表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/159

66 占領政策と売買

2017年9月7日題名の追加

講和条約締結後、ツール王国との和解したその日に、ロマニャー王国は、ツール王国に対して軍事同盟を持ちかけた。その裏には、ワイマール王国の別の同盟国自由連邦※通称自連。この国家は、一昔前までは、独立国家が沢山あったが、1人の指導者によって、集合体国家として成り立っていった。国名に関しては、帝国主義が強かった指導者からの命名であった。数年後国名を帝国から自由連邦と名を改めるのであった。今でも旧名の大帝国や帝国と呼ぶ人もいる。


「帝国め。ワイマール王国に圧力掛けやがったな。くそっ!」


「遼一、どうするのだ?」


「昨日で、ロツ軍事同盟及び平和条約を締結したので、現段階での既存の軍隊を拡大します。」


「しかし、遼一よ。第3項の『軍は、国防の為の最小限にする事。』しか、維持出来ないぞ?」


「第3項は、曖昧な表現してますよ。『第3項、軍は、国防の為の最小限にする事。』ですから、現在の外交及び勢力図見てください。これです。」


遼一は、今回の戦争で領土は獲ていないもの傀儡国家の、ツール王国の領土の後ろは、小国を複数挟んではいるが、後ろには大国帝国があり、小国があるとはいえ、ほとんどの国家は帝国側に付いていた。この国家の戦力はww1のドイツ並であり、いざ開戦となると、ツール王国との戦闘時間より10年ぐらいの戦闘期間になると、遼一は見込んでいた。


「なるほど...しかし軍隊の数はどうするのだ?ツール王国には、成人男子はあまり居ないぞ?」


「その為の軍事同盟です。ツール王国の国防を一緒に、担いでやるから軍隊を駐留させろって言いましたから。ちゃんと条文にも書いていますよ。」


「そうか...で、軍隊の名前は?」


「自衛隊です。陸海空の自衛隊です。戦闘機とかは、有償提供はします。(複葉機とかの練習用だけどな!)」


「うむ。ならば、この件は遼一に任せたぞ!よし、一旦国へ帰ろう。」


2日後にアベル王子達のロマニャー王国軍本体と影山軍は陸軍19、空軍基地1を残し帰還の帰路に着いた。陸軍は3年に1回の兵員交代が有り、休養も与えられていた。


「では、ツール王国。国王陛下に対して敬礼!」


士官以上は頭の右額に手を置き敬礼をし、歩兵達は捧げ銃の状態であった。その後、国王からの敬礼により、帰還の式が終わった。


「全体直れ!」


歩兵達は、捧げ銃から立て銃にして休めの体になった。


「担え銃!」


歩兵達は、休めの体から、右肩に銃を置いた。


「右向け!右!前進!」


歩兵達は、右を向き前進していった。その後城門を出た後、機動トラックに乗り、帰還した。


それから水面下での戦いはあったが、無事ロマニャー王国影山領の空軍基地から、戦闘機は、F15J 14機、F2 10機。偵察機は、RF4 25機 警戒機は、高高度警戒機がE-767 12機、低空警戒機がE-2C12機。輸送機がC-1 6機で計80機が、日にちを、ずらしながらツール王国駐留軍空軍基地に向かって飛び立っていった。


先発隊のF15Jが基地に到着する日の一週間前に、ツール王国現王が訪問要請をしてきた。


「閣下どうします?」


「取り敢えず、外務に通信で伝えといて、判断を仰ごう。秘密の所さえ出さなければいいと思うが...」


基地内の通信施設から、外務局に指示を仰ぐと


『重要な所及び秘密の所を見せなければ、基地訪問は原則して構わない。現地の外務局職員を使い秘密を守ること。』


「了解。と外務局に伝えといてくれ。速く通信衛星あげてくれないかな?」


高級幕僚が、通信で嘆く事は現場や本国でも起きていた。


遼一は、自分の領に戻って軍需産業の縮小し3:6:5の元の経済体制へと変更を行い、嫁のセシルの出産が迫ってきている事もあり、非常に忙し生活を送っていた。その時、外務局員がやって来て報告をしてきた。


