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57 軍隊の集結と農民反乱

※4月3日題名を変更

変更前軍隊の集結と反乱

変更後軍隊の集結と農民反乱

「閣下バルト海海戦の勝敗が分かりました。」


「結果は?」


「大勝利であります。そして捕虜にツール王国の王女を捕らえたと報告があり。現在例の計画の話をしている時間帯です。」


「例の話に乗ってくれるといいんだがな。」


「報告します。ワイマール王国救援軍の他領からの貴族軍の一つがやって参りました。領主に会わせてくれと仰っていますが?」


「陸軍基地を使用するように伝えてくれ...何処かわからんと思うから騎馬3人を案内人で送るように。また後でお伺いしますって言っといて。」


「了解しました。」


その後続々と集まってくる貴族軍の対応に四苦八苦しつつも対応していった。


「終わった。しかし結構な和やったねぇ50人とかの所もあったけど。」


「後は事件を起きないことを祈るだけです。保険に憲兵はもちろんのこと秘密警察も動員はしておりますが数が数ですから」


「そうなんだよなぁ」


「報告します。第4王女に関してです。」


「進展か?」


「そのようです。」


報告を聞き終わり。またもや先の戦争で使った革命で決着をつけるという案が出来たのであった。


「第4王女がすんなりと革命指導者になるなんて...で革命した後の国造りは?」


「それはまずは王制を廃止するそうです。それと民主議会制をするそうです。」


「民主主義かいやぁ有難い。憲法までもう作ってある?」


「報告書には憲法の草案は出来ているようです。」


「なるほど。まぁロマニャー王国主力軍の出発は2日後やから革命とかは様子見やな。あと主力軍と一緒に俺も王様と行くから内政頼んだで。」


「了解しました。」


2日後遼一はロマニャー王国主力軍と共に戦地に向かい遼一領の軍隊は戦闘ヘリ部隊、戦車部隊、機械化歩兵部隊で先行し先発隊と合流している事を貴族達に伝えた。


「(実際数、質、武器とかではこっちが上すぎるんだよな先発隊が12旅団もいるから36000やからな。それに米独も違う方面で快進撃してるし。そういや三方面作戦だったか日ロマニャー第一方面、米独が第二方面、英仏が第三方面か...)」


「どうした遼一殿?難しい顔をして?」


「いやよくよく考えてみた俺の軍三方面で戦っているんですよ」


「な、なんだと」


遼一は片手に地図を持ちながらいろいろと隣にいた貴族に話した。


「そ、それは凄いな。」


「これは第一方面に行きますから。頑張りましょう。」


「遼一殿もが、頑張りましょう。」


その後よく話す友達になったので現場に着くまでの2日間色々と話し込んでしまった。そして戦闘地域に突入し最後に経済について話たのであった。


「では遼一殿経済の件よろしくお願いします。」


「はい。(安請け合いしちゃったかなぁ...やっぱ専門いないとな。まぁ帰って話しておくか...それとも。)」


このように話していたのだが遼一は安請け合いしちゃったかなと物凄く思ったのであった。


「まぁ後でいいか。よしまずは国境警備にいる。軍隊をひとまずここにいる部隊が攻勢に出たら俺も合流するか。作戦会議までまだ時間は有るけど中継地点にいる部隊は100人程度やからなぁ隊長さん達呼ぶか。おい誰か」


「は!」


「ここにいる、各隊の隊長を呼んで」


「は!」


数分後に各隊長が来たので簡単に戦況報告してもらう事にしたのであった。


「君達は前線部隊じゃないけど何か報告はありますか?」


「私からあります。現時刻を持って潜入部隊が王都に入りました。主な任務は立案の元軍事施設と軍需だけを破壊します。以上です。」


「次に情報部隊からです。ただいま敵は国境から20km地点にある山に陣を張って膠着状態になっております。以上です。」


「次に後方司令部からです。本部の指示の元各部隊には戦線の突破をするように通達しております。そして戦車部隊と機械化歩兵を中心とする混成部隊が電撃的に戦線を突破し敵部隊は大きく後退しております。以上で全ての重要報告を終わります。後はお手元の資料を確認しておいてください。」


