開戦前夜と戯れて360
アチきはたかさんに向かって言ったのでありんすね。
「正に泥沼戦争=火種か。沼からは火が出ない筈なのに混沌混乱困ったものだよな、たかさん?」
たかさん答えて曰く。
「困ったものどころじゃないでしょう。一触即発、第三次世界大戦の火種になっているのだから」
アチきは尋ねたのでありんすね。
「常任理事国というか、大国はどうなの、テロの標的になって多数の死者を出しているし、こぞって対テロ戦争を継続している形なの、たかさん?」
たかさん曰く。
「表面上は対テロの旗頭の本に紛争地域に軍を派遣していますがね┅」
アチきは尋ねたのでありんすね。
「言葉濁さないで、はっきりと言ってよ、たかさん?」
たかさん曰く。
「だから正義、テロの捉え方、意味合いが大国でも真逆に食い違えば、ウクライナ問題のように敵対している大国同士もありますよね」
アチきは言ったのでありんすね。
「露対英仏の構図か┅」
たかさん曰く。
「そうですね。その辺りの対立は謂わば正義対正義、テロ対テロ(笑)の典型的な例でしょうね」
アチきは息をつき言ったのでありんすね。
「どちらにも正義の大義名分があり、どちらも対立国をテロ組織加担国呼ばわりしているわけか┅」
たかさん曰く。
「そうですね、そこにイスラム過激派や、他のテロ組織もどき(笑)が隠然と絡み、掴み所がない位複雑怪奇になっているから、目を離せない火種になっているのですよ」
アチきは言ったのでありんすね。
「正に泥沼戦争=火種か。沼から火は出ない筈なのに、混沌混乱当たり前で困ったものだよな、たかさん」
たかさん曰く。
「困ったものどころじゃないでしょう。一触即発、第三次世界大戦の火種なのだから」