退屈
俺は王に呼ばれた。そう俺、ゴンドラストだ。
俺は玉座の間につき、ドアをノックする。すると、『入れ』と言われ、『失礼します』と言い、入った。そこには玉座に鎮座する王の姿があった。部屋の大きさ、雰囲気も相まって、王は魔神の如き風貌だった。王が口を開く『いやーすまないね、君も忙しいのに』
ゴンドラ『いえいえ、仕事が先ほどひと段落ついたばっかりですので暇だったらのです』
王『そーだったのかい、まあいいや、今日呼んだのは他でもない、君が少し仕事が遅れているのではないかい?』俺はそれを聞き、驚く。
王『いやいや、別に他意はないよ。君はその腕っぷしを買われた子だ。別に事務作業、政治に対する期待などさほどしていないから。あと君はなんで今日、敬語を使っているんだ?』
ゴンドラ『なぜかですが、それはさっきから後ろから凄まじい殺気が飛んできているからですかね』
俺は後ろを向く。するとアンヘルがいた。
アンヘルはなぜが怒っていた。
ゴンドラ『なんでそんな怒ってんだあんた?』
アンヘル『王の前で突っ立っているだけとはどういうつもりだ。ゴンドラスト』
ゴンドラ『いいだろ別』
アンヘル『お前!』とアンヘルの額には血管浮き出る。そして、剣を抜き、切り掛かってくる。俺はそれに応戦するが、右腕を吹き飛ばされる。アンヘルは俺にトドメを刺そうとするが『アンヘルそこまでだ』と止められた。
王『ゴンドラストの無礼さは今に始まったことではない。そして、その無礼さは戦場にから磨き上げた叩き上げならではと思っている。だからもうそんなに気にしてないよアンヘル』アンヘルは武器を収めた。
ゴンドラ『俺は腕を治療してくるわ』
王『でも、できるのであれば、やってくれると助かるよ。ゴンドラスト』
俺はあいあいと言い去った。アンヘルも俺に殺意を向けながらどっかに行った。
陰から、ティターニアが出てきた。そして『あんまり趣味がいいとは言えませんよ』
俺『なんのことだい?』とニヤつく。
ティ『その部下の忠誠で遊ぶことですよ』と呆れた様子だった。
俺『それを言いにきたのかい?』
ティ『いいえ、以前頼まれていた資料を持ってきました』
俺『そう』と頷く。
俺『そう言えば、言っとかないといけないことあるんだった』ティターニアはキョトン顔をする。
俺『君は思考が合理的すぎて、大事なことに気がつかない』
ティ『どこが気づかないというのでしょう?』
俺『なんていうか、君人間の思考をしないんだよねー』
ティ『王が言います』と少し呆れた様子
俺『失敬な、俺はちゃんと人間の思考も持っている』
ティ『左様ですか。で本題はなんでしょう』と真面目な顔をする。
俺『この国にスパイが紛れている』と聞くとティターニアは驚いた様子だった。
俺『でも、安心しな、誰かもうわかっている。あとは諜報部隊が証拠を集めるだけだよ』
ティ『諜報部隊とは?』
俺『諜報部隊、名をアルドメイン、そしてその隊長は』とティターニアの方を見る。再びキョトン顔をするティターニアを指差し、いう
『君の後ろにいる人かな』




