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56 バルト海海戦とバルト海空戦

ストックはここまでです。なるべく多く書く予定なので更新はまた止まります。気長に待ってください。あとタテ読みのサイトでこの小説の資料集だけがなぜかあった。本編の方入れてくれよチクショーメ

「砲門射程内に入りました。」


「砲撃開始!イージス艦は戦闘突入後敵の船員を救助せよ。今回は我々がやる。こいつにもイージスシステムはあるからな」


この艦名を大和と言う帝国時代の大和を改装し内燃機関を変更し主砲も3連装から前砲、後砲を2連装に変更、副砲を2連装にし15.5cmを17.5cmに変更、高角砲を撤去。対空機銃も撤去する代わりに艦対空ミサイルを複数設置した。


「こいつ結構な時間と金を使ったんだ。前世みたいにただ鎮座するだけの艦にしたくない。」



大和を戦闘に砲撃が開始され以下長門、金剛、比叡と単縦陣で行ったので駆逐艦からは魚雷が行われた。


「何ていう遠さだこれじゃ砲撃出来ない...」


この時後ろの方から爆音が聞こえた。


「な、何があった!」


「最後尾真っ二つに割れました。最後から2番目も爆破!」


その時海面に動く影を船員がみたがすぐにその艦は魚雷が当たり爆破した。


「駆逐艦から報告魚雷は1本命中」


「やはり誘導魚雷を積まなかったのが駄目だったか。今更だな、よし駆逐艦以下魚雷は辞め砲撃に専念せよ。空母は爆撃機を出した後速度を落とし敵の攻撃に当たるなよ。切るところは切ってくれ。以上伝えろ」


「は!」


その後電信で駆逐艦は魚雷から砲撃に変更と空母は爆撃機を発艦と命令が下った。


「予想通り爆撃だな。爆撃機の準備は終わったか!」


「終わってます。」


「では発艦させよ。」


空母の甲板ではプロペラとエンジンが爆音を立てながら発艦はいまかいまかと待っていたその時に指揮所から白旗が上がった。


「よし!出撃!」


隊長から1機ずつ発艦した。


「なんだ!今度は!空がうるさいぞ!」


「な、なんだあれは!」


船員がみた。空から何か黒い物が来たのだ。


「ウオオオオオ!投下!」


艦爆の彗星が急降下しながら胴体の所から250kg爆弾1つを投下した。続けて2番目の彗星は違う艦に翼下の30kgを2発投下しその後彗星一二型は約20隻を轟沈させた。(誘爆も含める)


「これだけやれば俺らの仕事は終わりだ。後は九九艦爆がやるだろ。全機帰還せよ。」


『た、隊長19時の方向黒い物体を確認敵航空隊かも知れません。艦隊に連絡します。』


「分かった。艦隊に報告後我々はそれに接近し敵ならば航空戦を仕掛けたあと適度な所で撤退後は本業の戦闘機隊に任せるとしよう。」


『報告終わりました。』


「よし全機!19時の方角に迎え!」


『了解×6』


艦隊では彗星から知らされた報告により大いに悩ませた。


「うう...では戦闘機隊を発艦させよ。大和にはそう知らせよ。」


「大和から入電。『急ぎ攻撃隊を編成し彗星の救援に行くように』との事です。」


「これは送る前に来たから大丈夫だな。」


こうして零戦を中心とする攻撃隊が編成され発艦して行った。


『こちら第205戦闘航空団爆撃隊聞こえるか?』


『こちら爆撃隊通信良好。現状を報告する...いや無理だすぐに19時の方向に来てくれ!各機攻撃しつつ後退せよ。これより空母に戻る。』


戦闘空域では


『全機攻撃しつつ母艦に帰ること頭に入れとけ!エンゲージ!』


『了解!エンゲージ』


「見えてきた。あぁ!?ドラゴンだと?しかも口を開けている。全機退避!退避!」


「我々ツール王国空軍に敵はない!全員ドラゴンにフレアを吐かせろ。行くぞ相棒!」


その時隊長格以外のドラゴンからフレアが放たれた。


『た、隊長!うわぁぁぁ』


「お、おい!桂木!」


ドラゴンのフレアに1機巻き込まれた。


『た、隊長!生きてます!』


「な、なんだと?」


『ただエンジン以外はほぼ死んでいます。飛行には問題ありません。』


それは奇跡に近かった普通ならドラゴンのフレアを喰らえば例え彗星でも木っ端微塵になるのだ。フレアを喰らったのは成龍より威力の低いまだ幼竜と成龍とのあいだぐらいの大きさであった。


