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地方独特の言い回しとか方便やらが出ているので
気をつけてください。
遼一は街の門の所まで走った
「長い!真っ直ぐに行くだけやけど長い!もう少し近くにあっても...」
と言っている
「すんませんねぇ前の領主時代が戦争や紛争ばかりだったんでここに有るんですよ。で何様ですか?」
「そ、そうそう今から3日か4日経ったら俺の自前の兵達がここにくるから慌てずにしてな服装は俺が着とる服装やから」
「は、分かりました。」
「良し用事済んだし帰るかほな」
と遼一は帰ってゆく
「変わったお方だ」
そして遼一は街に戻り街をふらふらとしていたら
「おい聞いたか?ここに凄腕の鍛冶がいるんだってよ」
「マジか?」
「ウワサやから信じる信じないはどっちでも」
と肩をかすめる男
「(ほうそんな人がいるのかあってみたいなぁ)」
と色々なうわさ話を聞いて宿に帰った遼一
「流石にまだ帰ってきてはないか。早すぎたかな?しかし暇だ本でも読んで帰ってくるのを待つか」
と遼一は本を読み始めてから数時間後
「たっだいま!」
と嫁2人が帰ってきた!
「ねぇねぇこんなの買ったの!」
と差し出したのは1本の剣
「どしたんこれ!見た感じロングソードか?」
遼一から見ればロングソードに近い形状の剣であった
「これねここの街の凄腕の鍛冶屋さんにもらったんだ。後貴方に会いたいって言ってたよ?」
「ほう、ではそのうちに。でもこれはこれで軽い方だからセシル専用かな?現状では」
と回しながら答える遼一である
「ノーブルは何買ったんだ?」
「わ、私はこ、これだ」
と照れながら腰に付いている剣を出してきた
「これまた立派なレピイア」
「あ、あぁ。ご主人様の様な剣が欲しいのだ」
「おっ?これか?」
と遼一は自分の腰にある軍刀をみる
「流石にこれに近い物はないかなぁ」
「私とあれだけ打ち合いしたのに刃こぼれしないんだからな」
「やぁ正直あと一回でも打ち合っていたら刃が折れていたんだよぁ」
「なんと」
とびっくりしたノーブル
「すいませんお手紙で〜す。」
とスッと音が鳴るような勢いでドアの隙間から入ってきた
「誰だろ?」
と手紙の裏を見るとなにやら刻印のした物で封を閉じている
「あぁこれは王家の印よ」
と隙間から除いてたセシル
「ほう。では、内容は」
と手紙の封を切り中身を取り出す。
「え〜なになに」
『遼一へ
まず最初に一言、凄く不味い状況になりました。あの軍務卿が自分の領地にいる領兵を連れてきて王城を包囲している。そして軍務卿の反乱に応じて内務卿ら2名が同じく包囲している。
で、国境にいた隣国の軍は国境に張り付いたままでありその相手をしている盗賊団は微小なれどもまだいる。今はまだ王城にて籠城なれど時間の問題である。近衛隊は獅子奮迅なり
救援を!
※同様の手紙を腹心らに送っておる。
ロマニャー王国・王ジンシン』
「と。どうする?このまま行って軍と合流するか、王城から脱して貰うのか。しかし官僚が裏切って王城を包囲するとは俺が拝謁した時に不安があった様だが、それは関係ないと思うし誰かにそそのかされたかもしれん。取り合いず俺は仲間に指示を出すからすこし待ってくれ」
と遼一は無線を取り出し小次郎に問いかける
「小次郎緊急事態だ!今すぐ王都に向けて出陣せよ!これは緊急を要するゆえに迅速に物事に対応せよ。」
『は!』
「う〜んさてどうするかセシルとノーブルここから馬を飛ばして半日ちょいで着くけど?行くか?」
「行きます!」
「私もです!」
と2人が生き良いよく返事をしたので急いで準備をする遼一
「よし分かった。んじゃ二人共今着ている服から俺が用意する服に着替えてくれ」
と遼一は陸軍服を出した。
「これは、遼一様が着ている服装と同じ!でもサイズが」
「大丈夫」
ちなみにこの陸軍服(昭和期)のはこの世界に来て魔法の服扱いになっており、着た人の体型に合わせるようになっている。
「んじゃ着替えてなでは、外におるわ」
と遼一は外に出る。マナーだね
「着替えますかぁ」
と外にいると中からきゃあきゃあと黄色い声が聞こえるが...
