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まるでゲームみたいな世界で、僕は鳴いた  作者: 得体のしれない世界の真実に気づいていきたい
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まだ開かない扉

なんか書く気がわいてきたので登校します。


あ、ちなみに自分今年から大学生なんですけど、授業なくなっちゃったんで時間有り余っています。ハイ。

扉に変化は見られない




少しの時間だったか、冷たい床に座り込んで考えていた。

よくよく思えばこの部屋は温度管理もしっかりしているらしい、床はひんやりとするが寒い訳ではない。空気が乾いていて喉が痛むなんてこともないようだ。

空調管理の機器はおろか、扉以外の穴もないというのに。


壁も床も丹念に調べつくし、天井も跳ねればなんとか届くので何度も跳ねて触りつくした。そしてその時になって気づいたが、この部屋は音が吸収されているらしい。靴下でジャンプしていたが、それでも音は出る。しかしそれが一向に響く気配がないのだ。


「誘拐って線はもうないな」

もう一人で考えられるようなことは考えつくした。結論として最早人の手で作れる限界を超えている。ナニモノかがこの部屋を(つく)ったのだろう。そう考えるしかなかった。そう考えることでしか自意識を保てなかった。


多分もう半日は経過している。時計が動いていないことにもさっき気が付いた。しかしこれまたおかしなことに腹が減らない。実際には時間は動いていないんじゃないかという妄想まで浮かんでくる。でも自分の体を動かして色々調べたのだ。時間が経っていない訳がない。それに考えるのにだって時間が必要だ。相当考えを巡らせている。時間が経っていないハズがない。大体今座っている床だって長い間居座っていたからかほんのり暖かいんだ。自分しか時間が動いていないなんてこともない。ダカラ、ジカンガタッテイナイナンテ、アリエナイ。


アリエナイ。





アリエナイ。










アリエナイ。




















アリエナイ。ダカらこれは、ユメだ。

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