001-2
ちょっと長め
ーーー暗い部屋ーーー
気が付くと暗い部屋にいた。
さっきまでは自分の家にいたはずだった。
しかし目を開けば全く見覚えのない場所にいた。
目の前には数人の人がおりこっちを全員が見ている。全体的に暗い部屋で床がなぜか眩い光を放っている。
眩い光で円状に線が引かれている。
最後の記憶を辿ろうとすると大きな揺れがありコレクションを飾っていた箱が自分の方に倒れこんだことを思い出す。
しかし現状の説明がつかない。なぜ暗い部屋にいるのか、地震で怪我したのなら病院にいるはずだ。ここはどこなんだ?
そう考えこんでると目の前にいた数人の人が話しかけてくる...が
「keoirkeohuaksa?」
「mairtuawtaokkeonraoiddeawraok」
「soourdeamnoas」
....全く分からない。どこの言語だ?
「saiski,nwaanninmnoai」
「なntitkeatmaantoikgaa?」
....なにか今微かに聞き取れたような
「suoかmsoiなiな」
「ktotkeommuaddaeaysaiか」
「いmnioないgsieいgaakheudeatrao?」
「suoだtntaa」
「なんて報告するか」
「普通にあの書物の記事はデマだったと書くべきだろう」
....だんだん聞き取れるようになってきてたと思ったら急にクリアになったな
『スキル「言語理解」を取得しました』
....何だいまの!?脳内に直接響くような声が聞こえた!スキルってなんだ!
いやな予感がするがここは地球じゃないのか?ちょっと前によく分からないレベルではやってた異世界転移ってやつか?まずいな...そういった類の話には詳しくないんだ
まてよ?後輩がよくそういった話をしてくれてたはずだ。思い出せ俺!
~~~回想~~~
「ぱいせーん、今日暇っすかー?」
「一昨日発売したこの小説界に行こうと思ってるんですけど、パイセンもどうです?」
「さっすがパイセン!興味ないのについてきてくれるなんて!」
「え?この小説っすか?」
「これは異世界転移の話っすね!普通に日本で暮らしてた人が事故や異世界側の召喚魔法によって他の世界に移ってしまう話っす!」
「召喚かそうじゃないかでは話が全然違いましてですね、主人公は自分が転生した立場に気が付いたらまずステータスを確認するんっすよ!それで持ってる能力でどう生き抜くか思案して異世界で生活するんすよ。たまにステータス確認できない話もあるんすけどね」
ステータスか...確認できるといいな。
ステータスの確認は言うか念じる...だったはず
っと念じたら目の前に何か出てきたな
■ ■ ■ ■ ■
名前:なし
性別:女【男】
状態:奴属、衰弱、骨折【正常】
年齢:8【27】
レベル:4【1】
スキル
なし(なし)【鑑定lv1、言語理解lv1】
レアスキル
健康体lv8(屈強魂lv4)【計算力lv9】
エクストラスキル
なし(賢者の隠蔽技術lv15、カオスブラッドlv2)【二魂の肉体、回答者lv1】
称号
耐え抜いた者、二人で一人、超越者
■ ■ ■ ■ ■
なんだこれ?.......なんだこれ?
色々とおかしくないか?え?俺8歳の女の子なの?(錯乱)
【】の中身が俺のステータスってことか?
【】の外は誰のだ?そして()はなんだ?
===スキル「回答者」の能力が発動されます===
---【】内が地球で過ごしたものの魂。【】外がこの世界で暮らしていた少女の魂。()内がこの世界で暮らしていた少女のスキル「賢者の隠蔽技術」によって他人が見ることができないスキル。
また頭に声が!だがそんなことよりもなぜ二人分のステータスが表示されてるのかが解決してない!
---現在地球で過ごしたものの魂がこの世界で暮らしていた少女の肉体に入り込んでます。一体化するため現在は体はどちらの魂にも動かす権限がありません。
よくわからんがわかった!つまりしばらく寝てればいいんだな!
---.......。
---.......。
---.......そうですね
間が長かった。回答者だかの回答もなんだか呆れてるようだった。
まあなんにせよ今体が動かないなら仕方ない。寝て時間を過ごすしかない。
寝て起きたら夢から覚めるかもしれないしな!
レベルの表記の無いのは仕様
ってことに現状しとく