「アカンぞ」
「終わりました〜」
と内から聞こえたので部屋の中に入る遼一
「おぉ可愛い!...ごほん。では宿を引き払って軍に合流する」
と言って一階にいる宿の親父に『世話になった』といい外に出て馬に乗った遼一達は門をくぐり抜け急いで軍と合流するために馬を走らした
「セシル!ノーブル!前方に影アリ!」
前方には砂埃を巻きながら動いている軍隊がある
「ご主人様!前方のあれは味方では?」
「観てみる」
と双眼鏡を覗く
「ん?あれは小次郎か?いや小次郎や!セシル!ノーブル!いくで」
と速度を出す
「お〜い小次郎!」
「中将!全軍止まれ!」
と行軍中の軍が止まり小次郎が馬でくる
「中将殿まいられましたか」
「おう。もうそろそろ着くからいくか」
「斥候を放っておりますので進みながら話しましょう。」
と進み王都間近で小休憩中に斥候が戻ってきた。
「報告します。敵城外に包囲する様に陣を張り、只今城門及び城壁を攻撃中!そして敵の数およそ13000!」
と斥候は敬礼して部隊に帰っていく
「結構いるな」
「そうですね13ですからこちらは歩兵と騎兵だけです。どうしますか!」
「銃で攻撃した後突撃あ、万歳は無しで。騎兵は銃突撃だな。歩兵隊は右翼から騎馬は中央から決定」
と各隊長らもいたので直ぐに決めた。
「休憩終了!各自戦闘準備せよ!これより別れて行軍する!俺には100の歩兵付いてこい!攻撃の合図は赤信号だ!いいな!」
と別れてゆく
一方その頃軍務卿陣営では
「諸君私はクーデター政権を樹立するために今回の戦闘に至ったゆえに逃げたいものは逃げよ!」
「大変です。影山軍が現れました!」
「なんだと」
と元軍務卿を初め陣営に緊張が走る
「来たか城門はまだか?」
「は!今攻撃中です。」
「そうか。では、城門の攻撃隊を戻し影山軍に当てろ」
「は!」
「まだ!まだ終わらんよ!国境には隣国の軍団がいるからな。しかし陸軍の抵抗が激しい...約束が違うではないか。」
「た、大変です。右翼から影山軍らしき歩兵が魔道らしきもので攻撃!ほぼ半壊となりました。!」
「た、大変です。後方に騎馬が侵入!これと戦闘中との事!お早く陣をおう移して下さい。」
「だ、ダメだ...」
そこに
「その方軍務卿と見る!覚悟召され!」
「貴様何奴!」
と切り合いになる
一方城門周辺の陸軍と近衛は
「あ、あれは!影山軍ではないか!しかも押している!門を開けよ!我々も突入する!」
と陸軍が動く
「近衛隊はここでいる。」
近衛動かず!
そして城門付近の戦闘では、影山軍歩兵集団が銃撃した後歩兵らが抜刀突撃し白兵乱戦にその後中央背後から影山軍の騎馬が突撃。軍務卿らの軍は更なる混乱になり一時前が見えなくなるほどだった。軍務卿らの軍が混乱している時に南城門が開き陸軍の騎馬が突撃するも敵は更なる混乱になりしまいには降伏するものと徹底抗戦のすえであった。その後軍務卿は影山軍により捕縛、その他高級幹部などは陸軍により捕縛もしくは、討死した模様
そして王城に参内する遼一、陸軍の人、近衛の人
「諸君。ひとまずお疲れ様。諸君の働きにより反乱もひとまず収まった。君達が速く来てくれたお陰で街に被害が出なくて良かった。手紙には王城が包囲されたと書いたが実はすこし出遅れていたら確実に包囲されていた事だろう。でだ、影山には紹介して無かったな。陸軍大臣のハリー・ウェスタンと騎士団統括近衛大臣と近衛隊隊長のヤホク・アベルトだ。二人共この人が二等陸軍影山遼一だ」
「やぁ君が噂の影山さんかよろしく」
とヤホクが挨拶をする
「貴様が影山か!貴様の陸軍を我々の軍隊に編入と軍事技術を寄越せ!」
「こ、これよさぬか」
と騎士団のヤホクが止めに入る
「ヤホク貴様は、欲しくないのか!」
「正直欲しいだが!貰うには順序といつ物があるしそれは元軍務卿の二の舞だぞ!」
「く」
「(ヤホクさんなんて優しい人だ。それに加え陸軍大臣はすかん!名前憶えないようにしよう)お二人共よろしくお願いします。」
「3人共急やけど1週間後影山と我が娘のセシルの結婚式を挙げます。」
「(うわぁ陸軍大臣さん青筋たってるww)」
結婚した後内政で〜す。あと陸軍大臣のハ...何でしたっけ?(笑)は戦国武将の柴田勝家みたいな人と思ってください。




