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92 外国との外交1~国内内政と条約~

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本格的に内戦終結宣言と内政改革を押し進めて、三年が経ち当初反発していた貴族も懐柔か国策調査によりお家御取り潰しにあい改革を推し進めていった。

このときに取り潰しに有った家の奥さん子供などは実家に返すか希望を取り軍隊かそれ以外の職業を紹介ハローワークのような事を行い続けた。

三年間の行政業績は、内戦地の高度産業成長と首都近辺の経済成長などが実績としてあげられ、前の時よりかは安定が取れており失業率も内戦前よりかは遥かに下がっていた。


「内戦地の実績は好調だな。だが開発終了している地域では、実績率はやはり低いままか…どうしたものか」


「大統領閣下。開発終了地域でも再開発の元古いものを壊していきましょう。そして、風力、火力、水力、ダムを作っていきましょう。」


「やはり、原子力は使わないのかね?」


「原子力は制御に手間が掛かりますので自然エネルギーを使うのがいいともおわれます。そして、原子力の動力のウランですが、ウラン鉱脈が見つかっていないのも理由のひとつです。それ以外の原油地帯、天然ガス地帯などの希少資源の鉱脈は発見されておりますが、埋蔵量は期待できないとの報告が有ります。」


原子力は置いておき、復興公共事業の大量発注により建設業などでは未曾有の好景気を迎えて、他の事業などでも好景気を迎えつつあった。


「このまま好景気をいけばいいのだが…。」


「失礼します!国防省からやって来ました。小野晴久と言います!次の軍予算案をお持ちしました。」


「小野君説明してくれるかな?」


「は! 」


国防省情報部管轄通信科小野晴久から国防予算案を聞いていると、色々と新技術開発の為の予算が多いことがわかったが、重要性のため削減できるところは削減することを条件に予算案を承認した。

その為、銃の大量生産に拍車が掛かりその分バイクなどの機動力のある兵器の生産が遅くなったのであった。


それから、月日が経ち内戦の傷痕も無くなっていき工業の発達、国内産業革命も起こり国内すべてに鉄道、空港などの公共民営交通機関もあり民間機などの生産され始めていた。

工場も増えて、トラック、バイク、戦車などの陸上・海上兵器も生産を始めたのであった。


「内戦の傷痕も薄くなってきたな。あとは、工業地帯の整備と環境保護か…」


多くの地域に工場を作らせて、異世界初めての工業・立憲民主国家として成立して国内改革も成功を納めて、国境の確定交渉も成功を納め、内戦時に攻めてきた隣国の首都を空襲して講和会議を開き、条件に領土からの撤退、商業都市のあるシュンレン地方の割譲、賠償金5億円を迫った。

相手国で賠償金5億は30年分の国家収入であった。

ちなみにだがロマニャー国では、5億円と言えば好景気のお陰もあって、2年で会社があげる利益であった。


「領土は割譲出来ません。賠償金も5億は無理です。領土からの撤退は了承します。」


「なら、此方としては今回は帰らせていただく。」


ロマニャー国講和派遣団が退席して、一日目の講和会談は終了した。

それから10日経ち、ロマニャー国は条件を緩和その条件とは、


一、領土からの撤退

二、国境から5kmの非武装中立化

三、賠償金1億5千万円


三項目の内、二項が条件緩和対象となり非武装中立化と賠償金の減額で有った。

こうして、相手国は屈辱ながらも賠償金を含むアレカ講和条約に調印。

こうして、南部は落ち着きを取り戻したかに見えたが、講和条約の非武装中立化により距離制限ぎりぎりに軍事基地を設置、24時間二交代制で国境監視任務に着いていた。


「うーん。相手は屈辱やろうなぁ。」


外交結果の文書、経済成長の文書、軍事関係の文書を読んでいるとドアが開く。

このとき、ノック音も無かったので机の引き出しに入っている9mm拳銃(P220)の安全装置を解除、スライドを引っ張り撃つ構えをする。

ドアが開く、背をこちらに向けて入ってくる人物が居たが警告を込めて、地面に一発撃つ。

銃声がしたため警護の軍警(MP)がくるのは、時間の問題であった。


「両手を挙げ、ゆっくりとこちらに向きたまえ。銃声がしたからMPが来るのも時間の問題だ。まず、名前を聞こうか。」


両手を挙げ、ゆっくりとこちらを向く人物に時間の無いことと名前を言うように命令した。


「私は、アルヌーン王国、第35継承者デァベル・アルヌーンと申します。」


「アルヌーン王国の方が、どうしてここに?事と次第によっては、貴方の本国特使館に連絡しないと行けませんが?」


デァベルが言おうとしたときに、MPが部屋に入ってきた。


「大統領閣下大丈夫でありますか!」


「そこの者はデァベル・アルヌーンと言うものらしいが、本当かどうかはわからんから特使館の特使を呼んでこい。」


「は。」


一人のMPが、外務省経由で特使を呼び出す命令を受けたことを伝えると、外務省から特使館へ呼び出し命令が降った。


「大統領閣下、特使の方がお着きになりました。」


「うむ。」


「だ、大統領閣下。な、何か?」


「この方をご存知か?」


「デァベル様!何処にお出でになっていたのでありますか!大統領閣下、どうか、拳銃を下ろしになってください。」


「まぁ、いいだろう。」


「す、すまぬ。迷惑をかけた。(あれが、拳銃と言うものか。)」


「呼んだのは、この方が言っていることが本当かどうかの確認だから許せ。」


「い、いえ、格好が格好なので、確認の為呼び出してくれまして有難うございます。普通の対応なら牢獄に入れられるところ…有難うございます。」


「姫らしい格好をしてください。MP下がってよい。そこのメイド、姫様を化粧室に連れていってやれ。」


廊下に来ていたMPは命令により、元の警備配置に戻り、任務を続けた。

脇に居たメイドに命令を下すと特使と共に化粧室に向かい姫様の格好をさせた。

アルヌーン王国の特使館に今後このようなことがないようにと抗議した。

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