開戦前夜と戯れて628
たかさん曰く。
「それさえも何ですか?」
アチきは言ったのでありんすね。
「自然神というか自然災害の苛烈無比な復讐は人類に宇宙移民の余力を残すかどうか疑問符が残るのだよね、たかさん」
アチきは言ったのでありんすね。
「これから自業自得の自然災害との未曾有の戦いが眼前に待ち受けている今、貪欲強欲差別偏見贅沢三昧奨励構造システムによる戦争、人柱を立てての貪欲贅沢三昧、エゴイスティクな私利私欲など追っていたら、それこそ共倒れ、滅亡が待ち受けているだけだから、戦争概念の失せた統一国家で、人種を越えて未曾有の自然災害との戦いを、互いに助け合い、支え合わなければ、人類という種自体が壊滅、滅亡してしまうのだよね、たかさん」
たかさん曰く。
「そうですね。神の怒りというか、自然災害には貪欲強欲差別偏見贅沢三昧奨励構造システムに則る戦争仕掛けても無駄、勝ち目は全くありませんからね」
アチきは言ったのでありんすね。
「種の存亡を懸けた、博愛精神の戦いに負ければ、残った人類は勇躍宇宙移民になるしかなく、しかし、それさえも…」
たかさん曰く。
「それさえも何ですか?」
アチきは言ったのでありんすね。
「自然神というか、自然災害の苛烈無比な復讐は人類に宇宙移民の余力を残すかどうか、その点に疑問符が残るのだよね、たかさん」