「ふむ。しかし消耗品の消耗が以上に多いな。補給は来ているよな」


「は!来ております。主に戦線防衛での消耗が激しいです。特に医薬品が足りません。」


「医薬品か...あと数日で医薬品を積んだトラックが来るから負傷者はとりあえず野戦病院あるだろ?そこで治療を継続だな。俺からは以上他は何も無いな?」


遼一は集まった隊長達に聞くと頷かれたので


「よしでは解散。(次は作戦会議か)」


遼一は解散したあと作戦会議をする所へと向かった。


「よし全員揃ったか。少し早いが作戦会議を行う。では遼一説明を頼む」


「は!まず今解放している所は現在我々がいる地方と右2つを解放しております。その内右2つを解放した部隊は更に敵占領地を攻撃しております。現状は優勢と聞いております。そしてここに敵司令部があると思われます。今はこのように戦線を貼っていますが本部隊が来たのでこの戦線をここまで押し上げましょう。」


遼一は解放地バス地方と2つのバレンシア地方とアンダル地方を指しながらバレンシア、アンダルの両州では優勢と伝えているがバレンシア州国境戦線では米独を中心とする部隊が展開しておりほぼ一方的に攻撃している事を隠して優勢と伝えたのであった。アンダル州国境戦線では英仏を中心とする部隊も優勢である。英仏部隊は自動車歩兵などが多いので米独よりかは劣っていた。ちゃんと戦車もいるが軽、中が中心である。


「なので私としてはこのまま戦線を押し上げることを進言します。目標はワイマール王国全土からツール王国を駆逐もしくは包囲殲滅をしツール王国の首都ストックを目指します。」


敵の首都ストックはワイマール王国から遥か北の方にある。


「しかし影山殿ツール王国の首都を目指すのは賛成出来ますが兵站が伸び過ぎて補給が回らなくなるのでは?」


「それに関してワイマール王国全土を解放後ツール王国との国境に軍を配置しワイマール王国軍とも合流します。そこで今私は王様を通じてワイマール王国内に鉄道を引かせてくれないと提案している。まぁ見たことないから分かっていませんがここにいる皆さんの大抵の人は私が、収める領で拝見済みかと思います。もしダメと来たらトラックで運びます。」


「君の領にはびっくりさせて貰ったよ。しかしそれで出来るならば何も言う事はないな」


その時慌ててテントに入ってくる兵士がいた


「か、会議中失礼します!」


「何事か!」


「は!バレンシア、アンダル両地方の戦線で動きがありました。両州にいる影山様の部隊が敵防衛隊を撃破しそのままワイマール王国領のマルメ、ルンド地方に進軍しました。そしてツール王国内で反乱が起きました。」


「よし準備は整った。皆さん進撃します。以上で作戦会議は終わります。急いで戦闘準備をして進軍してください。」


遼一は総指揮官としての役割を果たすために自分も早急に中継地点にいる部隊を再編成を行ない50人の小隊で戦線に急いで向かった。


「全員乗ったな?出発!1秒も無駄にするな!通信!各戦線にいる部隊に電信!全軍ワイマール王国とツール王国の元国境まで全速前進するように伝えよ!所詮我々以外は中世装備だ!敵は包囲しそのまま砲撃を行うように伝えとけ!(反乱早すぎないか?)」


「は!」


ツール王国内で反乱が起きたので事態は急変した。ロマニャー王国主力軍は早急に準備した後戦線部隊と合流し敵防衛隊を壊滅打撃を与え潰走させた。といってもほんとんどはロマニャー王国主力軍ではなく影山軍が大半を占めた。


