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開戦前夜と戯れて897

富士山で。


「ママ、私も連れって」


と言う妻の心の涙声を我は聞いて。


我は、慈母の代わりに妻の命を守り抜く事を銀嶺富士に誓ったのでありんすが。


諸兄よどう思う?お笑い草か?


ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ(^.^)(^-^)(^-^)/(^-^)/(^-^)/(^-^)/(^-^)/(^-^)(^-^)/(^-^)/(^-^)

薔薇の刺繍を象った小瓶に入った慈母の指の遺骨は。


紺碧の空に抱かれた銀嶺富士山を指差して。


我が妻に。


「有難う」


と言って囁くように紺碧の空を象る雲たなびく可憐な慈母の声のように聞こえて。


その紺碧の空に抱かれて佇む富士山を眩しく映している遺骨の入った小瓶に。


我が妻は。


静かに。


「ママ、富士山綺麗ね、良かったね」


と囁くように言い。


我は涙を堪え、その可憐で、つましい光景に。


身を焼く切なさ、はかなさを感じとり。


そのはかなさの心の囁く内に。


「ママ、私も連れて行って」


と囁く心の声を聞き。


我は、妻を失いたくない切なる思いに。


そのはかない哀しみを、たなびく富士を抱く心白き雲間に涙を乗せて。


銀嶺富士の偉容に託し。


「お袋、喜んでいるのが聞こえるよな」


と妻に伝えると。


妻の母を慈しむ可憐な涙が、薔薇の刺繍象る小瓶に入り、慈母を慈しむ水面の富士に。


はかなく溶けて行くのを感じ見て。


我は再度涙を堪え。


「良かったな、こんなに晴れて」


と言って。


慈母の代わりに我は妻の命を守り抜く事を。


銀嶺富士に力強く誓ったのでありんすが、諸兄よどう思う?


お笑い草か?


ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ(^.^)(^-^)(^.^)(^_^)(^.^)(^-^)(^_^)(^-^)(^.^)(^-^)(^.^)










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