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開戦前夜と戯れて307

たかさん曰く。


「戦争する、差別偏見するのは貪欲強欲な人間の本能ならば、戦争も差別偏見蔑視も、絶対になくなりませんよ。絶対にね」


アチきは答えたのでありんすね。


「実存主義的に言えば、全ての事象は選択の問題であり、戦争する、しないも、差別偏見する、しないも、全ては心の選択の問題であり、戦争する、差別するは人間の本能なんかじゃ、けして無いと思うよ。戦争、差別するのが人間の本能というのは単なる膠着した洗脳部分に過ぎず、人間には素晴らしい博愛精神だってあるじゃないか、たかさん」


とアチきは言ったのでありんスガ、諸兄よどう思う?お笑い草か?ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ(^-^)/(^-^)(^-^)/(^-^)(^-^)/

アチきは言ったのでありんすね。


「人間は利害の不一致から、戦争する事はしても、戦争を廃絶する事はしないように(笑)、差別偏見蔑視構造意識システムを温存利用する事はしても、これをけして廃絶する事はしない。ならば戦争しない戦争廃絶概念から遠ざかり、差別偏見蔑視構造意識を無くす事からも益々遠ざかり、やがてそれぞれの二元論的概念が欠如して(笑)戦争する、差別偏見蔑視構造意識システムだけしかない一元論的事象だけが残り(笑)ひたすら戦争し、差別偏見蔑視して、略奪、殺戮、暴行するだけの必然的な事象概念破綻消失を招き、破滅してしまうじゃないか、たかさん?」


たかさん曰く、


「戦争止めるのも、差別偏見蔑視構造意識をなくすのも、貪欲強欲で性悪悪辣な人類存在には現実問題無理でしょう。自分はそう思いますよ」


アチきは言ったのでありんすね。


「人間は性悪貪欲強欲悪辣な存在だと誰が決めたの、そんなのは膠着した洗脳部分、思い込みであり、人間には人命を投げ打って人を助ける博愛精神だってあるじゃないか」


たかさんが尋ねて来たのでありんすね。


「例えば?」


アチきは答えたのでありんすね。


「以前取材したのだけれども、アフリカでエボラが流行って死者が多数出ていた折り、知り合った看護師がアフリカに行き、国境を越えた医師団と合流して、エボラ患者を救いたいと言っていたよ。偉いよね」


たかさん曰く。


「そんなのはあくまでも個人単位のごく一部の博愛精神でしょう。人類の殆どが真逆に博愛精神など一かけらもなく、性悪悪辣で、貪欲で強欲で戦争大好き、差別偏見蔑視大好き人間なのだから、そんなの甘ちょろい見解ですよ。自分はそう思いますね。絶対に」


アチきは答えたのでありんすね。


「そうかな、その看護師にも性悪貪欲強欲煩悩は有ったけれども、あの女性は己の中心命題たる患者救命を選択したのだよ。だから全ては信条信念にもとずいた選択だと俺は思うよ、たかさん」


たかさん曰く。


「違いますね。現実問題、戦争も差別偏見も謂わばカルマの法則に則った必然、人類の心の問題の本能ならば、選択の余地など絶対にありませんね。絶対に無理です」


アチきは答えたのでありんすね。


「実存主義的に言えば、あらゆる事象は選択にしか過ぎず、理不尽な貪欲強欲に基づく差別偏見蔑視構造意識システムがなくなれば、戦争もなくなり、差別偏見構造意識システムがなくなれば、心の美を獲得して博愛精神が人類の精神性の柱になり、恒久的な博愛精神溢れる平和な世界になると、俺は思うよ、たかさん」

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