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158 魔王城へ~魔王城包囲戦三日目そして…~

魔王城包囲してかれ三日目を迎えた。

勇者一行は、ロマニャーからの砲撃により城門が破壊されていたりしたところから魔王城に突入した。


魔王の居るところまで、ロマニャー以外から恐れられる魔王の側近達が、とても強かった。


「なんて、強さなんだ。流石は、勇者だな。しかし、魔王様には近づかせんよ。」


側近の一人である妖魔将軍エヴィスは、覚醒モードに入った。

勇者以外が、妖魔将軍のエヴィスにより倒された。

最後に勇者に牙を向けた妖魔将軍エヴィスは、横一文字に斬られて討伐された。


「まだ、意識がある!今、ラストポーション使うからな。口をあけるからな。」


勇者は、倒れた仲間に希少なラストポーションを飲ませると、傷口や妖魔将軍エヴィスにより、飛ばされた腕や足が復活した。

そして、飛ばされた腕や足は、土になり脆く崩れ去っていた。

そして、勇者は目覚めのポーションを使い、倒れた仲間を起こした。


「キャァァァ!」


勇者は駆け寄り、大声を出して起きた女性陣の僧侶と魔法使いに落ち着けと叫んだ。

男性陣である武闘家、盾使いには放心していたため、ビンタしてファ○ト一○と叫び、○○○○Dを飲ませた。


「目が覚めたな。いぐぞ!」


「勇者様、エヴィスは?」


「そこに転がっておる。」


横一文字で殺された妖魔将軍エヴィスは、首と胴が別れて吹き飛ばされていた。

勇者はレベルMAXであったが、仲間はレベルが六十前半から七十台後半辺りまでレベルが上昇した。


「六十前半のレベルでも、即死級。しかもあっという間の攻撃であった。」


それから、側近達と戦い続けた勇者達は、武闘家の死から乗り越えて、魔王の居るところへとやって来た。

豪華な門を開けると、玉座に座る魔王が勇者に語りかけてきた。


「我の味方になれば、世界の半分をくれてやる。どうだ?」


「何処かの某RPGで聴いたセリフだがな?答えは無論NOだ。宿に泊まって、昨晩はお楽しみでしたねって言われたいからな。死んで貰うぜ!」


「やむ得ないだろう。死ぬのは…なぁ…勇者お前だ!」


いきなり、火魔法のフレイムアローと火の玉を飛ばしてきた。

勇者は、さらりと身をかわすと手に隠し持っていた先の尖った鉄を投げた。

先の尖った鉄を投げたのと同時に僧侶による補助呪文と蘇生呪文を唱え、勇者にバフを武闘家の蘇生をした。


「僧侶ちゃん、蘇生魔法使えるようになったの!やったね!」


「!魔王ちょっとタイムね。」


魔法使いは、蘇生魔法が使えるようになった僧侶を誉めまくり、僧侶は母のような母性を持つ魔法使いに、誉められて顔の頬を真っ赤にしていた。

蘇生魔法を使って、復活した武闘家をみた勇者は、びっくりして死を乗り越えたって言うの返してと思いつつ、攻撃をしようとした魔王にタイムと言って、僧侶と武闘家の所へといった。

魔王は、攻撃体制からタイムと言われたので、すごすごと玉座に座り直した。


ロマニャー軍営では、勇者に秘かにつけた小型カメラから送られてくる映像をみていた。


「はやく、倒せよ。」


魔王と勇者が戦っているところを、写していたのだが、次の瞬間勇者がタイムと言って、僧侶や魔法使いが居るところへと走る音と映像が送信された。


「この世界の魔王vs勇者の戦いにタイム制って有るんだな。バイトか?」


「もしかしたら、魔王ってパートかも知れませんよ。」


「シフト制とかか」


通信映像と音をみている将校と一部の兵士達で、話をしていた。


閑話休題


勇者が、僧侶達のところにいき、武闘家に涙して腕を上下に動かした。


「すまない、あの時助けてあげられなくて」


「構いませんが、魔王は?」


「それならそこにおるぞ」


玉座に座り直した所の魔王へと、指を指した。

武闘家が視線を動かすと、あくびをして寝ている魔王がいた。


「まぁ、その、あの、あれだ。すまなかった。それでは、始めようか。」


視線に気づいた魔王が、赤くなりながら謝罪をした。

そして、直ぐにさっき戦っていた以上の殺気と威風を飛ばし、僧侶、魔法使いとさっき生き返った武闘家も壁に張り付け状態となった。


「やはり、勇者だな。それ次だ!」


粒状の氷の魔法を使って、氷撃した。

勇者は、剣を使い自分に飛んで来る氷を弾き返したりしていたが、それでも勇者の足、腕には擦り傷が出来ていた。


「魔王、ここからは反撃だ!」


勇者による剣技で、右腕を吹き飛ばされていた魔王は、薄気味悪い笑顔を見せながら右腕が再生されていく。


「な、なんだと…」


「伊達に長く眠っていた訳ではないぞ。」


「…(どうすれば…)そうか、そうだ!あの話だ!」


ロマニャー帝国大統領である影山からの助言の中に、ヒュドラの話があった。

斬っても斬っても再生するヒュドラの首を焼いたことで、再生を止めて最後に勝ったと言う話だ。


「(だが、増えたわけではないが…う~ん。やってみるか)えい!」


魔王との接近戦でもう一度、右腕を吹き飛ばしたと同時に、火魔法を使い右腕の切り落とした所を燃やした。

すると、右腕を再生しようとした魔王の右腕が再生しなかった。


「まぁ、よい。腕の一本など…(めっちゃいてぇ。)」


「しゃべってる暇なんてないよ。でも、じゃあね。」


勇者に首を跳ね飛ばされた魔王の頭は驚愕になって勇者を睨んでいたが、燃やされて炭となったのであった。


「勇者様やりましたね。さぁ帰りましょう!」


僧侶、魔法使い、武闘家達と魔王の間から出ようとした瞬間、魔王城が激しい揺れと共に崩壊が始まった。


その頃、連合国軍は祝杯をあげていた。

だが、ロマニャー帝国軍だけは異様な殺気に包まれていた。

それもそのはずであった、今から砲撃と爆撃を行う為に、戦闘機隊、爆撃機隊、砲兵らが準備をしていた。


「魔王撃破を確認。」


「作戦開始!」


総指揮官の作戦開始命令により、まず砲兵が制圧砲撃を開始した。

砲兵部隊に最新装備として、ミサイル弾が撃てる砲から大量のミサイルが魔王城と付近の魔物にミサイル弾の先頭に装備している小型クラスターから降り注ぐ音速の鉄により魔物の多くは絶命または重症を負わせた。


「砲撃辞め!」


定刻になり、砲兵は砲撃を中止すると共に空では轟音が鳴り響いていた。


「目標、魔王城!投下よーい…投下!」


「投下!」


投下手が、投下スイッチレバーを下に向け、五機の爆撃機の爆弾装から大量の無誘導投下爆弾が地上にばらまかれ、戦闘機からは赤外線対地ミサイルが、地上部隊の赤外線レザーの誘導で魔王城へと着弾した。


勇者につけられていた小型カメラから送信される映像が砂嵐になり、ロマニャー帝国軍が魔王城へと突入した。

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