「閣下。ツール王国駐留軍より、空軍施設を訪問したいとの表明がありましたが、どうしますか?」


「別に良いんじゃね?危ない所と秘密はバラすなよ?現地外務局員担当者と軍関係者にそう伝えといて。あと衛星の発射の準備出来ているか?」


「はい。衛星等は発射準備は出来ております。発射時間は今夜の25時です。」


秘書がそう答えると、遼一は顔を思案状態になっていたが、数秒に元の顔に戻っていた。


「そうか。じゃ俺は、少し嫁の顔でも見てくるよ。」


遼一と秘書は執務室を出ていった。そこに、経理の人がやってきた。


「今回の戦争詳細が、出来ましたので持ってきたのですが、どうしたら...」


「君。新入り?」


「は、はい。」


「秘書君に、渡しといて。秘書君は、秘書室にいるからか。」


「は、はい。」


女性の経理課職員は、秘書室へと向かった。


「秘書君もそろそろ結婚を、考えるべきかねぇ。あの女の子、秘書君の好みのタイプだといいがなぁ。」


遼一は、嫁のセシルがいる部屋へと着いた。ノックを2回してドアを開けた。


「セシル、元気か?」


「あなたお帰りなさい。」


「ご主人おかえりなさいませ。」


「おっ?ノーブルも居たのか。」


「私の、身の回りを世話してくれているんですよ。何度もいいよって言っているんですけど...」


「私は、ご主人の奴隷であるから、主人の命令は絶対だ。」


「この調子ですよ。」


ニッコリ笑いながらセシルは言った、それに対してノーブルは赤面していた。


「ノーブルどした?顔真っ赤だぞ?」


「いや...そのな...私も妊娠しているんだ。」


「え?」


「それは、そうかそうか。俺も父親になるのか。ちゃんとなれるかな...」


「なれますよ。」


「そうだとも、ご主人は立派な父親になってもらわなければな!」


「お、おう。そろそろ秘書と軍の人が、くると思うから。それでは、失礼するよ。2人とも体に気おつけてな。あとセシルは、あと少しで、出産だから身体を大事にするように!ノーブルは、今回の事を教訓として、自分の出産やその時の対応を、身に付けておくように。俺は、出産の時に、立ち合えるかどうかは、その時によるけどね。」


そう言って遼一は部屋を出ていった。


「あの人らしいわね。戦争中もちょこちょこ帰ってきてくれたから、妊娠出来たんだよ。ノーブルちゃんも頑張ろうね。」


「はい!第二婦人としてセシル様を支えて行きます。」


「重圧は、なるべく掛けないようにするね。」


「はい!」


その後二人は、部屋で笑っていた。


遼一の方はその後、夕方になるまで領地運営費の決算報告書や戦争による被害と死者報告を受けていた遼一は、軍隊約100個師団を戦争に投入し米陸軍の被害は微量レベルの5個師団であったり英陸軍の被害も米陸軍と同様の被害であり、独陸軍では25個歩兵師団と機械化歩兵10個師団、日本陸軍では、50歩兵師団と戦車隊4個師団であった。海軍では、駆逐艦4隻、軽巡6隻、潜水艦60隻の被害を受け、潜水艦は大損害を受けたので最新鋭の潜水艦が、加わるまでは、訓練艦として、残りの潜水艦は加わる事になったのである。


「陸軍は、予想はしてたが...海軍の被害が凄いな。これは、どういう事?」


海軍の被害説明を海軍側に促すと、1人の海軍将校が、執務机にやってきた。


「は。被害の細かな説明を、させていただきます。まず、潜水艦に関してですが、35隻の内20隻が敵海軍による攻撃で轟沈。残りの15隻は、制圧海域からの敵工作による航行不能です。現地の海軍からは、帰港出来る潜水艦は、駆逐艦などで近くの修理出来る港まで、回航させています。」