「敵が来たぞ!撃て撃て!機関銃!も撃て」


アサルト、ミニミニ軽機関銃が塹壕からの掃討のように撃たれていた。


「(あそこから撃っているのかしかし魔道部隊の存在もこちらの魔道部隊により感知はされていない)魔道部隊は何をしている!」


「ほ、報告します。魔道部隊か、壊滅!突入部隊損耗7割を切っております。」


「ほ、報告!騎馬部隊突撃を開始しました。」


その時ワイマール、ロマニャー王国軍の影山軍からの長距離砲撃が敵の陣所に届いた。


「ぎょ玉砕覚悟で突撃したのか...な、なんだ今のは!」


「ほ、報告敵から攻撃で左翼壊滅しました。て、撤退を」


「(おかしいおかしすぎる俺らは攻めてる方だろう。クソったれ!)撤退だ!撤退する!退け!退け!」


ツール王国進行軍のバル方面進行軍は影山軍による長距離砲撃により左翼壊滅もあって退却を選択した。


「隊長!敵左翼撤退を始めたようです。」


「では、そのまま右に展開している砲兵部隊は右翼に一斉射撃せよ。」


「砲準合わせ!弾込め!撃ち方よい!」


「撃ち方よいよし!」


「撃てぇ!」


FH70からM107榴弾が綺麗な孤を描いて左翼に向かって数十発着弾していた。


「弾〜〜〜着今!」


FH70に装填されM107榴弾が地面に着弾し広範囲に弾殻の破片を飛散させ衝撃波を起こし敵は身体の下半身が無くなるもの運良く片腕のどちらかが吹っ飛ぶ者馬に乗馬していた者は数十発撃った内の2発が落ちたので大半の者が爆発と爆風に巻き込まれて死んでいったのである。


「砲撃を確認!(突撃時刻まであと2分...1分...30秒...15秒...10秒...5秒...4...3...2...1)突撃開始!」


突撃ラッパが塹壕から鳴り響き小隊長を先頭に歩兵らが突撃を開始した。その戦場では走りながらアサルトを撃つ歩兵や拳銃でやる者や手榴弾を投げる者もいた。


「戦車部隊歩兵に遅れを取るな吶喊!」


『おう!』


自走砲撃に適している90式10両歩兵達に向けて走らした。


「装填手!弾込め!」


装填手が通常弾を込める。


「装填!」


「砲撃手、撃ち方よい!...撃てェ!」


90式戦車から一斉に砲弾が真っ直ぐ敵の方へと向かっていく。


「なん...」


「司令!司令!...退けぇ!退却しろ!」


ツール王国軍は全部隊の退却を開始した。その後影山軍が担当する戦線から敵が居なくなったので影山軍はツール王国の背後に回った


「撃てェ!」


ミニミ軽機関銃から5.56×45mmNATO弾100発以上連続で放たれていく同様に30発の89式小銃からも5.56mm弾もレバーをレの所に合わせて撃たれた。


戦場は一気に火薬の臭いで包まれた。


「弾〜〜〜〜着今!」


火砲もどんどん撃たれていく。


「次弾装填!急げ!」


「隊長!歩兵部隊が掃討射撃を行うそうです。」


「次弾装填のみ。」


「は!」


歩兵部隊は午後1600に前後から掃討射撃を敢行し敵歩兵部隊を壊滅させそのまま前方部隊と合流そのまま戦線の維持へ


その夜遼一は緊急会議に呼ばれた。


「たく、なんだよ。今日会議朝だけじゃないのかよ。」


悪態をつく遼一だがきっちりとテントへと向かう。


「あれ皆さんお揃いですか。遅れてすみません。」


「では緊急会議を始めたいと思います。敵国ツール王国にて反乱が起こったとの報告がありました。今日が終われば明日から強行軍でワイマール王国とツール王国国境までワイマール王国領を回復する。何かあるか?」


「はい」


「影山殿なにか?」


「はい。明日から強行軍と言いますが我らはこう言っては何ですか皆さんとの機動力が違うのでそこはどうしたらいいですか?ちなみに輸送用トラックは何両かありますので騎士だけなら輸送出来ます。」


「いやそれについては大丈夫だ。ほとんどの者が騎乗しているから。馬で攻撃する。」


「では日数についてはあまり問題はありませんか。しかしどの道を通るのですか?このまま街道を行くと敵の城塞があります。ならば迂回すればいいと言う発想になりますがこの道から行くと日数がかかり例え国境に着いたとしてもツール王国国内にいる反乱軍の支援は出来ないでしょうてか多分鎮圧されている可能性は大です。最も獣道を通ってやるならば日数は3日は短縮出来ます。」


