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141 内戦干渉編~陸軍特殊部隊による撹乱攻撃と首都陥落そして裁判へ~

反乱軍占領地域空域にて、陸軍所属の特殊部隊を乗せた輸送機が空域を飛行していた。

目標は敵首都近郊に密かに降下後、城内に潜入し撹乱工作をするのを目的とした特殊部隊である。


『諸君、もうすぐ降下地点に到達するが降下後直ぐに部隊合流を行い、一番後部にいる輸送機から空輸される物資を取ったら作戦行動に入れ以上だ。』


先頭の輸送機から特殊部隊の部隊長からの無線報告を確認後、降下地点に到達。

隊員たちが後部扉に向かうと、後部扉の近くに座っている輸送機の隊員が扉を開け、敬礼を行った。

隊員達が敬礼を行い、降下していく。


隊員達が着地すると落下傘を収容後、折り畳み式小銃を持って、部隊合流を行い又物資を分けた後、作戦を開始した。


まず、行った内容は城壁にC4を付けてタイマーをかけたことである。

部隊は城内に侵入すると共に、地下通路の開通や軍施設のある所へのC4設置を行い、明朝脱出する際にタイマーを起動させ山に移動した。


「部隊長殿、全小隊戻りました。」


「よし、これより撤収する。総員乗車!」


山に待機していた輸送車に隊員達が乗り込み、特殊部隊は撤収した。


明朝攻撃を行う軍が到着してから数分後、首都を取り巻く城壁、城門、タワーなどが一斉爆発が起こり、それを合図に砲兵からの砲撃から戦車部隊による攻撃により城内に突入を行い、敵を殺して、殺しまくっていた。


「ヘイマン!伏せろ!」


ヘイマンの後ろに剣を掲げた騎士に気がついたアレックはヘイマンを伏せさすと引き金を引いた。

銃弾は騎士の胸付近に集中したため騎士は倒れた。


「ヘイマン!戦車に乗れ!」


建物を破壊しながら戦車に乗っている兵士達は敵対者に対して小銃を向けて銃弾を浴びさせていた。


「手榴弾投げます!」


戦車から建物の隙間に手榴弾を投げて制圧していく。


別の部隊では、信号弾を使い砲兵に支援砲撃を要請し、面制圧を行っていた。


首都の政庁に軍が乗り込むと、どの部屋も誰も居らず、書類も手付かずのままであったので、書類を持ち出すと政庁にある反乱軍のシンボルを爆破、反乱軍の旗を降ろしてロマニャー国旗と王国旗を掲揚した。


首都制圧から二週間が経ち反乱首謀者の所在が解ってきた。

反乱軍の首謀者は隣国へ亡命したので、引き渡しを要求を行い、幹部は遠村に逃げて部隊派遣で捕まったり、懸賞金に釣られた民衆による告発や引き渡しが行われ、反乱軍の首都にあった所の陸軍待機場所を簡易裁判所に作り上げ、裁判を開いた。


裁判過程で、反乱を起こした理由は国王の廃位反対と首脳陣の中にいる排斥派を滅するための尊王討奸を合言葉に反乱を起こした様だ。

裁判結果は首謀者五名は死刑、幹部は終身刑

、その他一般犯罪者は十年~二十年の懲役刑、罰金刑などを判決としてだした。


その後、一時的に王国から行政、軍権を貸してもらう形で国王廃位派と国王過激派の一斉捜査を行い、多くの逮捕者が出てその中に反乱軍支援者もいたりしたので、また逮捕者が増えていった。


これにともない、内閣は総辞職と解散は表明与党は党改造とともに新内閣発足を目標に、野党は与党批判と占領批判をアピールして議席獲得を目指した。

占領軍は軍隊を本国へ送還し、占領軍臨時本部を守る特別師団二千五百名を残し本国へ送還、海軍は護衛艦隊を二個残し本国へ帰還。


選挙は二ヶ月後に開票され与党が議席数を維持したまま第一党に野党は一元化していたものの内輪揉めしたため僅差や議席が取れてない政党も合ったりした。

与党は新内閣を発足、占領軍は臨時本部設備維持の為、特別師団を特別機械管理中隊へ名称変更し、三百名を残すことを内閣へ通告を行い全面撤収することを新内閣との間で条約を締結、全陸軍は海軍が護衛する輸送船に残り込み撤収した。

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