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96 皇帝死ス ~ロマニャー=コキュ不可侵条約~

来週の火、木を投稿予定にしていますが、木曜日は用事であげれるか分かりません。

木曜日が無理なら前後の曜日か次の週である月水金のどれかの曜日で連続投稿します。


先代コキュ国王第10代アベラース・コキュの葬儀が終わると、大統領としての仕事をするために、コキュ王太子と会談をして、次の課題に対して話し合った。

国王になるための後ろ楯として、ロマニャー国が付くこと、国内を混乱無く納めること、相互不可侵条約の締結についての会談をすると、不可侵条約だけを発表すると、国王陛下と一緒に輸送機で帰還した。


「総員搭乗!点呼!」


「全員揃っています!」


「よし!操縦者さん全員揃いました!」


「では、発進します!シートベルトをお願いします。」


全員がシートベルトすると、輸送機はゆっくりと速度を上げて離陸した。

そして、護衛のために飛んできたFJ2ジェット戦闘機が、輸送機の後ろをひとまわりすると、横に綺麗に付いた。


「遼一、不可侵を結んだそうだが、君の調べた情報では戦争になるかも知れないとあったが、それは無くなったのか?」


「いえ、恐らくコキュ王国は不可侵を破り攻めてくるでしょう。陛下なので、わざと国境にいる軍の数を減らします。」


「そうか、戦争はするのか…。領土は拡張しているが、内政が追い付いていないのではないのか?」


「行政に関して、法務省と大統領府などの中央省庁で管理しているので、大丈夫です。」


「そ、そうか。」


「そろそろ、領空に入りますよ。」


領空に入り王都近郊の空港に降り立ち、記者団と話をして成果は次の記者会見で話すと言って空港を後にした。

空港で陛下と別れた後、大統領府に戻ると、秘書官から貰った中に身の覚えが無い書類があった。


「なんだ、これは…」


書類の封を挙げて中身を確認すると、大統領、国王陛下暗殺計画書と書いてあった。

計画書を読むと、最後のサインに中央省庁に勤める役人や大臣の側近が円のように名前を連ねていた。


「これは、公安の出動だな。しかし、江戸の一揆じゃないんだからリーダーをわからならいように、するんじゃねぇよ。たく…私だ、公安に繋いでくれ。」


自らの携帯で電話を公安の秘書に電話すると、長官が電話に出た。


「あれ?長官じゃん?どうした?秘書官の電話にかけたはずだけど?まぁ今は良いわ、用件だけ言う、今から名を挙げるやつを逮捕しろ。罪状は国家反逆罪と暗殺未遂だ。」


「は、は!」


こうして、中央省庁に勤める役人、大臣側近が、国家安全公共治安維持庁(通称公安)による大規模な逮捕が、新聞に載せられ、大臣の大半が辞職または逮捕され、大統領府は機能停止に陥った。


「……情報省は無能か?」


「大統領閣下すみません!私には、情報大臣は無理です。私の代わりに、クリントン元諜報局長を任命してください。」


「クリントン?そんな、局長いたか?」


「今は、名前が変わったのでクリントンですが、前の名前はラインハルト・フリッツです。」


「フリッツ君か…あぁ!身分詐称で捕まった長官か…司法取引受けたんだ。法務省め報告してこなかったな!後で、仕事増やしてやろ…。まぁ、わかった。君の後任はフリッツ君だ。フリッツ君は今どこに?」


「は!M通りでマフィア化しています。」


「いやいや!ヤバイじゃん!あれだけ大臣とか逮捕されたのに、もっとヤバイ奴入れれねぇよ!ファカ!…すまん、取り乱した。君の後任については此方で決めさせてもらう。後任がわ決まるまでしっかりと働いてくれわかったな?返事は?」


「yes!」


大臣が部屋から出ようとすると、情報省から緊急の役人が来た。


「こ、これは、大臣閣下!」


「き、君…どうしたんだね?」


「緊急です!大変なんです!大統領閣下にも報告しないといけないので、先にしてからでもよろしいでしょうか?」


情報省から来た役人が許可を求めていたが、大統領が情報大臣も同席するように命令した。


「報告してくれたまえ?」


「は!では、此方の資料をみながら説明します。」


そう言って、今回の暗殺計画についての報告書なるものを見せ、中身をみただけで嫌になった。

それからも報告は続き、今回の黒幕についてという項目に行くと、表情を暗くした。


「今回の黒幕ですが、背後にコキュ王国がおりました。この計画書を作ったのは、アヌヌキ・コキュとコキュ王国の参謀達です。以上です。」


「マジかよ…外務大臣を呼べってあいつ辞職したんだった…。優秀人たち全員辞職してる説しかねぇなこれ。ヤバくね?超ヤバくね?…え~すみませんでした。深く反省しています。」


「大統領閣下、キャラ崩壊するのはわかります。」


「再度任命するわ。大臣全員に大統領府に出頭命令して。」


「今は、情報省しか動ける所無いんだから急いで!」


このとき動ける省は情報省だけであったが、他の省では、副大臣が省の仕事をしていたが、やはり動くのは無理であった。


「…政治の空白期になるかもしれんぞ。全員もう一度受けてくれ頼む!」


部屋でから願いをしていると、入国管理庁からコキュ王国から難民について元情報省大臣が相談してきた。


「コキュ王国から難民がそんなに来ているとは、なんでだ?」


「アヌヌキ様が王位を継がれてからなので、こちらに追い付こうと、増税をしまくっているようです。」


「こちらの武器が、コキュ王国に大量に買われていることは、報告で知っていたが、難民が出るほど増税で買っていたとは…で、難民達は?」


「海上保安警備隊と国境警備隊により国境で止まっております。」


「え?陸で繋がってたっけ?繋がってないよな?あれ~もしかして普通に通り抜けて来たか…食料とか分けてやれ。何もするな、観察だけにしろ。難民同士での揉め事は公安に任せておけ。」


「は!」


それでは、と言って退出した長官が出て行ったあとの部屋では、大量の汗を掻いた遼一がいた。


「(もしかして、コキュ王国難癖付けて、戦争吹っ掛けて来るぞ!やべぇどうしよう…。)」


大統領による大臣復職命令により、辞任した大臣は復職、逮捕された大臣には副大臣を任命したが、新聞、マスコミは大統領及び大統領府を猛批判したが擁護する新聞、マスコミもあったがネットでは、賛否両論であったが、大統領の支持率は高水準を行っていたので、あまり気にしなかった。

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