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72 第二次ポーラス沖海戦

※1月21日 CIC表現を戦闘指揮所へと変更

※1月21日 スナイドルは元は前装式なのでマスケット銃と表記しております。ヘンリー銃だけはレバータイプの銃です。


分かりにくい表現をしてしまい申し訳ございません。

「司令!電文です。『第五水雷戦隊、敵艦隊ヲ捕捉スルモ、第六水雷戦隊ト共同デ敵航空機、敵艦隊を撃滅ス。付近ノ制海権ヲ掌握ス』」


上陸作戦が始まる前、第1次ポーラス沖海戦で逃げた、敵艦隊を追跡し、補足した所まで、時間は巻き戻る。


「艦長。敵艦隊を捕捉、岩の後に隠れている模様です。」


「砲雷撃戦準備!電探は、電探に写る物を逐次報告!通信士!第六水雷戦隊へ打電!『敵影を発見ス。』以上だ。参謀!CICにいくぞ!」


「は。」


艦長は、一気に命令を発すると戦闘指揮所へと向かっていった。後から参謀2名が付いてきた。


「司令!」


「敬礼はしなくていい。艦長、敵は?」


「は。現在ここにおります。島を影にしており、敵は現在動いておりません。見付かっていないと思っているか、それとも何かあるのか。」


「レーダーに多数の航空機反応あり!北東より接近!数は約60機前後かと思われます!」


「だそうだ。艦長、私は見物させていただく。」


「それでは、手腕を発揮させていただきます。通信士!第六水雷戦隊へ打電!『北東ヨリ航空機多数接近。対空戦闘準備サレタシ。戦闘行動ハ状況ニヨリ判断セヨ。』以上!全艦に対空戦闘準備!前方主砲を右へ!仰角40度で待機!後方主砲を左へ!高角、機関銃は発砲待機!」


「敵艦隊動き出しました!」


「よし!砲手!前方主砲!撃ち方よーい!」


「撃ち方よーい!」


「撃て!(撃て!)」


前方主砲54口径(127mm)単装速射砲から、127mm弾丸が孤を書いて、小さい島を飛び越え、目標を敵艦へと定めた。


「続いて、対艦ミサイル!準備!」


前甲板に埋め込められているMk 41 垂直発射システム(VLS)の中に、トマホーク巡航ミサイル(BGM)が中に入っており、MK41の中には対空、対潜兵器が入っている。そして、トマホーク、スタンダード、アスロック、巡航、対空、対潜ミサイルをボタン1つで、発射出来る状態となった。


「トマホーク、スタンダード、アスロックいつでも撃てます!」


『敵航空機目視で確認!』


「よし!スタンダード(SM-2)発射!」


「スタンダート対空ミサイル!敵航空機群へ向けて発射!」


ボタン1つで、MK41からスタンダード対空ミサイル数十発が、目標へ向けて放たれた。随伴艦、第六水雷戦隊からも、スタンダードミサイル及びトマホークを発射し、対空、対艦である。