「ふむ。影山殿敵の城塞の規模は...」


「それに関してはこれを確認ください。」


遼一はそう言って航空機から撮った写真をみせた。


「なんと精巧な」


「これを見た限りでは規模は小だと思われます。ですがこの攻撃すると言うのであれば時間が係ることを覚えといてください。また攻撃しないのであれば一定の兵力を残し城塞を監視のみに留めるかです。」


「影山殿の意見はよく分かった。皆さんはどう思いますか?」


「ここは獣道を通るのがわしはいいと思うぞ。」


「私も伯爵の意見と同じです。」


その後伯爵の獣道を通る事に多くの貴族将校が賛同した。


「では獣道を通って国境まで行くで相違ないですね?」


「うむ。」


「では、ここに残って城塞を監視する役は誰かしたいという人は?」


「アベル王子。監視に関しては陣地にここにいる全ての貴族軍旗を掲げて私の兵士200人置いておきます。」


「分かった。その通りにしよう。これにて全ての会議を終わる。皆さん。陣営に戻ったら軍旗1本を受け取りに行くので渡せるようにしておいて下さい。」


「は!」


会議は終わり皆テントから出ていった。そして夜は老けっていった


朝6時に針が重なったとき影山軍陣営でラッパが鳴り響きその音は他の陣営まで届いていた。


「起床!」


今だラッパが鳴り響く


「閣下おはようございます。」


「うんおはよう。」


「閣下寝ておられないのですか?」


「うん寝てない。そうだちょうどいいタイミングだからこれに書いている名前全員集合させといて」


「は!何処に集合させておきましょうか?」


「そうだね俺のテントの前に集合。」


「は!では呼んで参ります。」


「影山中将殿レン・チャールズ殿の陣営から朝早くに苦情が参りました。」


「どんな?」


「は!朝のラッパがうるさいとそれ以外にも色々な陣営から同じような苦情が来ております。」


「流石にうるさかったかなでもこちらの規律に関わることやし。」


「中将殿そのため解答は規律によるものですとお答えしておきました。」


「有能。報告は以上?」



「報告は以上であります。失礼しました。」


「これ以上報告は無いだろうな。しかし今は結構順調に塗り絵状態だなこのまま敵首都まで塗り絵出来たらいいんだが...しかし反乱したのは誰だ?第4王女ユグナ様もこちらにいるし...誰だろうか...つかこれを早く報告して欲しいな。」


「閣下名簿に書かれていた者達を集めました。」


「よし。」


遼一はテントから外へ向かった。


「君たち200人はここに残ってもらう。決して君たちを軍から外す事はない。でだこのたびこの199人を束ねる隊長を発表する。佐藤涼少佐!前!」


「は!」


「今回君がこの199人の隊長だ!君を入れて200人の中隊だ。佐藤少佐さっそくだが命令を下さす今から全ての陣営を周り旗を1本回収してこい。詳しくはこれに書いている。」


「は!全員中将殿に対して敬礼!...直れ!」


「任に励めよ。」


「全員駆け足!そのまま右向け右そのまま前進!それでは中将殿任を遂行します。」


「うむ。」


隊長から駆け足で右へ行った。


「閣下他準備が完了しました。」


「速いねぇよしじゃ行きますか」


その後陣から獣道を通ってワイマール王国とツール王国との国境に向かって行軍を始めようとしたが


「ほ、報告します。情報省よりです。」


「内容は?」


「は!敵国ツール王国での反乱を確認反乱の首謀者はツール王国国内での農民反乱です。空軍の確認にも取れております。」


「やはり違ったのか。予定通りの行動をする。一揆には我らが国境に着くまで待つかな。報告ご苦労持ち場に戻れ」


「は!」


「では、諸君我々はこれより予定通りに国境へ向かって進軍する。全軍右向け右!前進!」


こうして影山軍も予定時刻よりすこし遅れて出発した。

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