「報告では、敵海軍のほとんどが17世紀の木造船だと聞いたのだが?」


「は。轟沈は魔法使いによる攻撃です。」


「で、残りは?」


「駆逐艦4隻は、敵空軍のワイバーンの火球による消化不能の攻撃です。軽巡6隻は、敵軍艦との遭遇戦にて、砲弾らしき弾で、轟沈しました。以上です」


「砲弾らしきとは?」


「は。記録によると通常弾でも、徹甲弾でもないそうです。」


「あるとすれば、先程言っていた魔法か...」


「は。」


その時廊下から走ってくる音が聞こえてきた。


「閣下。謎の卵の詳細がわかりました!」


「す、少し待っててくれないか?(何話に出てきたっけ...)弾でも無いのなら、ツール王国元海軍の人間に聞いとけ。」


「は。早速手配して参ります。」


「頑張れ。でだ、その謎の卵はなんなのだ?」


「は!それは、ドラゴンです!」


「へぇ〜ドラゴンなんだ。ド、ドラゴン!oh......マジですか」


「は。」


「解析が、終わったのなら孵化させるよ。」


「は。そのように手配します。」


卵を解析していた大学から、この世界特有の生物ドラゴンである事が判明し、それを報告しにやってきた大学教師に、孵化させる事を命令した。


「謎の卵...謎の卵...どこ辺りで、本編に出て...かなりメタイな(笑)さて、今週の予定を再確認した後、セシル達の所に行くか。」


遼一は、必死に思い出しながら、予定を確認したのでセシル達の所に行き夜の9時ぐらいまで、一緒に居た。


時は進み、時計の針は、深夜25時を指していた。


「閣下そろそろGPS衛星発射とcs(通信)衛星の発射時刻です。」


「モニターを繋いでくれ。これで、上手く行けば、全ての国家や地形が分かる。」


秘書は、モニターの電源ボタンを押して、電源を入れた。そこには、GPS衛星のカウントダウンが始まっていた。


5...4...3...2...1...0カウントダウンが、0になった時、轟音と共に飛び立っていった。遠くから見ていた他領の海に面している漁民などの住人は、影山領から見える眩い光で、ほとんどの者達は何かの前兆だと思い込み慌てていた。


「次は、小型衛星だな。」


2時間の間をあけ、カウントダウンが0になったと同時に、轟音と共に飛び立っていった。その後、他のGPS衛星に関連のある衛星等も打ち上げっていった。


「次は、失敗ばかりしていた通信衛星か...。」


その時、部屋にある電話がなった。


「もしもし。」


『閣下。現地よりの報告です。通信衛星の発射は、「見合わせる」と報告が上がってきました。』


「わかった...。秘書くん、モニター消してくれ。」


秘書は、一度疑問に思ったが遼一の顔を見たら納得したので、モニターを消した。


「残りの衛星は、軍事衛星、偵察衛星、通信衛星、放送衛星、航行衛星、気象衛星、科学衛星の7つか。前の世界では、一般的な衛星だったと思うから早く打ち上げたい。軍事の衛星は何個か上げているらしいが...30まではまだまだのようだな。長いな。明日は、F15Jがつく頃か...現王が来たりするから失敗しないでくれ...」


翌日午前10時ツール王国との国境を超えた先発派遣隊のF15J14機が駐屯空軍基地に向かって3機〜4機編成で飛んでいた。


「我々の後に、F2が飛んでくるのか。あまり広くないツール王国防衛の為なのに、出し過ぎではなのか。軍令部は、一体何を...」


14機を統括する隊長機の近重少佐は、不思議に思いながら、空軍基地が見えてきたので車輪を出して着陸体制に入った。


基地では、ツール王国現王と現地司令官が見守っていた。


轟音を発しながら、派遣部隊1番機が後輪から地面に付けて、前輪も同様に地面に付けてゆっくりと格納庫へと向かった。


「これが、我々ツール王国空軍を破ったのか。」


一部のツール王国関係者からは、重い空気が漂ってきたので現地将校らは、ツール王国軍の関係者と共に格納庫へと向かっていった。


そのころ外務局からやってきた北条大使は、戦闘機売却額についてツール王国空軍関係者とツール王国外交官とで、話し合いをしていた。


「先ほど、見ていただいた通りの戦闘機とまでは、お売りできません。出来るのは、世代は前の機体だけです。」


空軍関係者らは、自国の防衛力が上がるならば買ってもいいと思っていたが、外交官は現段階での購入は、無理と思っていた。何故ならば、買う予算が無い為である。しかし、売却する側からしたら早く買ってもらいたいのが事実でもあった。


「(この案しかないのか...)」


この時、北条大使は前世の江戸末期に隣国中国で起きた事を、思い出していた。それは、アヘンを使った三角貿易である。この時は、アヘンであるがここを戦闘機として、置き換える事を考えていた。しかし3カ国目がいない事にこの三角貿易は、使えない事が分かり、北条大使は考えていた構造を変え、2カ国でどうにかする構造を立てた。


『ツール国債を発行→ロマニャー王国がそれを購入(実際は遼一の所から資金は出る)→ツール王国が戦闘機を購入→影山領に売却した金額が入る→ツール王国債をどうにかする。』


このような構造になるようにし、国債購入資金を少しでも上回るように国債を購入したいとも考えていた。


「ガル空軍少佐とレーベ外交官に提案したい事があります。今回の機体売却には、多額の資金が必要でしょう。その資金ですが、簡単に集める事が出来ます。」


「そ、それはなんだ?」


この時、素早く食いついてきたのは、外交官のレーベ出会った。レーベは、外交官でありながら財務(経済)官も兼任しているので、資金調達が簡単になる事はとても喜ばしいことであった。


