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今日の0:00ぐらいにアップするつもりが13時前...やっちまったぜw
「王子やりましたよ!HP0です。」
「おぉやったか!しかしあんな大きさの牛鬼は聞いたことはないぞ?」
『当たり前でしょう。あれはたんなる実験の成果確認です。』
松明のみの部屋に突如声が聞こえて来る。
「な、何者だ!」
とっさに第1王子が声を張り上げて言う
『いやこれは失礼王族方に対して名を名乗っておりませんでした。私はスノースカイを束ねるマルクス・スノーです。どうぞよろしくお願いします。』
「なに?貴様がスノースカイの棟梁か!脱獄囚の極悪人め!」
『いや私も多方面で有名なようですね。私は脱獄は貴方方の中に私の部下がいたのですよ。あの時の王国の対応と来たら今でも笑いが』
「姿を出して俺と戦え!」
「お、第1王子さすがに1人ではヤバイですよ!」
「1人ではない!遼一と弟もいる。」
「(あ、俺入ってたんだあれだけ言ってたのに...)了解しました。」
『え?私と戦い?なにアホなこと言ってるんですか?まぁでももし私と戦いと言うならばこの子に勝ったいいですよ』
その時牛鬼から出てきたところから鳥の鳴き声が聴こえた。
「ふん!ただの鳥ではないか!」
『ある意味鳥ですが本当にそうだといいですね?』
その時遼一の魔力感知に強い魔力が感知取られた。
「第1王子さすがに次のは死ぬ可能性ありますよ。大丈夫ですか?」
「お前が居ればある程度は生き残れるさ」
「どこから...」
遼一はそんな根拠何処からと言おうとしたが口を噤むだけだった。
「分かりました。なるべく生きて帰れるパーセンテージは上げますよ。おっと第一王子そろそろ来ますよ。」
「ずっと思っておったが第1王子や王子と呼ぶな名前で読んでくれ私はロマニャー王国第1王子アベル・ロマニャーだ!アベルと呼ぶ様にちなみに弟はアッシュ・ロマニャーだ。」
「了解です。王、アベル王子」
「王子はさすがに無理か縁戚なのにな」
「もう喋るのは辞めましょう。そろそろ出てきま」
遼一が言い終わる瞬間牛鬼が出てきた所から暴風とも言える強い風が吹いてきた、しかも炎とだ
「...(あかんこれマジ死ぬ可能性大やん)」
遼一は内心そう思いながら刀の柄に力が入る。
「遼一出てこぬではないか?」
「周りをよく見てみてください。」
アベル王子は周りをよく見てふと上をみた。
「遼一...これは?」
「火の神の眷族であり偶像崇拝のフェニックスです。いやはや伝承だけで読んだものですが」
「ヤバくないか?ってか死ぬから逃げよう!俺達が来た時にはもう事切れいたと言うことにしてな?遼一」
「アベル王子ちょっと耳を拝借します。」
〈アベル王子ほんとにそれでいいんですか?あそこの王女様可愛いやん?ええ所見せてやらな?な?あとあのフェニックス紛いみたいやからある...〉
「おい最後が聞こえないぞ?」
「フラグは建てたくないので最後まではすみませんが言えませんが紛い者は紛いですので大丈夫です。」
「そ、そうかでステータスは見えるのか?」
「ええ見えます。」
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名前:フェニックス(紛い)
種族:神族
HP:15000/15000
MP:3000/3000
STR:2000/2000
DEX:500/1000
VIT:1000/1500
AGI:650/1000
INT:?????/?????
