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82 平和は遠い~暗殺未遂と貴族将校の反乱による内戦へ~

土日にストックなんてつくれなかったよ。パトラッシュ…。(決戦Ⅲやってたからなw)

王都近郊にて、王族専用馬車が旅行から帰って来た時にそれは、起こった。


「天誅!」


大声で叫びながら拳銃を王族一向に向けて発砲した。

直後に、警護兵により取り押さえられ、その場にて逮捕された。

王族一向は直ぐ様、病院に搬送されたが、王は心臓を外れていたが意識不明の重体、第1王子は軽傷、第2、第3王子は暴徒との切り合いをしたため、肩、顔、胸に切り傷がありこれも、軽傷ですんだ。女王は、心臓から離れていたため、重症なれど生き残った。

こうして、ほとんどは軽傷で済んだが、王は死亡、女王は入院という事態になったため影山は、至急王都入りした。


「女王様、大丈夫ですか?」


「えぇ、私は大丈夫ですが、夫いえ王は、意識不明の重体らしいです。しかし、ここは変わったところですね。」


「ここは、病院と言って、基本的には何でも治せます。事件の事は、我々に任せてください。」


「えぇ、お願いします。後、息子たちは?」


「えぇと、ちょっと待ててください。」


影山は病室を出ると主医の所に聞きに行ったというよりは、病室につれてきた。


「息子さん達の様態は、特に問題ありません。まったく、問題ありません。はい。明日にも退院出来ます。」


「それは、良かったです。夫は?」


「王様は、意識不明で治療中です。」


外からノットともに確認する声が聞こえてきた。


「影山様は、こちらでしょうか?」


「憲兵?どうした?」


「は!本事件の犯人の尋問を行うため、お迎えに上がりました。」


「それでは、失礼します。」


「私も、失礼します。」


遼一は、憲兵と一緒に犯人の所に向かったが、憲兵の話によると、黙秘を続けているから、まったく進展していないと言っていた。


「証拠を見せてほしいんだが」


「は。では、証拠品などを見たあとに、犯人の所に行きます。」


「頼むよ。しかし、このデモはどうした?暴徒化しているデモもあるし、派閥争いも表面化しすぎだろ(笑)」


「この、デモにも派閥争いの初期段階のようです。」


「なら、事件の解決を早くしないとな。」


それから、数日間の事件調査に犯人の尋問を行い、そこから主犯がわかった。


「主犯が、わかったとはいえ。これは、追及しにくいぞ。派閥の者を押さえられなかったんだ。川崎中佐、どう思う?」


憲兵が慌てて執務室へ入ってきた。

その報告は、軍隊が出動するレベルの問題であった。


「な、なんだと!貴族将校が軍を率いて王都近郊に来ているだと!第65、66、67師団はどこにいるんだ?」


「は、城外にて野営しております。出動はいつでも、出来る状態にあります。」


「近くにいるのだな?王都警備隊に出動要請してくれ。あと、伝令として貴族将校の所に行ってもらいたい。」


「閣下。私がいかせてもらいます。」


「よし、土岐中尉行ってくれ。」


それから、軍を何処に移動させるかなどの作戦を練った後、貴族将校の所に行った、伝令を待つのみであった。


「閣下!貴族将校の所に行ったのですが、近づく寸前で、威嚇射撃を受けました。諦めずに何度か接近をしたのですが、それも、威嚇射撃で接近を諦めました。」


「なに?で、貴族将校の旗はなんだった?」


「は!白生地に鷲が書かれていました。」


白生地に鷲の貴族将校とは、第2王子の派閥でも武闘派の頂点にいる軍団であった。

そして、独断で動く事が多いので派閥の中でも浮いている存在であった。


「あの、軍団に勝てる?」


「勝てるかどうかはわかりませんが、負けそうなら戦略を変えればいいことです。」


「報告、貴族将校の軍団数がわかりました。軍団数は、5万です。おそらく動員出来る最大限を動員した模様です。この後、武闘派貴族将校が、合流する見込みです。それを、合わせますと20万は下りません。報告終わり!」


「う~ん。20万か第65、66、67師団の数は?」


「は、合計は10万です。我々の軍団は王妃からの要請で駐留しております。」


「大義名分としてはこっちにあるか…数は2倍…装備では、此方が勝ってるか…取り敢えず、王妃と第2王子へ連絡を入れといてくれ、そして、非常事態宣言の強い方を頼む。軍団に、西門へ集結命令を出しといてくれ。」


「は!」


西門に、3師団の歩兵師団に歩兵支援小隊が西門へと回り、迷惑にならないところで駐留した。

その後、西門を完全に閉鎖体制に入ると、塹壕を堀り、土嚢を積み、重、軽機関銃を設置し歩兵師団は携帯用アサルトライフルを土嚢の上で待機していた。


「隊長!全員配置に着きました!」


「よし!次の指示が有るまで待機!無線から耳を離すなよ。」


「は!」


上の方では、第2王子に連絡をいれると、「そんな命令した覚えはない。威嚇射撃をしてくるなら敵対行為」だと、釈明し攻撃してもいいと言ったが、次の報告で内戦に突入することになった。


「た、大変です!派閥関係なしに貴族同士で戦争しているもようです!」


「報告!何者かに、鉄道が爆破されました!陸軍が無断で出動!空軍部隊による、偵察によると領地が小さな所は続々と吸収もしくは戦っております!」


「報告!海軍の駆逐艦に他の貴族の木造船が体当たりしてきました!」


「ファッ!(漁船じゃないんだから…まぁ敵対行為だから戦争だ。)海軍には海域警戒と味方貴族以外の海軍を壊滅命令を陸軍には、敵貴族の領地に進軍命令を!後、無断出動の弁明によっては軍法会議にかけると通達!」


「は!」


こうして、王国は内戦に発展していった。

前の隣国との戦争で割譲した領土の反乱と隣国の領土回復の為の越境、傀儡政権のもしくは、新政権の一方的、独立宣言の監視の為、厳戒体制が取られることになったのだった。

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