不況
どうにかこうにか、あの国を懲らしめないとな。と考えていると勇者達がゾロゾロと来て私にとあることを聞いていた。
勇者の一人『あの彼の国はどんな国なのでしょう?』
王『なぜそれを聞くのかな?』
勇者の一人『いや、大した理由はなくて、ただ来夢がかなり激怒してて、それで』
王『興味を持ったと』
勇者の一人『はい』と頷く
王『数年前まで、独裁国家、類を見ない重税、バカな指導者とダメな国の全てを煮詰めたような国とは思えぬほどだった1〜2年で大国にまでのし上がった強国だ』と彼らには言った。彼らは『そうですか』とだけ言ったので私は更に続けた。『ただし、今の指導者は頭はキレるが独裁者であることは変わらない。魔王と手を組み世界征服を企てるまさしく悪の帝国だ。だからこそ、何かしらの策を講じ、制裁したいのじゃがその案が思いつかんのじゃ』すると勇者が『だったら』といい、とても良い案を出してくれた。
アリシエル国内
ガウゼル『まさか、輸出品の規制してくるとは』と声を震わせながらいう。
マグレシア『この国は、資源が乏しいとはいいませんが、東西に長いですのでさほど資源状況は良いとは言えません。特に地理的に我らは北側ですので、作物類はちょっとて感じですね』
ゴンドラスト『こうなったら、戦争しかねーだろ』
俺『ちょっとまでゴンド、早計すぎるぞ』
フルド『そうです。このまま戦争をすれば、負けるとはいいませんが、苦戦は自明です。戦争をするにもまずこの状況を打開してからでは』
俺『やることは決まってるから、そんなに会議する必要性ないけどね』というと見ながら驚いていた。
そこで『ティターニア、話してやれ』というとティターニアが席から立ち上がり、説明を始めた。
ティタ『まずこの件の問題として、先ほどマグレシア殿が話した通り、資源不足になるということです。特に食料不足は確実に起こるでしょう。しかし、知っての通り食べる行為は生きていく上で必要なもの、早急に対処しなければならせん。そこで役に立つのが魔王領です。魔王領は肥沃で広大な土地を保有している国です。その風土柄を利用し、我々が作れぬ作物を作ってもらえば良いと思います。それを輸入する。多少出費はかさみますが、それに関しては仕方がないと割り切るしかないでしょう』
ゴンドラスト『これならなんとかなるな』と腕組みをするそいつに俺は『だから、早計すぎだ』と言い放った。ティターニア以外は疑問符を浮かんでいた。
俺『その間、物価が高騰するだろう』というとガウゼルとマグレシアはわかった様子だった。他の奴らはわかっていない様子にティターニアが『物価高騰には2パターンの理由があります。一つは関係ないので説明は省きます。気になった人は自分で調べてください。今回関係あるのが原材料などが何かしら理由で高くなります。制作コスト、入手コストが高くなることによるものです』
わかってない連中『は?』ティターニアはため息をつき『我が国は資本主義です。企業は利益を出さねばなりません。その観点で値上げしてしまうというのが理由です。そうなってしまうと、国民はかなり困窮した生活を送ることになります。そうなった時経済は低迷もしくは後退してしまいます』
ゴンド『何が悪いんだ?』
一同『は?』と皆が睨みつける
ゴンド『いや、悪いことだとは理解しているがいかんせん、どうゆうところがとは理解してないんだよ』と焦った感じでいう。
俺『何をするにも金が必要だ。その時に肝心なのが経済だ。経済が良くないと、国防も何もできない』
というとゴンドは頷いた。
俺『つまり値上げが収まるまでは、困窮を感じさせなければいい、つまり、減税だ。不景気には減税、好景気には増税。これ常識』
ラウール『なんで好景気の時に増税するですか』
俺『世界恐慌が起こるから!』と言った




