イデオロギーの名、そして、戦争
殲滅部隊の話を終え、軽い雑談を挟み、場が和んだところで魔王は切り込んだ質問をしてきた。
魔王『なぜ貴様は、その永遠の帝国、覇権国?にこだわるのだ?』俺はそれを冷静に答えた。
俺『やってみたかっただけさ、絶対に、不可能と言われた偉業に』魔王は、静かに聞いていた。
俺『驚かないんだね』
魔王『当たり前だ、これでも、かなりの付き合いだ、お前がなんと言おうが、驚かん』
俺『それなりにていうけど、言うて半年ぞ』
魔王『まぁ、毎週会いにきてるし』
俺『言ったかどうか分からないけど、覇権国てのは必ず滅びるんだ。つまり、永遠の帝国は存在しない。だから俺がその偉業を成し得たいのさ』と笑う
魔王『よは、どんな天才が挑んでも、誰もなし得なかった偉業を達成して、歴史に名を刻みたいでいいのか?』
俺『そうだね』
魔王『ならば、名は決まっているのか?』俺は首を傾げる。その様子を見ては〜と深いため息をついた。そして、『あのなー、思想には名前があるのはわかるよな、つまり、お前の思想も名前がないとおかしいだろ』
俺『あー確かに、でも、思い浮かばねー』と悩む。
俺『割と国の名前とかで決まったりするよね』
魔王『確かこの国の名はアリシエルだったか』
俺『だったら、アリシリズムてなるのかねー、て言うかそれしか思いつかん』
魔王『アリシリズムでいいんじゃないか?』
そこになぜかいる。ラウールが『語呂悪くね』と言われたので俺と魔王は『しばくぞ』といい、ラウールをボコボコにした。
魔王『ふと、気になったんだが、聞いていいか?』
俺『何?』
魔王『なぜ、そんなに軍拡をする。かなり無茶な軍拡をしている気がするが?』
俺『できたら君にもしてほしいんだがね。ついでに言うと、そんなに無茶な軍拡はしてないよ。志願制だし、かなり厳しい訓練させているのは事実だけど』
魔王『そうか、ならアンヘルといい、ラウールといい、なぜ軍を強くする?』この回答は異次元の回答であった。
俺『窮鼠猫を噛む、意味は、追い詰められたら、格上でも噛み付くと言う感じの意味さ。模範回答は知らん。今、他の国々はこの国に、経済制裁を加えて、俺の国を潰そうとしたが、見事に失敗で終わった。そうなった時、他の国々はどうすると思う?』
魔王『質問を質問で返すな』と淡々と微笑みながら言う。俺はそれに同じ様に微笑み返す。
俺『武力行使さ、臨時同盟でも組んで、アリシエル、そして、魔王領に対し宣戦布告するだろう。たとえ、どんな被害が出ても、潰しにくるさ。つまりはこの世界初の世界大戦が勃発する。だから、俺は多少出費は嵩むが、軍の整備をしているのさ』
魔王『なぜ、そんなに我々を目の敵にするんだ?あいつらは』
俺『そう言うのは、正直、歴史的背景とかあるし、俺全然わからんのよなー、だからさガウゼルに聞いたんだよ。このこと言って』
魔王『でなんと言っていた』
俺『最初は、資源目当てだったけど、だんだんと、この国が大きくなって、危機感を感じだそうだ。必死になって隠していた。悪行や不正がバレるんじゃないかってね。結局どこまで行っても、私利私欲、利権の為に潰そうとしてるっぽい。勇者はそれの都合のいい、駒て感じかな』
魔王『なるほどな、勇者もまた、我々が悪だと教えられているのか?』
俺『まぁね、勇者は俺と同じ転移者だ。この世界のことはそんなに知らない。しかも、俺のいた世界では、勇者は魔王と戦う宿命みたいな感じだったから、そこにつけ込まれたて感じじゃない、よく知らないけど』
その後、魔王は娘と会って、帰りました。




