同盟組みます壱
国の業務をこなしている日常、私はこの生活に慣れて、いた。同時にこの生活がずーっと続けば良いのにとすら思う今日この頃、くしくも日常はすぐに崩れ去る。『魔族領国境沿いで攻撃を確認』俺は『さらば、我が日常よ』だが、俺の命令は決まってきた。
俺『防衛に徹ささせろ』
兵士『なぜです?』
俺『とにかくだ』
少しして、ガウゼルが『なぜ、攻めなかったんです?』と尋ねてきた。それに『ただまた時期じゃないだけだよ』と返し、『了解しました』とガウゼルは言った。それから1ヶ月程度攻撃がきたものの全てを返り討ちにし、それから攻撃はパタリと止んだ。
同刻魔族領
魔王『全て、返り討ちにされた』と怒る。
側近『仕方がないようながされますが』
魔王『関係ない、我々魔族は人間に一体どれほど、殺されたと思っている』
側近『どちらにせよ、我々ではかの国勝てません』
魔王『ならばどうしろというのだ!』
側近『策はあります』
魔王『なんだ』
側近『それは彼の国の王の弱みを握ることです』
魔王『おお、それなら、しかし、果たしてそんなのがあるのか?あの国の王が?』
側近『ないのであれば作ればよろしいかと』
魔王『どういうことだ』というと、側近は何もいわなかった。その様子をみて何かを勘付いた魔王
魔王『まさか』
側近『そのまさかですよ』
その後、魔王たちは彼の国に出向いた。
魔王『この度、侵攻の謝罪に参った』
俺『別にいいのに、だって被害ゼロだし』
側近『いえいえ、被害ゼロとはいえど侵攻した事実は消えません。謝罪するのが筋です』
俺『ていうか、なんでお前らってそんな争ってんの?』
魔王『それは』
ガウゼル『それは、宗教によるものと利権によるものが挙げられます』
俺『は』
ガウゼル『宗教における魔族は敵なのです。事実として、人間より格段に強く、見た目も肌が黒く。ツノが生えているものもあるそうです。その風貌はまさしく悪魔と言えるでしょう』
俺『あー、いわれてみれば、肌、黒ってよりは褐色だがな。確かにそう考えればそうだわ。頭の硬いジジイどもからすればそうなるよなー。それで利権絡みてのは』
ガウゼル『魔族領には、肥沃な土と豊富な資源、鉄や金などがあります。それを他国の王は欲したのです。あわよくば、魔族を奴隷のように酷使したいのもあるでしょう』
というと俺らを睨んでくる魔王たち。それに俺は『安心しろ、この国では既に奴隷制度は廃止している。それで国内だけだが、奴隷は元の種族に返した。エルフがいい例だ』




