94 外国との外交3~軍の再編と演習公開~
月水金と投稿します。
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大統領府の改装が終わりやっと執務室で仕事を初めて、各国の特使との会談やギルドのギルマスとの会談を終え、一息つくが机の上には書類が溜まっており、サインだけで済むものから終わらせていたが、大切な事を思い出してた。
「(再編やってない!)『国防大臣を至急呼べ!』」
「は!」
内線で隣の大統領事務局から国防省の国防省事務局通信科に繋げ、大臣の大統領府召還命令が伝えられた。
「閣下。国防大臣殿が着かれました。」
「くるように。」
大統領府にいる執事が門を開け国防大臣を大統領執務室に連れてきた。
国防大臣がノックとともにドアを開け大統領と握手した。
「大統領閣下、急な呼び出しは…?」
「国防大臣、軍再編の事と軍事演習公開についてだ。軍再編はどうなってる?もう、領主時代みたいに、英米仏独日のように独立管理するわけにはいかんぞ?旧ロマニャー王国軍もなのだが… 」
「旧ロマニャー王国軍の再編については、王国軍に入隊してニ、三年の者、年の関係上の者、強制徴兵された者は、残留か退官かの希望をとり、旧ロマニャー王国軍は約40万の所退官の者が多く約10万になりました。残りの10万は、教育隊に入隊させました。そして、独立管理していた軍ですが、国旗は英米独日の感情に配慮して所属旗にして、現在はロマニャー国国旗を司令部旗にしております。現在は装備の統一化を行っており、全ての部隊に対して国境防衛任務と偵察任務を命令しております。」
「幹部指揮官が少ないな。有名な将軍は全員いるだろ?日本の一部将軍以外は。」
「は、確かに少ないですが階級が低いのであまり数を任せられないのが現状ですので、《功績による特進を》と軍令部より上がっておりますので、現在は21200名程度は佐官クラスの大佐に昇進します。」
「どんどん、佐官、尉官の士官クラスにあげてくれ。陸海空で140万だから士官クラスは多いほどいい。そして、演習だがどうかね?一ヶ月後に開催するのは。」
「では、一ヶ月後を目処にこちらも準備します。」
軍再編は、ロマニャー国国防軍として編成近代化部隊の多くが中核を成しており、常備軍が陸軍100万、海軍20万、空軍20万、海軍艦船合計3万、航空機5万が配備されており、即応予備・予備役が陸軍25万(内即応10万)、海軍10万、空軍2万を抱える軍隊を保持しているので、影響力は強く演習公開によって、さらに軍事力を諸外国に見せつけた。
そして、演習予定日当日、多くの国民、特使と外交官と武官を演習会場に招き観閲演習式の式辞を終えると、歩兵の行進から海軍、空軍と行進を続け、戦車などの軍事兵器、医療車、疫病対策車両と行進を終え、空軍の戦闘機の曲芸飛行、輸送機からの空挺降下と終え、陸軍から演習が始まった。
「右から入ってきますのは第25機械化歩兵部隊、偵察オートバイN3Dに乗車しながら的に当てます。」
偵察オートバイの席から立ちM4小銃を構え、引き金を打ち的に命中、オートバイを盾にした銃撃の演習を行い、バイクから降りて、敬礼してから最後の技、前輪を持ち上げたまま退場していった。
「(大丈夫かあれ?)」
主催者も怪我などをしないかとひやひやしたが、何事もなく機械化歩兵が退場するとロケット部隊が入場し、目標に向けてK1対地ロケットを発射、着弾すると爆音が鳴り響き目標物は木っ端微塵になっており、国民と招待された特使らは、腰が抜けた者もいた。
驚くのはまだ、まだと近くにいた特使に言うと、顔を真っ青にしていた。
それから、ロケット部隊が退場すると戦車と戦闘ヘリが侵入してきた。
90式戦車を筆頭に戦車6両が、移動しながらの偏差射撃、通常射撃を行い退場、戦闘ヘリによる、目標物射撃攻撃、ミサイル攻撃を行い、戦闘ヘリと一緒に来ていた輸送ヘリの両扉から紐をたらして、歩兵部隊が降りてくると、赤外線レーザー射撃という訓練をおこなった。
次は、水陸両用揚陸艇の観音開きの所から海兵隊から二人降りてきて後方と前方を確認すると、残りの海兵隊員らが降りてきて、攻撃をする。
歩兵部隊、機甲部隊、戦闘ヘリの演習が終わると、空軍の汎用機のATDX-22を先頭にFX-2,FSX-2,ACX-4,FATP-33が対地ミサイル2基、誘導投下爆弾G4基を翼に抱えて、旧式のサンダーⅠ型、カレイヤ甲型、スランツァー型を目標に対地ミサイルHJ22を発射、サンダー、カレイヤ型は爆破、スランツァー型が小破していた、それに続いて4t爆弾を投下し、全両爆破した。
「(旧式とはいえ、つい最近まで戦車が足りないから使っていた戦車をこうもあっさりとは…新型ミサイルは増産だな。投下はNOだ。)」
そして、全ての演習が終え、大統領である私が最後の観閲し終えると、音楽隊の行進曲とともに、終わりを告げた。
演習終了したあとは、各国の特使と話し合いこれからの良い関係を築くことに成功した。
海上貿易で多くの利益の増加、株価の上昇、地上貿易の促進を行い、内戦の跡が酷い所に公共事業としてインフラ整備、家の建築を発注して、地域の経済格差を無くしたのであった。
それから、10年間は緊張状態などがなく平和に産業の発達、地方活性化に伴い、経済は世界一になっていた。
軍は人数制限を設け、次期主力戦車・小銃・軍用機などの開発もされ、旧式の銃は各国に輸出していたが、この輸出にも制限を設けて荒稼ぎをしていた。
「ボロ儲け。グヘヘヘ…おっと誰か来ない内に止めないと…」
平和だった日常がある人物の死で緊張状態に突入することになったのであった。




