表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
142/159

143 戦時映画~無制限潜水艦作戦~

あくる日、潜水艦艦隊総出撃の命の元活動地域にて、敵輸送船や敵艦隊を捕捉や監視及び攻撃などを行っていた日。

日付が変わる瞬間、全潜水艦艦隊の司令艦に暗号無線信号が受信。

内容は非交戦国の船以外を沈めて良いという暗号無線による命令により、敵国の海上戦力を削る為の攻撃命令が下ったのであった。


「いままで撃沈など無理であったが命令により、敵艦及び敵輸送船に対しては撃沈だ!魚雷室各員励めよ!」


『は!』


海域は夜になり充電が必要な為、潜水艦は浮上した。


「夜間だな。浮上!」


「浮上!」


海水が吐き出され、潜水艦は海面に向けて上がっていく。

潜水艦の頭から浮上すると、ハッチから船員らが出てきた。


「対空、対艦警戒せよ!レーダー員もレーダーを監視せよ。副長、そろそろ敵海域に突入するがどう思う?」


「は、情報によれば水上艦による陽動で敵艦はこの海域に集結している様です。敵艦撃滅が目的の第一潜水戦隊がこの海域に向かっております。我々第二潜水戦隊は輸送船など小型ですがこの海域にて偵察機が見ています。以上です。」


艦長と副長が話あっていると、艦橋にある艦内放のレーダー室が音と光っていることに気づき出ると、不明機が数機接近していることが伝えられた。

距離はもうすぐで見つかるという距離であった。


「対空戦闘!」


潜水艦に備え付けられている七.七ミリニ連装対空機銃二基が自動追尾機能とレーダー機能を機動させ不明機が接近してくる方角へと向けた。

不明機が目視できる範囲までくると、翼に所属章が付いておらず、攻撃の意思がみられたため六隻の潜水艦から対空攻撃が始まった。


「爆装が開いたぞ!」


不明機の腹が開くと爆弾が落ちてきた。


「不明機投下!」


「総員艦内へ!急速潜航!(判断を誤ったか…)」


『艦尾損傷!その他損傷多数!』


「ダメコン急げ!他艦はどうなっている!」


『は、囮になったため損傷無く潜航できたも様です!』


「そうか。」


『揺れ来ます!』


不明機による潜水艦への攻撃により、第二潜水戦隊旗艦フリードは母港へ自力帰還、第二潜水戦隊の旗艦はアスペルへ引き継ぎ、将軍旗もアスペルへ移譲となった。


ところかわって第一潜水戦隊は水上艦による囮作戦にて、艦隊決戦を行うために集結していた敵艦隊へ魚雷攻撃を始めた。


「一番から四番注水そして装填。」


『こちら、魚雷室。装填完了!』


「魚雷発射!」


一番から四番までの魚雷発射管からG7-J魚雷が発射された。

G7型J魚雷は、先端に熱源自動察知追尾機能と目標変更機能がついており、魚雷室にある電光板にG7-Jから送られてきた敵艦にどの魚雷を当てるなどを振り分けを行う機能が付いている。

速度は最大五十km、最小十km、仰角は百三十~-二十前後である。


そして、敵艦に水柱が当たりG7-J魚雷が四本命中、左舷浸水を起こした。

別の潜水艦から発射されたG7-J魚雷も集結していた敵艦に命中し、浸水などを起こしていた。


囮になっていた水上艦隊の空母から発艦して、対艦ミサイルを装備した戦闘機が浸水や左舷大破などしていた艦へ対艦ミサイル攻撃により轟沈や爆沈したりした。


こうして戦争終結までに非交戦国を除いた無制限潜水艦作戦にて撃破された艦は輸送船三百、小型挺二十、艦四隻の成果をあげるのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