表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/159

145 海賊退治

とある海域にて巡視船が漁船数隻が海賊船に教われているところを発見した。


「艦長!左舷に煙!」


「漁船が襲われているようです!」


「海軍に通報!放水よーい!」


艦首に設置している単装砲の二砲から放水砲にて海賊船と漁船にて戦闘中の海賊達に放水を浴びせた。


四隻の巡視船が漁船に向けてゴムボートをおろし横付けして、数名の隊員が漁船に乗り込んだ。


「漁民の保護を優先せよ!」


一隻に乗っていた漁民を助け出すと、ゴムボートは巡視船に向けて出発した。


「乗組員、漁民待避完了!」


一方漁船に乗り込んできた海賊達は、戦闘可能な漁民と戦闘しており、巡視船から来た武装巡視員らにより煙玉を使われたため、視界が不良になっていた。


「兄貴!何処にもいやせんぜ!」


「さっきので逃げられたか…(巡視船が来ていることを…悔やんでも意味のないか)巡視船がいるならいずれ海軍が来る!全員戻るぞ!エンジンを炊け!逃げるぞ!」


海賊船に小さいながらもエンジンを積んでいるので、エンジンを暖めて逃走を始めた。


付近にて演習を行っていた第五艦隊所属の第五船水雷戦のミニイージス搭載の駆逐艦二隻が近づいていた。


「艦長!海賊船逃走を始めました!」


「あとは海軍に任せ帰港する!」


巡視船から報告を受けた駆逐艦は海賊船に艦首を向け前方向にある速射単装砲を向けていた。


「諸君、君たちはまだ配属された新兵であるが、今日は砲弾演習だった!しかし、都合のよいことに、海賊退治の任を任された!他の新兵より一歩抜きん出ることを誇れ!では、戦闘配置!」


艦橋にて、艦長挨拶が終わると戦闘配置命令が下り、戦闘配置ラッパが流れた。


「目標、前方海賊船主砲よーい!撃てぇ!」


砲撃手が発砲の引き金を押すと、主砲から砲弾が発砲された。

それから、自動発砲に設定された主砲は自動的に砲撃が続けられた。

三発目を撃ち終わったあと、主砲は冷却のため冷水が流れ、二十発目まで自動で発砲を行った。


「砲撃止め!」


海賊船一隻は爆沈した。


「対艦ミサイルよーい!」


艦首側にあるブロック蓋が開き、対艦ミサイルが垂直に飛び、目標に向けて飛んだ。


二隻の駆逐艦から発射された対艦ミサイルは海賊船に前弾命中した。


「付近に接近後、負傷者及び海賊の救助を行う。」


駆逐艦二隻は海賊船が沈んだ付近に接近し、海賊達の救助を行った。

幸いなことに、積み荷は無かったので民間人に被害が出ることは無かった


「艦隊に連絡を入れて帰港する!」


駆逐艦二隻は回頭を行い、母港に帰っていった。


一方本土の母港では、海軍と巡視船からの通報により、警察車両や軍警備車両などが母港に来ており、マスコミ関係者も海賊情報を受けて、海軍基地に殺到しており、海軍関係者や基地に侵入しようとして基地警備隊に制止されたりしていた。


「軍艦が帰ってきたぞ!」


一人のマスコミが発言すると他社のマスコミ関係のカメラなどは一斉に軍艦に向けられた。

駆逐艦が母港に帰港すると、艦内から漁民が降りて、海賊達が連行されてきた。


マスコミは、漁民や海賊にカメラや取材を行っていたが、基地警備隊により接近できなくなっていた。


駆逐艦から降りてきた海賊は、軍警備車両に乗せられ、警察車両と軍の護衛元、警察に移送された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