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殲滅部隊

俺は、魔王と一緒に茶を啜っていた。ふうーと一息つき、俺は『で、なんの様?』と不機嫌に聞く。

魔王は『別にいいだろ、娘に会いに来てんだから』とかなりドスの効いた声でいう。

俺『別にいいけど、そんな頻繁に来られたら困るんだよなー』

魔王『あと、お前が何か我が娘にしないかの監視だ』

俺『いや、別俺とあいつは夫婦なんだからいいだろ、あと最近忙しいからできねーし』

そんな意味のわからない会話をしているとノックをされた。それに俺は『入れ』といい、その人物は入ってきた。その人物は雪みたいな肌、右半分が黒左半分が白色の髪を持ち、漆黒の軍服を身につけ、左胸には無数の勲章をつけた男が『失礼します』といい、入ってきた。そいつを見て、魔王は『なぜ、お前がここにいる』と動揺が隠せていなかった。

俺は『どうした?』と聞くと魔王は『こいつは魔族を数名殺して、私に歯向かったとして、国外追放された魔族だ。まさか人間に殺されているか暴れて、私たちに有利に働くと思って国外追放したが、まさかお前の国の幹部として働いているとは』と驚きながらも答えた。

俺は『割とその考えは正しい、そして、いい考えだ』魔王は俺の方を目をまんまるにして、見てくる

俺『優秀なやつ、喧嘩が強いやつを無意味に殺すのは惜しい、ならば、最後にいい様に使ってやろうとするのはいいことだ。死刑囚でも、いないよりはマシだ。そして、こいつみたいに、その両方を持つものは尚更だ。事実こいつは俺の所に来るまではかなり人間を殺し、かなり被害を与えていたらしい』

魔王『されたからとなんの関係が、あとなんで別人みたいになっている』

俺は『今から説明するからまちんさい』そして、語り出すこいつとの出会いを

俺『こいつは急激に成長したこの国を狙って、俺に挑んできた。その時のこいつはかなり荒れていた。こいつを捕えるためにかなりの兵が戦ったが返り討ちにされた。そして、俺自身が戦った。結果は俺の圧勝、こいつを一方的にボコっただったそんだけの話』

魔王『それでなんで、お前の部下になっているんだ。この大罪人アンヘルが』

アンヘル『俺の心がズタボロになり、かなり被害を出したのにも関わらず気に入ったという理由で救ってくれた恩から部下になりました。あーあと未だなお玉座は狙ってます。ただ力で奪えないから実績で奪おうとしてるだけです。できる気しないけど』

魔王は『そうか』とだけいい茶のおかわりをする。

アンヘル『報告します。前に宮殿に入り、王の命を狙った奴らの殲滅が完了いたしました』

俺『珍しいね、君がこんなにも時間をかけるなんて』

アンヘル『敵に隠密に長けた者がいたので、かなり見つけ出すのが、しかし、見つけたらあとは1日で終わりました』

俺『で隠密に長けたやつは殺したのか?』

アンヘル『いいえ、どうせあなたのことですから、部下にしたいというでしょうから、今は牢に入れてます。あとでご自身で見に行ってください』

魔王『聞きそびれていたが、こいつは何をしているんだ』その質問に俺は答えた。

『残党、盗賊など、例外を除き、生かす価値のないものを文字通り殲滅することを任務とした殺し屋集団。全員が武勇もとい殺しに長けており、精鋭中の精鋭部隊、名を殲滅部隊(バクトリア)。そして、こいつはその隊長を務める存在さ』と

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