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99 新たなる戦争~決められた奇襲、パールハーバ~

コキュ王国軍が、国境にあるマジノ要塞に攻撃を仕掛ける前に、戦争を始めますの宣言前に、コキュ王国軍の艦艇はロマニャー国の海域のギリギリのところで、ロマニャー国から購入した四隻の航空母艦から艦爆、艦雷を、ロマニャー海軍パールハーバ基地へ向けて、順次発艦させ、空は編隊を組んだ護衛機、艦爆、艦雷が空を覆った。


「ロマニャーの兵器で、ロマニャーを攻撃するとはな。思わなかったぜ。『野郎ども!狙うは、主力艦を狙え!』」


『隊長。作戦では、空母を最優先で叩けとの命令でしたが、本当に空母なんて…』


『全機、私はこの艦隊を指揮するアーノレド・アサムという。貴君らのすることは一つ!空母の轟沈を最優先してくれ。あとは、作戦通りとする。これ以降無線使用は禁ずる。』


艦隊指揮官からの作戦確認が、空母を最優先ということを目標に、コキュ航空隊は、海軍基地へと機首向けて飛んでいった。


その頃、パールハーバ海軍・航空基地及び陸軍航空基地では、飛行場に旧式の戦闘機の配置や隠蔽工作、ジェット機の発進準備、対空火器の残弾配置などが行われていた。


「戦闘機の発信準備を急がせろ!空中給油機、空中警戒機の発進も急げぇ!」


『補助機部隊準備ok。管制指示を。』


『こちら、管制。補助機部隊へ。A滑走路の使用を許可する。』


『コルセア部隊準備ok。管制、A滑走路は行けるか?』


『こちら、管制。コルセア部隊へ。A滑走路は2分後ok。』


『イーグルス部隊準備ok。管制、滑走路ok?』


『こちら、管制。イーグルス部隊へ。B滑走路からの発進を許可する。』


海軍航空隊が滑走路を発進して、上空に上がり編隊を組むと、そのまま西へ飛び立っていった。

海軍航空隊が飛行場から発進すると、陸軍航空基地の飛行場から、戦闘機が上空に上がり高度約6000m付近にて上空待機していた。

空軍所属の航空隊は全て出払っていたため、数の少ない陸上海軍航空隊で敵艦隊へ攻撃、陸軍航空隊にて基地防衛及び敵艦隊への攻撃を任されたのであった。


第一段階の行動作戦が終わる頃、コキュ王国航空隊の大編隊がパールハーバを急襲してきた。


『敵機発見!機銃発射!』


コキュ王国航空隊の第一波制圧部隊による地上射撃で、旧式の航空機を爆破、炎上させていった。

制圧部隊による攻撃を受けていたとき、停泊していた戦艦群に向けて魚雷を放つための雷撃機による魚雷攻撃が行われようとしていた。


『弾装開け!魚雷準備!』


『魚雷修正終了!いつでもどうぞ!』


『投下!』


操縦者が投下レバーを後方に引っ張ると腹に抱えていた魚雷が、腹から飛び出てて水中を走って戦艦ネバタを左舷から三発の魚雷攻撃の一本目、二本目が機関室、武器庫に衝突し、魚雷の弾の信管の着火により魚雷の弾頭が爆破し大破沈没。

駆逐艦トーマスの右舷浸水により傾いていた。

駆逐艦トーマスに続きアトランタ、カインが炎上及び傾きが凄まじかった。

被害はコキュ王国航空隊にもおびただしいほどの被害を出していた。


「対空射撃急げ!」


対空火器により、水面下を走っていた雷撃機の大半は魚雷を放つ前に木っ端微塵に、生き残った雷撃機も上昇するも艦砲による攻撃で木っ端微塵に、急降下機も戦果をあげるも上昇するときに対空火器の20mm弾がコックピットに当たりパイロットは死亡などが続き、帰投した機数は2000の内1500機が未帰還となった。


「戦果は!」


「は!戦艦20、重巡17、軽巡13、駆逐艦18、小型艇多数。軍事目標は全て破壊です。」


「パールハーバにいた艦艇数は?」


「は!戦艦22、重巡20、軽巡15、駆逐艦28です。」


「戦略的勝利か…航空機の大半を失ったことも痛い…だが、戦争は始まった。通信参謀、『全作戦地域にて戦闘開始!』」


「は!」


コキュ王国海軍機動艦隊所属航空隊は半分以上を失ったことで、補充されるまで偵察などの小さな任務しかつけなくなり、コキュ王国第一海軍機動艦隊は内地へと戻り、航空機、パイロットの補充で忙しくなり、海軍からの全作戦地域にて戦闘開始!の命令と合図により、陸軍は、マジノ要塞へと第二次攻撃を仕掛けてきたのであった。

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