが楽しみに待ってくださると幸いです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