その時、敵航空機群では…


「隊長!敵艦隊を発見!」


「よし!雷撃、急降下爆撃機隊は高度を落とせ。戦闘機隊は、高度をあげ待機。」


敵航空機群は雷撃、急降下爆撃機は進路に入る為、高度を下げ、戦闘機隊は高度をあげ敵戦闘機が来ないか監視を始めた。


1機の急降下爆撃機の横をスタンダードミサイルが横を通り抜け、後続機に命中すると、周りの雷撃、急降下爆撃機を次々と撃ち落としっていった。


「2番機!3番機!応答なし!ちっ、やってくれたな!たかが1門の砲しかついていない艦だと言うのに!」


その時、1機の急降下爆撃機が、高度をあげ、第五水雷戦隊旗艦『神通』向けて、急降下を始めた。


「敵機!急降下!」


神通で見張りが叫ぶ


「なに!(複葉機ともいえ航空機だ。)迎撃しろ!」


「スタンダード、間に合いません!」


「ならば、速射砲を使え!」


「主砲撃ち方よーい!」


「撃て!」


54口径から127mm弾が敵航空機群にむけて発砲を始めた。


第六水雷戦隊は敵艦隊と戦闘していた。


「司令!第五水雷戦隊が敵航空機群と戦闘に入りました。」


「スタンダードを発射を確認!」


「敵艦!発砲を確認!」


「神通に向けて急降下1機!なれど撃墜!」


「第五水雷戦隊へ敵艦隊を向かわせるな!主砲、トマホークよーい!」


「主砲、装填完了!敵艦隊にむけて諸元を入力完了!」


「トマホーク、海域諸元入力!いつでも撃てます!」


「主砲、撃ち方よーい!」


「主砲撃ち方よーい!」


「撃て!(撃て!)」


速射砲から放たれる127mm弾が敵艦へと飛んでゆく


「敵艦4隻轟沈を確認!主砲冷却に入ります!」


敵艦隊は、第六水雷戦隊による主砲、ミサイル、短魚雷で、全滅に近い打撃を受けた。


「閣下!ここは、引きましょう!」


「残存艦へ伝えれろ。撤退だと…」


「は!」


旗振り士が艦橋へ向かい撤退の命を出した。


「艦長!敵艦隊逃げていきます!」


「司令、どうしますかな?」


「敵艦数は?」


「は!戦闘能力の無い輸送船12です。」


「輸送船か嫌な記憶しか無いな。」


「ソロモンですかな?」


「あぁ、転生して初めて知ったよ。現在は、同じ軍組織だけどな」


「出番は基本我々だけですが…」


「まぁ、米海軍は出番が有るらしいって、そんな話しをしている場合では、なかった。あの悪夢は2度とごめんだ!輸送船を拿捕しろ!」


輸送船に主砲を向けて、降伏する様に勧告をした。輸送船は、指示に従って白旗をあげ、駆逐艦から艇に乗った陸戦隊精鋭6人と官僚1人を乗せ輸送船に向った。


「閣下、そろそろです。まず、私達が先に行くので、最後に来てください。いいですね?」


「現場の指示に従えと言われているので、従いますよ。」


「ありがとうございます。」


艇が輸送船に張り付くと陸戦隊精鋭6人が先に輸送船に乗り込み、武装解除させ官僚が最後にやってきた。


「これは、また年代物ですね。18世紀後期のマスケット系統の派生型とレバーもあります。マニアにしたらすごい物ですね。」


「防衛庁としては?」


「防衛庁としては、これが帝国で作られているなら、産業革命が起こったことが、分かりますね。一番は鉄道なんですが。 」


「隊長!こちらの木箱にも銃が入ってます!」


「こっちは中期辺りでしょうか?ですが、ひとまず本国に持ち帰って分析してみませんと分かりません。」


その時、輸送船の艦長が話しかけてきた。


「私達は、どうなるのでしょうか?」


「あなた方は、捕虜として扱います。待遇はいいですよ!ひとまず、皆さん。艇に乗ってあそこに見える艦に乗せますので。」


「は、はぁ。」


第五水雷戦隊では、第六水雷戦隊が敵艦隊及び輸送船拿捕した事が無線で届いた。


「司令!第六水雷戦隊から電文です。『発第六水雷戦隊。宛第五水雷戦隊。本艦隊ハ、敵艦隊ヲ撃滅ス。輸送船十二隻ヲ拿捕ス。』以上です。」


「こちらからも電文を送れ。『発第五水雷戦隊。宛第六水雷戦隊。本艦隊ハ、敵航空機群ヲ壊滅的打撃ヲ与エル。敵急降下ニヨリ攻撃ヲ受ケルガ、損害ハ軽微ナリ』以上。本国には、第五、六を無線暗号にて、戦闘結果を報告せよ」


「は。」


通信士は、無線暗号にて第六水雷戦隊へ送った。


「艦長!第五水雷戦隊の司令からです。『発第五水雷戦隊。宛第六水雷戦隊。本艦隊ハ、敵航空機群ヲ壊滅的打撃ヲ与エル。敵急降下ニヨリ攻撃ヲ受ケルガ、損害ハ軽微ナリ』以上です。」


「よし。」


その後、輸送船十二隻は第六水雷戦隊により第四水雷戦隊がいるポート港町へ寄航された。二隻の敵艦はポート港町の軍港にて、解体処分及び研究にあてられた。輸送船の中にあった銃は後日、鑑定が行われ前世の英国スナイドル銃、米国ヘンリー銃が分かり輸送船にあった木箱にはスナイドル銃6000丁とヘンリー銃5000丁入っていた。その他大砲などの火砲設計図が入っていたがほとんどが前装式だったため産業革命が起こったことが分かった。後日、緊急会議を開くことになったのであった。

また1ヶ月後に更新します。たぶん…

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