表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
131/159

132 内政編~外国との交流2~

132 内政編~外国との交流2~


宗教問題が解決すると、今度は別の国から使節団がやって来た。


「皇帝陛下に拝謁いたします。この度は、私たちの訪問を歓迎していただき誠にありがとうございます。我が国は、貴国との通商関係になりたいと思いこの度訪問いたしました。」


「貴国との関係を歓迎したい。細かいことは、そっちにいる大統領と外務大臣と話すが良い。朕はすこし、席を外す。大統領よ良きに計らえ。」


「は!」


皇帝陛下が謁見の間から退室したあと、使節団と大統領は謁見の間から退室し、大統領府会議場に案内した。


「此方になります。すぐに戻って参りますので、少々お待ちください。」


会議場に案内すると、大統領は会議場を退室し、執務室に向かい謁見の間で来ていた服からスーツに着替え会議場に戻ってきた。


「お待たせして申し訳ありません。さっそくですが、貴国のことを教えていただけませんか?」


「はい。改めて、我が国はヴィシュクス王国と言います。自然が多く、作物もよく育ちます。」


「なるほど、輸出出来るのは作物ですか?」


「はい。豆類、魚介類なども輸出できます。」


「なるほど、では50000tの食糧などを輸出出来ますか?」


「50000tですね。わかりました。」


こうして、ヴィシュクス王国は食糧輸出を行い、ロマニャー帝国は農業用品、家電製品、自動車などを輸出を行う通商協定にサインし、発行日は準備などを考慮して2ヶ月後となった。


次の日からはヴィシュクス王国とロマニャー帝国の間にある国パルジャクス国からの使節団と会談を行った。

パルジャクスとも協定を調印を行った。

内容は、ロマニャー帝国からパルジャクスを通りヴィシュクス王国の首都に向けての鉄道敷設で、ヴィシュクス王国にも話を通し、費用は全部ロマニャーが負担することも伝え、翌月から鉄道敷設の事業者選定を行い、翌々月からロマニャー帝国国境の最終駅からまず、パルジャクス首都に向けて鉄道敷設が始まった。

魔物に襲われないように、魔除けのせいすいと術を鉄、枕木、駅に使われる素材に混ぜ魔物から身を守ることも行っていた。

それから二年が経ち、パルジャクス首都まで鉄道敷設が終わり、パルジャクス首都からヴィシュクス王国首都に向けて鉄道敷設を開始。

地元反対もあり、工事は難航したが三年でヴィシュクス王国首都に鉄道を敷設が終わり、工事着工から契約期間である六年以内に事業は終了。

今度は、実際に列車を走らせてロマニャー、パルジャクス、ヴィシュクス国民を乗せ三国を往復して、試験は終了したが今後は鉄道のレーン検査テストや定期検査も事業者の管理の元、パルジャクス、ヴィシュクス両国に出張所になる会社を設立し、パルジャクス、ヴィシュクス両国に株式を買ってもらい、現地民とロマニャー本国からの出向者で会社運営を始めた。

鉄道敷設のおかげでパルジャクス、ヴィシュクス両国では、鉄道の有るところでは経済発展が起こり、両国では先進的まちづくりにもなった。

首都には、伝統的まちづくりと先進的まちづくりが合わさって景観的にとても綺麗だった。

物量も比較的に増え、ロマニャーからの輸出品が両国で広まっていた。

逆にロマニャーでは、両国からの食糧により国内問題である食糧不足が解決し、GDPがうなぎ登りしており、占領及び併合を行ったところでも経済恩恵があり、国内問題である所得格差問題などはどんどん解決していった。


ただし、唯一解決できていない国内問題があった。

それは、感情であった。

多くは不法併合だと、民と警察など公的機関と対立し、独立運動も盛んに行われていた。

などの諸問題もあったが、使節団も多く訪ねてきて、通商関係を持ったりと国内の感情問題は放置状態になっていたのであった。


ロマニャー帝国に使節団など多くが訪ねていたが、使節団の日記によれば。


ロマニャー帝国は、我々がみたことの無い物や食べ物を食べており、鉄の箱の中に人が喋っていたりと摩訶不思議な国であり、それに比べて我々が通っているコンクリートなるもので作られた道路と言うもの上では、鉄の箱が走っていたりと、とても凄い国であった。

私は、数日間滞在していたが、その数日間の間に、大金の入った袋を盗まれ、すぐに警察なるロマニャー国の公的機関に窃盗届けを行うと次の日に犯人は逮捕され、大金の入った袋は無事であった。

私は、ロマニャー帝国首都以外にも興味を持ち、地方に赴くと首都とたいして変わらない光景が広がっており、田畑はすこしあるという感じであった。

そして、併合された地方に向かってみると、田畑が多く有るものの、首都とたいして変わらず、私はますます混乱した。

しかし、違ったところがあったのは併合された地方では、武装警官や完全武装の軍隊を見かけたことだ。

私は不思議に思い警官に聞いてみると、最近は物騒だから夜には絶対に宿泊先からでるなと言われた。

私は、住民に聞いてみると独立派と警察などの公的機関と対立していることがわかり、これ以上は内政干渉なので、宿泊先でおとなしくした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