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79 ひとときの平和?

調子がいいぞぉ今。

帝国の降伏により、主要国は無条件降伏勧告を受諾し、ほとんどの国は政体変更に変わり王国の衛星国になった。

しかし、帝国に対しては強い国内改革によりワイマール共和国と衛星国として独立をした。

だが、影山には前世のこともあり、多くは軍に在籍している多くのドイツ将校は、ナチスの台頭が懸念された。


「全閣僚を会議室に集めてくれないか?」


「は!」


その後、会議の予定を早めて閣僚を集めるとファシズムなどの可能性討論を始めた


「やはり、ファシズムは出てくるか。共産は資本の闇を知ってるからなぁ。共産は人間がすれば無理なことは、各々知ってるとと思うが、ファシズムはヤバイよなぁ。」


「やはり、ヒトラーの用な人物が出てくるのでしょうか?敗戦国で有るがゆえに、戦争の屈辱を晴らすなどと言えば国民は和気立つでしょう。」


やはり、ドイツ将校は懸念が強かった。

それは、そうだと思っていただきたい、何故かと言えば、前世ではww1後の経済不調による混乱、政府の信用の下落、それに伴う国家社会主義ドイツ労働者党の人気、ヒトラーの首相就任、全権委任法による一党独裁があったからでもあった。

そして、一番はホロコーストである。

しかし、仮にユダヤはその当時、世界各国に嫌われていたと言うのも事実ではあるが、恐れ敬いの思う国もあったのも事実である。


「では、秘密警察と警察とでボリシェヴィキ思想の監視を行うのはどうですか?」


「帝国主義の運動も活発化している。」


「条例では、思想、運動は自由だ。しかし、運動は事前に領主へ提出させよう。認可も俺がやる。秘密警察は過激思想だけ監視するように。次に関係のない部署は退出してくれてもかまわないのでそれでは、経済関係。」


「経済は現在、戦時経済により軍需関連が景気を見せております。ですが、直ぐに不調になるので、民需の数を増やして下地を作ることを要請します。続いて、貿易では、輸送鉄道の収入が前期より2%黒字になっております。自由貿易では、2.5%の黒字です。ほか、王国内での経済、産物などは、次のページにあります。」


平和な会議をしていると、秘書が入ってきた。


「どうした?」


秘書が言うには、早く皇族の処理をしろと言う王国からの圧力であった。

しかし、この手の圧力は終戦後からあったのでなんとも思っていなかったが、正式な使者を送ってきたので対応を一応聞きに来たようだ。


「だそうだ?どう思う?亡命申告させて、亡命者として扱いと思っているのだが?」


「王国との亀裂が入ります。」


「それについては、安心してくれ、貴族どもの妬みや嫉妬で、成り上がり者を嫌っているだけだ。」


「いざとなれば…あの手を使って戦場体制に入るだけです。」


「大臣や参謀達の意見は、俺の提案亡命者として扱う事とする。元は王国が俺に預けたのが悪いんだよ。解散。」


亡命者として扱う事を王に通知する為に使者に書簡を預けると、すごすごと帰っていった。

使者も、もう一度追い返されると思っていたため、王以外から白い目されないで良かったので顔の色が来たときは青白い状態が血色は良くなったようだ。


それから、数日後また使者がやって来た。


「えっとなに?」


「亡命者としての認定は出来ないと王は言っておりました。しかし、王の本音では無いことを言っておいでです。その辺りご了承下さい。」


「どうせ、貴族や派閥だろ?鉄道普請から関の廃止まで恨まれることやってるから。ギルド系は厳しい認可制だしな。労働者、国民にも権利も名文してる。権力者の抑制になるための法もあるからな。うっとしいことはない。あと、王国中の貴族軍や属国の軍を集めても余裕で勝てると言っておいてくれ。ちなみに、王には関係ないように言っておけ。言葉によっては王も立場を選ばないといけないから」


「は、は。」


使者を一方的に返して、戦争の準備に入るように陸海空軍に出して、陸海空軍の参謀を呼び作戦に入った。


「閣下、レッド計画は完了しています。大規模作戦も陸軍はいつでも動けます。」


「海軍も、艦隊いつでも出撃できます。」


「空軍は、領空防衛に出せる兵力しかありません。」


「ん?速すぎない?まだ、戦争と決まった訳じゃない。もしかすると、内乱が起きるかもよ(笑)」


「介入ですか?」


「陸軍参謀、介入してもいいんだけど、まだ計画をどうしようか迷っている。まぁ貴族どもは粛清はする。」


「では、鉄道を爆破しますか?」


「か、関東軍じゃ有るまいし…爆破しか手が無いしねぇ。やっちゃう?」


「やりましょう。」


その夜、軍参謀本部にて鉄道爆破の主犯とする貴族、被害貴族を作ること、動員数を確定すること、王都占領を計画した。


「総理、お早うございます。早速でありますが、計画作戦が出来上がりました。ご確認を。」


「…あれだな。ww1前のバルカンみたいだな。死亡が敵対派閥の次期リーダーだと、思わなかった。王子なら、ばれたら即開戦になるところだった。鉄道に関してはまさに、奉天事件だな。」


「実際、奉天事件ようになります。そして、陸軍は直ぐに爆破場所の王都、レッドアイズ駅に急行します。海軍は、常備陸戦隊を貴族領の港に上陸させ、空軍は特にありませんが、領空警戒と軽爆に医療関連を載せて現地に赴きます。あとは、現地工作にて敵対派閥の仕業に向けます。」


「なるほどな。では、決行に移してくれ。」


「は!」

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