開戦前夜と戯れて343
戦災孤児の母の日。
僕は泣かないように、唇を噛み締めている。
本日母の日なのでありンスガ、戦災孤児とアチきの境涯(笑)を重ね合わせて(笑)ポエム調の拙著を著すのでありんすね(^-^)/
戦災孤児の紙飛行機が円く撃墜された痛みが僕に言った。
「お前は親にも縁がなく、兄弟にも縁がない可哀想な子じゃ┅」
祖母の言葉が戦災に核爆発して、僕の悲しみになる。
「可哀想な子じゃ、可哀想な子じゃ、可哀想な子じゃ┅」
その言葉を無に帰す為に僕はひたすら唇を噛み締める。
「可哀想な子なんかじゃない!」
と心の中で僕が叫んでも。
核爆発した影の白い街並みは何も変わらず。
僕はそれを踏まえて「可哀想な子じゃ┅」の言辞を噛み締める。
戦災孤児?
どんなに幸せであろうとも、僕は戦災孤児なのだ。
母の日。
イスラムの戦災孤児が泣く声が聞こえる。
「可哀想な子じゃ┅」
「可哀想な子じゃ┅」
その言辞を噛み締める僕の悲しみが、そのまま涙になって行く。
戦災孤児の悲しみと、僕の悲しみは同一であり、僕は涙を噛み締めて、涙を流さないようにするのだが、涙が止まらない。
戦災孤児の母の日。
僕は泣かないように、唇を噛み締めている。
その噛み締めた唇から涙が流れて行くのを僕は止められない、どうしても止められない┅。