開戦前夜と戯れて819
あちきは言ったのであリンスね。
「ど言うか、俺が自分の飲んでいる精神病の薬を見せる代わりに、それで心開いた彼女が俺に自分の描いた絵を見せてくれたのだよね。たかさん」
と言ったのであリンスが、諸兄よどう思う?お笑い草か?ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ(^_^)(^.^)(^-^)(^.^)(^_^)(^.^)(^-^)/(^_^)(^_^)(^-^)(^.^)(^_^)(^-^)/(^-^)/(^_^)(^_^)(^-^)
たかさん曰く。
「それに加えて絵を描くのが、彼女の生きる処方薬、処方箋となっているとも言っていましたよね。それはどうなのですか?」
あちきは答えたのであリンスね。
「彼女は漫画家になりたかったらしいのだけれども、それは既に諦めていて、それでも絵を描くのが非常に好きらしく、俺は君は絵を描く事が生きる処方箋、処方薬になっているじゃないかと言ったのだよね。たかさん」
たかさん曰く。
「それで、どうですか、貴方は彼女の絵を見たのですか?」
あちきは頷き答えたのであリンスね。
「ああ、見せて貰ったよ。と言うか…」
たかさん曰く。
「と言うか、何ですか?」
あちきは自嘲気味に苦笑いして言ったのであリンスね。
「俺が自分の飲んでいる精神病の薬を見せる代わりに、それで心を開いた彼女が俺に自分の描いた絵を見せてくれたのだよね。たかさん」
たかさん曰く。
「成る程。それで彼女の絵はどうでした?」
あちきは答えたのであリンスね。
「俺は絵の事には余り造詣は深くはないのだけれども、彼女の描いた絵はタッチが柔らかく、抽象画とかも描いた、鍛え込まれた感性の、そこはかとない悲哀が漂う深い感じの絵で、漫画と言うよりは本格的な絵画と言う感じだったのだよね。たかさん」
たかさん曰く。
「ネット上に描かれた所謂ネット画を見せて貰ったのですか?」
あちきは答えたのであリンスね。
「そうだね。それで彼女俺には連絡先や実名は教えてくれなかったのだけれども、実はネット上でかなり評価を頂いているネット画家さんらしくて、それが生きる処方箋、自信には繋がっているのだけれども、矛盾して病気が祟り、死にたい死にたいと繰り返しているのだよね。まあ、その死にたい病は俺には十分気持ちが分かり、身につまされるのだけれどもね」
たかさん曰く。
「そうですか、それでは貴方が教わったひなと言う仮名でネット上にその女史の絵画は出展されているのですかね?」
あちきは答えたのであリンスね。
「そうだね、個展とか言う言葉も聞いたからね。たかさん」