150 敵首都への攻撃とダンジョン攻略
遥か10000m上空では、空軍基地から飛び立っていったジェットステルス機が二機飛行していた。
「保温オン、目標まで計器などの監視を行え。仮眠する。」
指揮官が後方にある仮眠室に移動し、睡眠を取っていると、部下に起こされたのである。
「なんだ、もう着いたのか?」
「違いますが、外をみてください。」
機内から外をみると、綺麗なオーロラが出現していた。
そして、日付が変わり年が明けた。
年が明けたことを祝って、警報装置、自動運転を設定して、交代で仮眠を回していた
魔王軍の警戒網を抜け、魔王軍主力が集まっている魔王城上空へ侵入した。
「レーダー感なし。」
レーダー員の報告で、投下員が爆弾装の装置をゆっくりと開き、対地ミサイルを発射した。
魔王城では、空から向かってくる閃光をみていた。
「魔王様!敵襲です!ロマニャーです!」
ロマニャーに潜入したことがある、一人の魔人が敵襲を告げ、空の飛べる魔物が高度を上げて、迎撃に来ていた。
「ファイヤーボール!」
「火炎の息吹き!」
「ヘル!」
迎撃に上がってきた魔物は、各々の魔法や技を使い、大型爆撃機へ攻撃を始めた。
「魔力障壁展開!最大速度!」
機長の魔力障壁展開命令により、魔力障壁展開ボタンを押し、速度を上げ離脱しようとしていた。
「観測員、離脱完了まで少しでいい目標損傷を確認!」
「は!」
観測員は、カメラを持って黒煙が上がっている魔王城を写真十枚ぐらい取った。
それから損傷具合をレポートに書き、離脱要請を行った。
「観測完了!」
「これにより離脱を行う。レシプロエンジンはジェットエンジン起動し暖まるまで起動。ジェットエンジンは、レシプロ停止になったら最大!」
「了解!」
魔力障壁を張りながら、対空機銃にて応戦しつつ、離脱準備を行っていた。
「ジェットエンジン準備完了!レシプロエンジンいつでも停止出来ます。」
「レシプロ停止!ジェット始動及び緊急離脱!総員何かに捕まれ!」
大型爆撃機は戦線を離脱が完了後方基地に不時着した。
その頃聖教国では、勇者召喚が成功したが直ぐに戦力にはならないので、ロマニャー帝国から派遣されてきたお抱えの冒険者と一緒にダンジョンへレベル上げに派遣したのであった。
「僕は、ロマニャー帝国冒険者ギルドAランクのヒロよろしく勇者様」
「僕は、召喚された新木彬です。よろしくお願いいたします。」
「ダンジョンへ行きましょうか。」
Aランク冒険者のヒロと一緒にダンジョンへ潜り三ヶ月間不眠不休にて、Lvが九十九へ上がり一ヶ月の休養後、ヒロと一緒に魔王討伐へ出陣した。
ロマニャー帝国が攻勢をかけていることとロマニャーから支援軍が派遣されていることもありまだ滅んだ所はなかった。
勇者はエルフ、ドワーフなどの異種種族を仲間にして、ロマニャー帝国を通り魔王城を目指した。




