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第三帝国の興亡  作者: シュトレーゼマン
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1936年8月1日 ベルリンオリンピアシュタディオン(Olympiastadion Berlin)

目の前に広がる10万もの群衆。

彼らのあげる歓声は、この競技場を満たしている。

彼らは一様に右手を斜めに上げ、私への忠誠を誓っている。

正にこれこそ私の権力の大きさを物語っているであろう。

フランス皇帝ナポレオン、ローマの指導者カエサル、いや、古代マケドニアの大英雄アレクサンドロスですら、短期間で私のような偉業を成し遂げることは不可能ではなかろうか?

しかし、現に私はこの国の権力をものの数年で抑え、今ここに立っている。

このオリンピックは、過去のオリンピックなどとは比べ物にならない規模であろう。史上最大だ。

素晴らしい!今やこの国、いやこの世界は私のものではないかと錯覚してしまうほどだ…!


「総統、もうすぐ開会宣言のお時間です。演壇の方へお上り下さい」

秘書のシュレーダーが言う。

もうそんな時間か、私の演説を群衆に聞かせ、世界に私の権力を見せつけねばなるまい。

ドイツ国民が私の演説を心待ちにしているのだ。

期待に応えずして、何が総統か?

「分かった、すぐに向かおう」

そう言ってゆっくりと椅子から立ち上がり、ドイツ国総統、アドルフ・ヒトラーは演壇へと登っていった。

第1回目の投稿でございます。

稚拙な文に最後まで付き合って頂き、本当にありがとうございました。

物書き初心者ですので、まだ文章がいろいろおかしく、短いです。お許し下さい。

今回はプロローグということで、ヒトラーの権力掌握直後のベルリンオリンピックを描いております。

次回は第一次世界大戦頃から描こうと思いますので、宜しくお願い致します。

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