「方法は...国債の発行です。」


「こ、こくさい?」


「国債とは、国の借金です。まず、機体購入分の国債を作ります。現在のツール王国のマルクスは...1マルクス=50円で、現在マルクスは下落し続けています。2種類の機体購入は一括で、1億マルクスです。こちらが、購入できる国債は5000万までです。」


レーベ外交官兼財務(経済)官は、購入予算に目処が立ったことに喜んだ。


「分かりました。その売買契約を受けます。」


「では、この書類に契約のサイン...」


「大丈夫です。契約神ミスラよ、今回の契約に、対して加護がありますよう。お願いします。」


その時、色々と契約内容を書いていた契約書が燃え、その代わり一つの紋章が付いた羊皮紙が現れて契約完了の声とともに契約が終了したが、北条大使は唖然としていた。


「これで、契約は出来ました。」


「はぁ。」


一方神界では、契約書に使われていた紙が羊皮紙でない事に気づいたのは、数時間後契約神のミスラが、気づいたのであった。


「あと、言い忘れましたが国債は、国のトップが発行してください。現王に、話を付けておくことを、おすすめします。」


「国王の説得は、お任せ下さい。上からの承諾は、前からとってあるので。」


レーベは、そのまま国王の元まで走っていった。


「あいつ...ドアぐらい閉めていけよ。北条大使すまない。では、失礼する。」


ガル空軍少佐は、そう言って部屋を出ていった。北条大使は、一人になると苦笑いしていた。

通信衛星はどこかで、しれっとあげてると思います。小説内で登場した兵器と衛星(すっ飛ばしてくれても大丈夫です。)。


引用元:航空自衛隊とWikipedia


F-15


アメリカ合衆国のマクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)の開発した制空戦闘機。制式機の受領は1972年(正式編成は1976年)、愛称はイーグル(ワシ)(Eagle)。


アメリカ空軍などで運用されたF-4の後継として開発された大型制空戦闘機で、第4世代ジェット戦闘機に分類される。F-4と共に、冷戦下のアメリカ空軍とマクドネル・ダグラス社を代表する戦闘機


航空自衛隊では、主力戦闘機として、現在、全国8個の飛行隊と、その他飛行教導隊などに、約200機が配備されています。昭和47年に初飛行した、米空軍の本格的な制空戦闘機です。それから、すでに30年以上経過した機体ですが、基本設計の優秀さとレーダーをはじめとした電子機器、搭載装備の近代化が進められ、現在でも能力的に最も均衡のとれた、信頼性のおけるトップクラスの実力を持つ戦闘機といえます。


※F-15は米空軍および航空自衛隊では別名イーグルと呼ばれ、それを駆るパイロットたちは俗に「イーグルドライバー」と呼ばれています。


F-2


F-1の後継として開発された日本・航空自衛隊の戦闘機である。1995年(平成7年)に初飛行を行い、2000年(平成12年)から部隊配備を開始した。


公式な愛称ではないが、関係者やファンからは「平成の零戦」や「バイパーゼロ」などと呼ばれることがある。


第4.5世代ジェット戦闘機に分類される航空自衛隊の戦闘機である。F-16を大型化した機体に空対艦ミサイルを最大4発搭載可能で、戦闘機としては世界最高レベルの対艦攻撃能力と対空能力を兼備する。当初はF-1と同じく支援戦闘機(実態は攻撃機)に分類されていたが、のちに「要撃」「支援」の区分が廃止されたため、F-2戦闘機と表記される。その性能や用途から、戦闘爆撃(攻撃)機やマルチロール機に分類される場合もある。ロッキード・マーティン社では『F-2 Support Fighter』と表記し、『multirole, single-engine fighter aircraft』と解説している。


本機の本開発が始まる以前の「FS-X(次期支援戦闘機)」の段階では国産機開発として計画されていたが、技術的・政治的問題によりアメリカとの共同開発となった。これによりロッキード・マーティン社のF-16多用途戦闘機をベースとし、三菱重工業を主契約企業、ロッキード・マーティンなどを協力企業として開発されることになった。


