第2話 謎
目の前にあったドアを開けて入り、閉めて、ジャンプし、ドアノブに乗りさらにジャンプすると目の前に棒があったのでつかんだ。ハシゴのようで上に続いている。
「ふぃー、助かった~。なんかふつーに入るとヤバい気がしたんだよねー」
ハスケで培った?勘が働き、それに従ったのだが、それは正しかったようだ。
下を見ると犬?狼?のようなやつが10何匹はいた
「うわー、あれ、絶対人食うヤツじゃん」
どうやら狼っぽいやつは跳ぶことは出来ないらしく、下で吠えまくっている
うるさいなー、と思いながらハシゴを上ると公園にあるうんていのように等間隔で並ぶ棒が見えた。先は相変わらず真っ暗だが進むしかない。だって降りたら狼に食われるし。
「う~ん、女はど根性!!」
現役のとき所属していたチームの合言葉。女は愛嬌な訳がないと監督がいっててよく言わされたなー。よし、いまはただ進むのだ!
うんていの要領で進んでいるとふと気づく
「あれ、腕が全然疲れてない。そういえば、さっきもめっちや走ったのに息切れ一つなかった。というか86歳であんな速く走れないよ」
鏡はないし、真っ暗だから見ることは出来ないけど本当、自分の姿は見えないのになんでこの棒とか化け物、あとドアとかは見えるんだろう?
よくわからないことだらけだなー、と考えながら進んでいるとなんかいる
「えっ、蜘蛛じゃん!?めっちやデカっ!?!?」
驚きのあまり叫ぶと蜘蛛がピクッと反応する
「あっ、やば。これ、もしかして起こしちゃった感じですか」
キシャァーと、鳴きながら蜘蛛が動き出した