開戦前夜と戯れて398
アチきは言ったのでありんすね。
「阿鼻叫喚、地獄絵図の戦場で同士討ちをした人間と全く同じ人間型ロボットが突然変異を起こして、感情を持ち、熱い涙を流して、驕り高ぶり、ずる賢く代理戦争をさせている人間に反旗を翻す時が、真の意味での大戦の時だと思うんだよね┅」
と言ったのでありんスガ、諸兄よどう思う?お笑い草か?ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ(ToT)(;>_<;)(ToT)(;>_<;)(ToT)(;>_<;)
アチきは彼女に向かって言ったのでありんすね。
「中東地域やウクライナ地域では、暴走車が傍若無人に何千台も走り回り、出会い頭の事故が起きて必ず死人が出て、それが沈静化せず、混沌混乱状態となっていると考えれば、いいと思うんだ」
彼女曰く。
「そんなの正に地獄絵図じゃない┅」
アチきは言ったのでありんすね。
「兵士達の感覚感情は完全に麻痺していて、まるで無機質な殺戮マシーンのように、敵を殺しまくり、混乱しているので同士討ちも当たり前で、その時初めて感情に目覚め、熱い涙を流して、その熱い涙が又敵に対する殺意を高め、そんな地獄絵図が展開しているのが戦場なのだと思うのだけれども┅」
彼女が尋ねて来たのでありんすね。
「だけれども、何?」
アチきは答えたのでありんすね。
「そんな阿鼻叫喚の地獄絵図の泥沼戦争に人間は人工知能を有したロボット兵士を投入しようとしているのだけれども、ロボットも全く人間と同じになれば、ロボットは偽物の人間ではなくなり、魂を宿した本当の人間そのものになって、仲間同士の同士討ちに熱い涙を流して、殺意を増大させて、やがてその殺意はずる賢く代理戦争を命じている人間そのものに向けらると思うんだよね┅」
彼女曰く。
「偽物の人間型ロボットも人間と全く同じならば、正に人間であり、その人間が、自分達に代理戦争をさせているずる賢い人間に反旗を翻すという事?」
アチきは頷き答えたのでありんすね。
「突然変異という言葉がある限り、我々人間も宇宙規模の人工知能を宿したロボットのカテゴリーであるという推論も成り立ち、そのロボットでは無いという自覚を有していない人間が、自覚を持たないままに自分達と全く同型の物理的に頑丈で力強いロボット兵士を作り出す、その突然変異の時が予測よりも早く到来すると思うんだよね┅」
彼女曰く。
「突然変異で魂を宿したロボット兵士がずる賢く代理戦争をさせている人間に、反旗を翻して、自分達を作り出した人間に怨念を以て復讐するというのは、まるでSF映画、ファンタジーの世界じゃない┅」
アチきは首を振り答えたのでありんすね。
「昆虫型のロボットを使って要人を暗殺出来る段階まで来ているし、だから真の意味での大戦の引き金を引くのは人間と全く同じ、より強靭な人間型ロボット同士の突然変異的なコア=魂の核爆発だと思うのだよね┅」