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77 帝都攻略&爆撃と空戦3

続き物ですが、皇帝を探すことになりますのでそのような話になります。皇妃と皇女の名前は後で出てきます。

「指揮官殿、そろそろ宮殿です。」


「ここまで来るのに抵抗という抵抗がなかったが、気を抜くなよ。総員着け剣し終わったやつから続け!」


宮殿近くによると小銃を持った兵士が2人いた。

その時、一人の歩哨が倒れた。

それは、38式自動小銃から放たれた5.56mm弾が頭を貫通したのであった。


「突入!」


指揮官の合図共に、突入を行い最後の歩哨も銃剣で胸し発砲したので、即死した。

皇城に突入するも、ちらちらと歩兵が銃撃するだけであった。


「無抵抗な者には、攻撃するな!婦女子にも暴行するなよ!軍法会議にかけられて不名誉の死刑だぞ!」


「指揮官殿!皇帝が何処にいるか、分かりました!あの、大門の所です!」


「よし、続け!」


100人単位での小隊行動をとり、皇城をの一部を制圧した。

残すは、皇帝の確保だけであった。


「門が開いているだと?」


「報告!皇帝の姿は何処にもありません!女性と皇女を捕獲しました。」


「取り合いず、暴行は辞めろよ?『全小隊に次ぐ、しばらく休憩!皇帝確保部隊はそのまま捜索!皇女らには、手を出すなよ?何回もいうけどな。』いくぞ。」


「は!」


廊下を歩いていくが、ここで思わぬことに気づいた。


「しかし、まぁ長い廊下だ。まだ…なのか?」


「は、半分ぐらいです…。」


「対したものだよ。で、まだ?」


「そろそろです。」


長い廊下を歩いていくと大広間へと出た。


「指揮官殿!敬礼!」


その場に居た小隊全員が敬礼をした。

指揮官も返礼し小隊長にこれまでの事を聞いた。


「で?」


「は。女性の方は皇帝の奥さんのようです。横の方は娘さんのようです。」


「逃げ遅れただけか?」


「どうだ?」


指揮官は、小隊長に聞くと小隊長が捕虜に聞いた。

しかし、小隊長の尋問の仕方は少し問題があった。


「馬鹿者!それがレディに対する尋問の仕方か!兵学校で何を習ったのだ!」


「す、すみません!」


「奥さん、娘さん、すみません。聞きますが、皇帝は何処へ?」


小隊長に変わり指揮官が尋問を始めたが、黙秘を続け膠着状態に入ったのであった。


「しゃべらんか…。さて、どうしたものか。」


「指揮官殿、もしかして本当に知らないんじゃ?」


「バカいえ、仮にも皇帝の奥さんだぞ?逃げ道ぐらい知っておるだろ?政略結婚で嫌われてたら別だけど…え?マジなの?ちょっと表情みて。」


「は。指揮官殿、観れば当たっているようです。」


指揮官は、頭を抱えた、仮にも皇帝の奥さんなのに、皇帝や家臣に見捨てられるって楊貴妃とかじゃねぇかと思っていた。


「小隊長、なんか楊貴妃とかに状況似てない?」


「指揮官殿、楊貴妃って誰ですか?」


「え?マジ?なら妲己は?」


「妲己なら分かります。殷王朝の王妃ですよね?確か…。でも、妲己は少し違うかと?おそらく、楊貴妃とも違うと思います。」


「そう?まぁ違うなら忘れてくれ。」


「そうします。して、皇妃と皇女はどういたしますか?」


「我々には、馬車などないし、軍用車に乗せるのもダメだろうし…捕虜待遇とも取れない。小隊長、この小隊に通信兵はいるか?」


「は。通信兵!」


「小隊長殿、指揮官殿、なにようでしょうか?」


「無線を貸してくれ」


「は!」


通信兵は、背中に背負っている無線をおろし、アンテナを立てた。


「準備出来ました。どうぞ。」


「小隊長かりるぞ。」


指揮官はそういって無線を近くの前線基地に連絡をとった。


『こちら、236空挺部隊のV・エーリッヒ大佐だ。』


『236空挺部隊どうした?』


『皇妃、皇女を捕らえてました。普通の捕虜として扱ったほうが良いか確認をとりたいのですが…』


『236空挺部隊了解した。指揮官に繋げる。』


無線から曲が流れ2分後ぐらいに、指揮官が出た。


『236空挺部隊、普通の捕虜の扱いでいいが、礼儀をもって接しろ。』


『は。』


『後、皇妃と皇女は、安全ルートを通って本国へ送るように。』


『分かりました。それでは、失礼します。』


現地指揮官が断りを言えると相手側の方から無線を切った。


「小隊長、通常通りの捕虜扱いでいいらしい。しかし、礼儀をもって接しろと言われた。軍用車に乗せて本国へ護送しろ。」


「は。」


その後、皇妃と皇女は本国へ護送し、影山預かりとなった。

その時、影山は「は?俺?ちょっと意味がわからない」と嘆いたそうだ。

戦争が終わるまで、影山預かりとなったのであった。


しかし、皇帝が一向に見付からないことに現地指揮官はイライラしていた。


「まだ、見付からんのか!」


「指揮官殿、もしかすると皇城にはもういないのでは?」


「そんな事あると思うのか!皇妃とかほっとくのか?たとえ嫌っていても流石に無いだろう?」


「しかし、指揮官殿!現に居ないのです。指揮官殿のおっしゃってる事は分かりますが、秘密の逃げ道さえ分からんのです。重臣らも逃げているみたいです。居るのは、逃げ遅れた皇妃、皇女、メイドです。皇妃、皇女は何も喋らないので意味がないですか!」


「では、メイドに聞き込みだ!それ以外は壁などに仕掛けがないか二人一組で確認しろ。以上解散。」


こうして、簡単な会議がおわり仕事に戻っていった。

こうして帝都周辺を占領し一時的に作戦本部を帝都城内にある大臣宅に移した。

これから皇帝を探すことになるのであった。

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