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146 海賊の正体

海賊が警察の取り調べで、隣国の王族で有ることが判明して、警察から外務事務次官から外務大臣そこから大統領に報告が入り、高度な政治問題となった。


「えーと何処の国って言ってたけっ?」


「はい、ラウニフェウス国です。」


「聞いてないことにしていいかな?」


「無理です。」


「…うわぁ…めんどくさいことになった。国力調査で四位の所の王族が海賊行為、無断漁業、民間人への攻撃…海賊の頭がラウニフェウス王族だろ?下の者達は?」


「下の者たちもラウニフェウス国の貴族とセヴィオクエ国の貴族です。」


「また、戦争になると思うか?」


「相手の出方次第かと?」


ロマニャーとしては、相手国に情報を流して、外交使節団がやって来た。

始めにやって来た使節団はラウニフェウス外交使節団がやって来た。


「この度は、我が国の者が大変なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。此方は、我が王からの親書になります。」


ラウニフェウス外交官から大統領側近に親書が渡され、中身を見たあとロマニャー帝に献上された。

ロマニャー皇帝から大統領にある紙が渡され、読めと命令された。


「皇帝陛下に成り変わり、ロマニャー国大統領である私が皇帝陛下の返事を発表する。『朕は、貴国とは親交ある国と思っている。だが、今回の事は遺憾である。貴国との関係を考えなければ成らなくなった。だが、貴国の者達は開放する。第五十二代ロマニャー国皇帝』以上!」


「ロマニャー皇帝陛下の慈悲ありがとうございます。」


ラウニフェウス外交使節団は外務省の大臣と職員に付き添われて、謁見の間から退出した。

謁見の間から外交使節団が退出するのをみると大統領は片膝を着いて拝謁した。


「皇帝陛下、此度の事申し訳ありませんでした。私からも謝罪致します。」


「良い…巡視船の者達、海軍の駆逐艦乗組員らを参内させよ。また、漁民の中にも勇敢に戦ったものもいると聞く、故に漁民も参内させよ。」


「は!」


ロマニャー皇帝は玉座から立ち謁見の間から退出した。

退出するまで、頭を下げていた大統領は謁見の間から出るとそのまま大統領執務室へ行き国防省大臣へ駆逐艦の乗組員、巡視船の乗組員、漁業組合に今回の事で漁船に乗っていた漁民全員を宮廷に参内させるように命令書を出した。


それから、宮中にて駆逐艦の乗組員、巡視船の乗組員、漁業組合に今回の事で漁船に乗っていた漁民全員が参内した。


「朕は此度の事において、勇敢に戦いまた救助の精神を見届け、諸君達に正十二位を授ける」


皇帝陛下が勅許を読み終えると、側に控えていた側近が、正十二位の勲章と小剣が入った箱をを一人一人に手渡し儀式は何事もなく終わりを告げた。

儀式が終わったあとは宴会となったのであった。

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