「黒煙あげている程度ですぐに爆発しそうだな。よし」


隊長は無線で全機に伝えた。


『全機に告ぐこれよりこの戦闘空域から離脱する。我らの後ろには第205戦闘航空団がいる。後はあいつらに任す。』


「後部!」


「は!」


「第205戦闘航空団に電信。ワレコレヨリセントウクウイキヲリダツス。テキノトクチョウハドラゴンナリチュウイシセントウセヨ。ドラゴンノフレアニキオツケルベシ。キジョウシテイルテキニハキュウコウカガコウカテキデアル。以上だ。」


「了解。」


その後彗星爆撃隊は旋回し編隊を組んで戦闘空域を離脱して行った。


「隊長敵逃げていきましたね。」


「何かあると思わんか?」


「?!この轟音は?!」


その時電信の内容を傍受し味方からの電信であると確認出来たので解読しそこから伝わった戦闘で戦いに入った。


ダダダダダダダダ太陽の中から20mmが噴いた。


「グハッ!!」


1人、1人と潰されていく。その時丸い筒に翼が生えたような物が上から降って下から戻ってまた1人、1人と落とされて行った。それはほんの数分だった


「くそ!騎乗者が居なくなるとドラゴンは逃げてしまう。上手く弱点を付いたな。(残っているのは俺を含めて6人初めは14人居たのに...引く?...引くか)引け!引け!」


「逃がすか!ここで全て落としてやる!」


正直にこのドラゴン速度は複葉機並しかない。なので零戦ならば余裕で追い越せる。防衛力は20mmが貫通するかしないか程度ぐらいの防御力であった。しかし成竜になると20mmはあまりダメージが無い。


敵は逃げれないと察したのか反転し攻撃を仕掛けてきた。


「全機反転してきたぞ!生きて帰るぞ!」


こうして第205戦闘航空団4機対ワイマール王国空軍6機と交戦になった。視点は変わって海軍は


「艦長!敵大半を撃破しました。まだ半数以上が残っています。レーダー情報では200隻ぐらいです。」


「まぁ海軍力をフル活用してるな。こっちは戦4軽2駆6空2だから第1編成部隊だそ?第1主力部隊だよ?英清戦争(アヘン戦争)じゃねぇんだからよ。なぁ参謀」


「ならば我々は英国ですな。」


「ハハハ」


艦内全員が笑ったのであった。


「笑い話はここまで敵との距離も近づいてきたから敵の大砲に気おつけよ!」


「了解!」


敵は


「距離が近づいてきた大砲弾込めし剣士は抜刀せよ。」


しかしツール王国海軍弾は届くには届いたさほどダメージが入っていない


「装甲が違うのだよ装甲が!」


「全砲門右に修正。敵に向けよ」


大和の主砲が毎秒2度ずつ敵に向けて砲を回転させた


「全砲門右になりました。」


「一斉射撃せよ。僚艦には大和が発砲後に発砲するように連絡」


『砲弾整備完了いつでも撃てます。』


「よし砲撃せよ!」


ビィィィィと警報音が鳴り船員が艦内に戻っていく。


「艦長零式通常弾が発射されました。発砲を開始するように以下僚艦に伝えます。」


「うむ。」


敵の船は木造艦に鉄板を貼ったぐらいの厚みであった。大和を含む戦艦の砲撃では当たれば一撃必殺で爆発する。軽巡の砲撃はこれも先に記述した通り爆発。粉砕されるのであった。


「火力も質もロマニャー王国海軍には勝てないのか!あんな2流国家に!こちらが先進国だと思っていたのにクソったれ!」


「艦長引くことを宣言します。」


「私もです。」


「クソったれ!退却だ!」


こうしてツール王国海軍はただただ大損害を受けて退却して行った。ロマニャー王国海軍は実は少し技術支援をしているが巨大戦艦は作れない。なぜならそこまで無いからさ。ロマニャー王国の国旗と旭日旗を掲げて優雅に敵が撤退するのを見届けた。


『全艦に伝える漂流している、敵船員を救助せよ』


『了解』


その後ツール王国海軍の撤退を見届けたロマニャー王国海軍は漂流している敵兵士を救助して行った。そこにはワイマール王国第4王子がいたのに周りは気づかないでいた。


「(我々はどうなるのだ敵に助けられ食べ物まで貰ってしまった。しかも周りは食べている。)」


「どうしたお前食べないのか?」


「(こいつはこの敵艦の船員か)いやもうすぐ食べる所だ」


「そうかい食べるなら早く食べな冷めちまうぞ。」


「あ、あぁ」


その後第4王子は食事を美味しい思いをしたのであった。後に彼は元王族の力を使って遼一の国に料理修行に来るのであった。


「え〜捕虜の皆さんこれよりこの艦は陸を目指して航行します。寝床の準備をしているので怪我をしている人はあの人の所に行ってください。それ以外の人はここにいて下さい。」


