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90 平和は遠い~北方戦線とレリダ城塞の戦いと内戦8~

だいぶお待たせしてすみません。次のお話も作っておりますが、リアルが忙しいので、なるべく早くあげれるようにします。

「行軍開始!進め!」


縦二列に軽く舗装されていた道路を、レリダ城壁に向けて行軍を始めた。

行軍を初めて半日たったところで、高機動車の後ろから先発の斥候から無線報告が入った。


『報告します。レリダ城壁の兵装は対空兵器、対人兵器があります。対空兵器の数は約20、対人兵器は地雷、鉄条網、機関銃らしきもの、火炎瓶があります。地雷の場所は西門と東門の城門前に多数埋めてあります。鉄条網は塹壕の前にあり横に50mあり城門を越えて50mの100mです。城壁の上に発石車(はっせきしゃ)。銃兵は約100前後の確認が出来ました。これより、潜入をします。交信終わり。』


「う~ん。北方方面軍に空軍支援を要請してくれ。」


「は!」


『こちら、西部方面軍。北方方面空軍に支援要請。』


《こちら、北方方面空軍基地ですが、ほとんどの航空機が飛び立っているので、戦闘へリなどで良ければ、大丈夫です。》


『お願いします。』


《そちらの詳しい情報を。》


戦地の詳しい情報を暗号モールスに変換して規定の周波数で送信。

周波数探知をされない世界の為、暗号は非常に簡単であり、誰でも無線資格を持っていたら、分かる暗号であった。


《そちらの情報を確認した。第六戦闘航空師団の第一機動戦闘団を派遣する。数は6機。交信を終わる。この回線は、3秒後シャットダウンされる。》


「小野田閣下、空軍から戦闘へリ6機が支援に来てくれます。」


「わかった。あと、少しでレリダ城塞か。砲兵部隊は展開地点につき次第砲撃準備に入るように、伝えておいてくれ。」


「は!」


砲兵部隊が展開地点のフィート平原高台に野砲を展開し、榴弾砲を設置し通常弾、榴弾を装填を行いあとは、紐を引っ張るだけであった。


「予定時刻だ。目標は、レリダ城塞、城壁及び城門!砲撃始め!歩兵師団は、砲撃終了まで待機。」


レリダ城塞の攻略が始まったが、それから数日が経ち、城塞の反抗はいまだに続いていた。


「航空戦闘団はどうした!一向に来ないではないか!砲撃で城壁を脆くはしたが、負傷者が増えるばかりではないか!」


「航空隊に関しては、エンジンオイルが足らなくなったので、どの基地もほとんどの戦闘機、ヘリなどの稼働率が下がっているようです。」


「石油の積載量はあと、5年は持つのにどういうことだ!」


「本部からでは、石油精製所にて大規模な爆発などの破壊活動があり、犯人は逮捕されていますが、再建に苦労しているそうです。」


参謀と話していると、通信兵が慌てて入ってきた。


「報告!11式ロケット発射車5両から本日午後1305より支援を開始するとのことです。航空戦闘団に関してですが、本日午前1000に現地点に着き次第、支援開始です。報告おわり」


通信兵は、報告が終わると営からでると通信室に舞い戻った。


花怜(かれん)参謀、戦闘団は来るみたいだが、ロケット部隊の話は初めて聞いたぞ。11式だぞ?」


「11式とは最新鋭兵器を導入してきましたねぇ。兵器学校に通っていたので、11式の話はよく聞いておりました。」


11式ロケット発射車というのは、地対空ロケット弾、地対地誘導ロケット弾、地対艦誘導ロケット弾を装備でき、一回で発射回数は8発で、地対空ロケットは一つのロケットに座標入力後、他の地対空ロケットが後ろから追尾機能で行くが、地対地、艦に関しては、各ロケット一発に自動で座標入力され、一発一発が狙った所へと飛んで行くシステムを搭載したが、空軍の協力がなければ、特定施設を確実には狙えられないという欠点を持っていた、大きな物はレーダーにより場所がわかっているので、城壁、城門、シンボルを破壊するのには、大変便利な兵器であった。


「目標、レリダ城塞城壁に向けて発射!」


発射スイッチを押すと4発発射口の多連装から、05式ロケット弾が城壁と城門に向けて8発全弾発射した。


「命中確認!だんちゃーーーく、いま!」


05式誘導ロケット弾が城門に接触すると、弾頭の高性能火薬を爆発するために、信管に信号が送られ、05式誘導ロケット弾が爆発しその衝撃により城門が吹っ飛んだ。

続いて、城壁も05式誘導ロケット弾で崩壊、反乱軍と討伐軍による銃撃や手榴弾を投げあったりした。


「うわ!」


「おい、右肩負傷!衛生!!他は、撃ち続けろ!撃て!撃て!」


まだ、一部にしか配備されていないMK54自動小銃の銃口とGK1919軽機関銃の銃口が城塞内の建造物に発砲されていく。


MK54の使用弾丸7.62mm弾がベランダにいる兵士を撃ち抜き、G1手榴弾のピンを外し室内えと投げ込み、爆破と共にMK54の引き金を引き、室内にいた兵士を蹴散らしていく。

GK1919軽機関銃は、正面攻撃をしていた。


別の場所では、小室曹長率いる中隊が政庁の中と外で戦っていた。


『こちらα1分隊、一回室内をクリア。オーバー』


『α1よくやった。そのまま外にいる兵士を殺せ。』


『了解。』


「おい、機関銃を使え。」


「は!」


α1分隊は、外にいる兵士らに銃弾の雨を降らせるためにM3小型機関銃に着いているバイポットを地面に着け、レバーを二回引きいつでも撃てる準備を整えていた。


「他は、門壁の上と窓から攻撃せよ!攻撃始め!」


外にいる兵士は、これで全滅したので、10名程度の警戒兵を除き残りは、小隊合流を目指した。


「小野班、村田班は右翼にて攻撃!佐藤班、毛利班は左翼から!あとは、中央から攻撃!撃て撃て!(こんな、狭い所に盾兵がいるんだ!スパルタvsペルシャか?あぁ?)」


盾兵を蹴散らしていくが、後ろから来る槍兵の間合いがうざったらしいので、銃底を使って攻撃したりしていた。


「(槍超ウゼェェェェェェ!)各員、槍との間合いを意識しながら攻撃せよ!」


政庁内では、槍部隊と戦っていたが、政庁の外では、騎馬部隊と戦っていた部隊があった。

騎馬部隊との戦闘は、騎乗している兵士を撃っていた。

騎乗部隊、歩兵部隊と戦闘を繰り広げていると、政庁に反乱軍旗が降ろされ白旗と軍旗が変わりに揚げられ、拡張スピーカーで降伏命令を下した。


「野望ここに潰えるか…」


城内、城外にて、反乱軍は武装解除及び拘束され王都に護送された。

この後、戦後処理にともない貴族は処罰と軍法裁判、反乱兵士は軍法裁判と軍法高等裁判にかけられた。

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