ベースとなったF-16からの大型化にともなう重量増を軽減するために、本機では炭素繊維強化複合材による一体構造の主翼を世界で初めて採用している。また、量産戦闘機として世界初となるアクティブフェーズドアレイレーダーを搭載し、CCV研究機T-2CCVにより蓄積された国産技術によるデジタル式フライ・バイ・ワイヤ(FBW) を飛行制御に用いる。


米国のF-16を、日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集し日米共同で改造開発した戦闘機です。昭和63年にFS-Xとして開発に着手し、平成7年に初飛行、12年度に開発は完了しました。F-16からの主な改造点は、旋回性能の向上のため主翼面積を増やし、軽量化のため先進材料や先進構造を取り入れたこと。また離陸性を高めるためエンジンを推力向上型に変え、さらに最新レーダーなど、先進の電子機器を採用しています。


RF-4E/EJ


偵察機RF-4Eの特徴は、従来機よりも速度、性能、航続性、安全性が向上したことです。さらに搭乗員2人で任務の分担ができるため、肉眼による確認の確実性が高まりました。カメラは機体のスピードに連動して写真が流れないようになっています。側方偵察レーダー、赤外線探査装置、低高度パノラマ・高高度パノラマ・前方フレームの3種のカメラによって、雨中でも夜間でも偵察・撮影ができます。雲仙普賢岳噴火や奥尻島津波などで被災地を撮影、災害対策を支援しました。


E-2


アメリカ合衆国のノースロップ・グラマン社が製造している早期警戒機である。主にアメリカ海軍が航空母艦および地上基地で運用している。愛称はホークアイ(hawkeye:鋭い視力・鷹の目、の意味)


アメリカ海軍が艦上機として運用するために開発した早期警戒機。旧名称W2F-1(後にE-2A)1号機は1960年10月21日に初飛行した。


機体背面に大型の円盤型レドームを有し、強力なレーダー・電子機器により、対空警戒・監視を行なう。乗員はパイロット2名のほか、3名のレーダー手が乗り込む。


手ごろな早期警戒機であるため、日本をはじめとした多数の国にも輸出されている。


そして、E-2C早期警戒機の役割は多岐にわたり、低空侵入機の早期発見、そしてその対処の迅速化、陸・海部隊との作戦連携、捜索・救難・指揮の円滑化、陸上レーダーサイト機能の代替、通信の中継など、航空作戦を効果的に遂行する使命を担っています。昭和62年から実戦配備され、現在13機が運用されています。また米海軍が配備しているE-2CグループⅡの性能向上型であるホークアイ2000と同等機能にアップグレートされた改修型機は、平成17年から部隊配備されています。


E-767


アメリカ合衆国の航空機メーカー、ボーイング社が開発した早期警戒管制機(AWACS)である。愛称は無いが、アメリカ軍人からは「J-WACS」(ジェイワックス)と呼ばれている。


ボーイング767を開発母機とした初の軍用機で、同機にE-3 セントリーのシステムを移植する形で開発された。日本が早期警戒管制機(AWACS)の導入を決定した時点でE-3の製造母体であるボーイング707は既に製造終息(すなわち生産設備破棄)しており、よってE-3も新造不可能であった。代替としてボーイング社は日本に対しボーイング767を母機としたE-3後継機の「新規開発着手」を提案し受注した。以降、発注した国が製造国である米国も含め存在しないため本機を運用しているのは航空自衛隊のみとなっている。


開発当初、日本のみならず、韓国、台湾、オーストラリアの各国空軍もE-767に大きな関心を寄せ同機導入を前向きに検討していたが、1997年に発生したアジア通貨危機の影響で導入は見送られた。その後オーストラリア空軍と韓国空軍はより小型のE-737を採用することにしたため、2015年現在でE-767を保有しているのは日本のみであるが、ボーイング社はほかにアメリカ空軍からの受注を見込んでおり、20機ほどの需要があるとしている。


1998年から航空自衛隊への引き渡しが行われ、2000年より運用を開始した。航空自衛隊が初めて導入した早期警戒管制機でもあり、E-767と主力のF-15J/DJ戦闘機を組み合わせて運用することで、これまでに無い強力な防空体制を確立することができるようになった。


Windowsより


communications satellite(通信衛星)


マイクロ波帯の電波を用いた無線通信を目的として、宇宙空間に打ち上げられた人工衛星である。CSやCOMSATコムサット等と略される。その出力が大きく、使用目的が衛星からの直接放送であるものを特に放送衛星(BSまたはDBS)という。


Global Positioning System(全地球測位システム)


アメリカ合衆国によって運用される衛星測位システム(地球上の現在位置を測定するためのシステムのこと)を指す。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