先ほどまで王子に話しかけていた船員が捕虜に指示をだす。


「す、すまねぇが手を貸してくれねぇか?」


「いいだろう。おい手伝ってやれ」


「は!そら立て大丈夫だ。」


こうして治療組と寝床に案内する組に別れたので船員が艦内を案内するために行動するようにいった。


艦内の案内が終わり最後に寝床となる所に案内された。


「はい皆さんの陸に着くまでの寝床です。」


その部屋は大部屋であった。元艦長の部屋だがな。


「では皆さんにひとりひとりに名前と年齢を聞くのでちゃんと答えてください。ではあなたからです。」


「名前は...」


こうして捕虜全員の名前と年齢を得たのであった。


「明日の朝6時から大きな音で音がなりますが、皆さん驚かないでください。あとなるべく自由行動は構わないですが監視はつきます。以上です。あとこれより外には出れないのでこの部屋でお過ごしください。では」


船員は説明し終えると部屋から出て行った。


「ちゃんと鍵を締めとけよ。」


「は!」


こうしてバルト海海戦はロマニャー王国海軍の圧勝で幕を閉じたのであった。


「閣下これが捕虜の名前と年齢です。」


「なるほどほとんどは苗字を持たない平民みたいだな。」


「そのようでありますがこの名前を見てください。」


「え〜ユグナ・ツール...マジ?」


「マジです。」


「カードゲットだぜ!」


「といっても第4王子ならぬ王女ですよ?」


「えっ!王女なの!じゃ男装してた理由か!おい早く部屋を帰るんだ!理由は何でもいいから早くするんだ。あとここに呼んで」


「は、はい!」


参謀は慌てて部屋を出ていった。


「おいそこのお前に艦長が会いたがっている。こい。」


「(あの人だけ?)王子!だけはダメです。僕もついて行きます。」


「それはダメだ。」


「済まないでは僕も行けない。」


「たく。『こちら八葉参謀です。艦長王子が1人連れていきたいと仰っていますがどうしますか?』」


『許可する。』


「『了解。』いいんだとさ付いてこいよ。だが着いてくるのはお前1人だけだ」


八葉参謀は艦内無線機から耳を離し声をかけた。


「感謝する。」


こうして八葉参謀を先頭に捕虜部屋を出て艦長室もとい会議室へと向かった。


「おいおいどうするんだよ。今回この作戦に提督は乗っていないんだぞ。乗艦してないから俺か会うのは胃がキリキリしてきた。参謀長」


「頑張ってください。」


「お、おう。」


上層部も上層部である意味大変だった。


「ここです。」


八葉参謀は会議室の扉を開き中に招いた。


「ここにお座りください。」


八葉参謀は下座しもざに座らせた。例え王族であっても今は捕虜なので下座に座らせた。


その時会議室の扉がまた開いた。入ってきたのはこの艦を束ねる佐藤艦長と艦長の精神を支えるための参謀長そして2人の参謀である。


「失礼します。」


八葉参謀は艦長、参謀長が通り過ぎてから敬礼を解き部屋から退室しようとした時


「八葉参謀もここにいて彼女達の精神の安定で。」


「は!」


そして八葉参謀はユグナの隣に座ったのである。そして艦長が口を開いた。


「今回捕虜の君をここに呼んだのは理由があるからだ。君は本当にワイマール王国の王女ユグナ・ツール殿下で宜しいですね?」


「そうだが?」


「間違いはありませんか。ではあなたはツール王国と今回の戦争についてどう思いますか?」


「私は今回の戦争には反対だった何故ならバックには必ずロマニャー王国があるからな。戦争となったらロマニャー王国は同盟国援護要請の大義名分参戦してくる事が誰でも...いや主戦派はそれは分かっていなかったな。私でもこの戦争はダメだと思ったさまぁ結果がこの状況だからな。そしてツール王国は国王専制君主を廃止し議会でやるのが私も賛成していたのだがな。」


「なるほど」


この時艦長は来ていた参謀の耳に本土の閣下に電信を打つようにと内容は今言ったことを筆記が終わり次第打つように言った


「では、あなたは自国に革命などを起こしたいと思いますか?」


「おおいに思っている。今は戦時下だ革命軍などは結成しやすい。」


「では革命軍の指導者にはなる気はありますか?」


「うむ。」


「なるほど。では革命軍の指導者は貴方になってもらいます。今はまだ眠って貰いますがいざと言う時には貴方の祖国ツール王国で革命を起こしてもらいます。宜しいですね?」


「良かろう。」


こうしてツール王国第4王女を指導者とする反ツール王国軍の結成と言う密約を交わしたのであった。


「全て本国に報告せよ。」


「了解。」


こうして本国にも伝えられて本国は民衆扇動工作を実施するように情報省に命令が下っのであった。

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