特殊:火魔法、爆裂魔法、強撃、火炎の息、火炎の羽ばたく、業火の炎
弱点:水魔法、氷魔法、コア
補足:死んでも蘇ることで永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥である。が今回は紛い者なので復活はしない
ドロップ〔New〕:不死鳥の羽、?????の卵
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「です...。」
「あっ察し...。」
「アベル王子アッシュ王子は?」
「伸びてる。」
「私は氷魔法は使えます。アベルは水魔法は使えますか?」
「水魔法は初級なら使えるぞ。なんせ水には適性が無かったのだ」
「分かりました。ではアベル王子いえアベル行くぞ!」
「おう!」
「主よ我に力を...【氷風】」
フェニックスに向かって遼一が唱えた氷魔法【氷風】がフェニックスに向かって吹いていくがやはり初級の氷魔法なので当たっても蒸発し二酸化炭素になるだけである
「やっぱり初級じゃ効果なしかならば自然にある氷の精ウンディーネよ汝の力を我に貸し与えたまえ【氷塊】」
遼一の回りに氷出てきた中ぐらいの塊がフェニックスに向かって飛ぶ
フェニックスに氷塊があたり鳴き声が響く
「中位氷魔法でこれだけのダメージか...こいつは行けるかな?」
遼一は刀の歯に氷をはべらす様にイメージする。
その時フェニックスから反撃が遼一に向かっていく。
「遼一あぶない!水魔法【水槍】」
アベル王子は遼一に意識を向いているフェニックスに向けて魔法を放つが意識はアベル王子には向かないがヘイトは溜まっているようだ。
「アベルありがとう。これで行ける。魔法剣!氷剣【アイス・スノー・ストア・ソード】」
キュァァァァァとフェニックスの鳴き声と共にフェニックスは倒れて不死鳥の羽×2と謎の卵を手に入れた。
「アベル王子とりあえずこっちで保管しときます。」
『くっ使えんどれもこれも実験不十分だなこんな奴らを連れてきた意味が無いか。では...』
「逃がすか!」
遼一はもう一つの短刀を壁に向かって投げる
「くっどうしてここにいると分かった!」
「それは我々がフェニックスと戦っている時にこの空間は極度に温室は上がってるんだお前のいた場所は壁で居たんだろ?お前がいた所を見てみろ微かにまだお前がかいた汗があるだろ?」
空間に響かせていた声の主は自分の足元を見る。
「くっ」
「今でも垂れているだろ?汗」
ぽたぽたと地面に落ちる
「どうだ?降参する気はあるか?」
「わ、分かった降参しよう。弟の方も動いていないが私から言おう。ブルー・スカイ俺は降参する。」
『分かった。』
遼一は後ろを向き歩き出した。
「大人しく降参すとでもおもったか!死ねぇ!」
「ですよねぇ〜悪党があっさり降参する気無いですよねぇ〜たくテンプレ過ぎるんだよ!」
最初はお気楽に喋っていたがマルクス・スノーが迫ってきてたら口調が変わり刀の柄に手をかけた
「ぐ...なんだと...」
「安心しろ峰打ちだ。良かったな。今思えばこの刀も刃がボロボロだな。やはりサーベル軍刀は持ちが悪いな手入れか打ち直ししてもらうか。」
遼一はマルクス・スノーに縄を掛けながらブツブツ言う。
「遼一こっちも終わったぞ」
「アベル王子念のためこれを両手首に掛けておいてください。」
遼一はそう言いながら手錠を渡した。
「これは魔道具か?」
「はい。一時的に魔法を使わないようにさせる為なので。あと貴婦人方は?」
「王妃様の方は気を失ってるだけで王女様の方は...まぁ起きてるには起きてるが...目をキラキラさせながら質問攻めになった。」
「それは元気な事で。ではアベル王子とアッシュ王子...アッシュ王子起きてください。 」
「う、う〜んあれ終わったの? 」
「終わった。」
「兄上おはよスヤァ…」
「こいつはもう俺が担ぐわ。遼一は?」
「とりあえずこいつらを外に連行します。あと他国の王妃様達も外に出さなければ...いや人命を優先します。」
「そうかでは王妃は頼む王女の方は歩けるだろう」
「は!」
遼一はその後王妃様をお姫様抱っこで王女はアベル王子について行った。
「こちら1208要人確保!ヘリを要請する。」
『こちら通信・電探室了解近場の航空基地からヘリを出す様に通信します。少しお待ちください。』
数分後通信が入った
『こちら通信・電探室。1208聞こえますか?』
「こちら1208今のところ通信は良好。首尾は?」
『イルマ基地よりGH47JAがそちらに1機向かいます。その中に衛生兵を2名います。』
「こちら1208了解。チヌークが近づいてきたらわかりやすい所にいる。オーバー」
『オーバー』
その後遼一は王妃を木陰に移しアベル王子とアッシュ王子と王女様と一緒にいてもらい、マルクス・スノーと弟を地上に連行してきた。
「アベル王子このまま森を出ます。そして馬3頭いるので王妃様と王女様はアベル王子とアッシュ王子の馬の方に乗せてもらっていいでしょうか?残りは馬を歩かせながらこいつらと歩きます。」
「分かった。」
「では行きましょう。」
遼一が出発しようとした所王妃様が目を覚ました。
「ここは?」
「母上〜」
「おやおや?どうしたのですか?」
「おめざですか?ワイマール王妃様」
「これはロマニャー王国の第1王子とアベル殿下ではありませんか?」
「現状は分かっていますか?」
「いえ何も洞窟の中で貴方方が戦う前あたりまでしか記憶がありません。」
「あと少しの所であそこで縄を掛けている。人達に実験台にされてましたので。」
「あ、ありがとうございます。また改めてお礼しにまいります。」
「王子!そろそろ出発しないとお時間が」
「おぉそうか分かった取り合いず森を抜けよう。王妃様馬には乗れますか?」
「えぇある程度は出来ます。」
「そうですか分かりました。あとこの馬は原産が違うので左乗りではなく右乗りでお願いします。この馬はあいつの馬なので調教の仕方が違うんですよ。」
「分かりました。」
王子達は馬に跨り森を出るために馬を走らせた。
「おいお前達も行くぞ」
「はい...」
遼一は2人の後ろを歩いた。1時間弱で遼一勢は森を出た。
「あれまだきてないのか?」
その時空からバタバタバタとプロペラが回る音が聴こえた
「おぉきたきたお〜いここだ!」
遼一は赤の発煙筒を空に向けながら回している。
「皆さんすこし下がってください。」
その時空では
「見えないな何処にいるんだ?」
「操縦士赤色の発煙筒が見えます。」
「双眼鏡!」
副操縦士から双眼鏡を貰い地上をみる。
「要人発見!着陸する!」
「了解!」
操縦士と副操縦士は操縦桿を握りプロペラの回転を緩めながら着陸した。
「着陸完了!後方ハッチオープン」
「後方ハッチオープン」
チヌークの後方ハッチがオープンしそこから兵士2人が降りてきた。
「影山閣下に敬礼!」
「うむご苦労。でだこれより搭乗するがいいかね?」
「は!大丈夫であります。それと馬はどうしましょうか?」
「馬はそうだな取り合いず兵士は何人乗っているんだ?」
「は!操縦士などを除けば4名です。その内2名は衛生です。」
「分かった。では馬はこの当たりに放牧して置こう。後で騎士達取りに越させればいいだろう。あとまだあるこいつらを見張れ」
「了解しました。」
「では行くよ。皆さん馬から降りたと思うので、ついてきてください。」
王子や王妃や王女様達は唖然としていていたが遼一の声かけにより現実に引き戻された。
「あ、あぁ」
みんな遼一の後に続いてチヌークに乗る
「皆さん乗りましたね?」
「ぜ、全員のっているぞ?」
「では腰当たりにあるベルトをこのように固定してください。出来ない人は言ってください。兵たちも手伝うので」
遼一はそう言いながら犯罪者の腰にベルトを固定する。
「では皆さん出来たようなので操縦士いいぞ!」
『それでは発進!』
軽く回っていたプロペラがゆっくりと速度を増しながら回っていき、チヌークが浮いた。
チヌークが浮いた瞬間王子両者と王女様ははしゃいでいた。王妃は自分の子供を止めていた。
約3時間弱かけて領主館のあるワルシャワに着いた。




