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131 内政編~外国との交流~

陸海空軍の新基地設置と基地移転を行い、そして、併合した軍隊を解体及び吸収を行い、併合された軍隊の中で士官クラスは、陸海空軍士官学校へ入学されたり、補助金を支払ったりと優遇を行ったりしていた。

武力併合、平和併合を行った国は、補助金を大量に出し、道路・上下水道・電気などのインフラ整備や国内企業の誘致、学校整備、戸籍管理、選挙権などの権利交付、スラム街の解体、宗教自由、学校設置、などを行っていた。


それから、併合した国にいた教会から宗教自由化の反対をしたりして、ロマニャー帝国は教会は法皇国所属なので治外権利だと発表したが法皇国に対して、国内法に基づき処理することを通知を行い、元ロマニャー国領地以外の教会以外の宗教に対して一部の税以外を負担させていたが、同様の処置を開始、税を拒否したので、強制捜索を決行した。


これにより法皇国は、反発を表明した法皇国は報復措置として、ロマニャー国内企業の企業活動の一時停止命令を出した。

企業は国内に多くの工場を持っていたため、法皇国内には営業所などしか無く、利益が多少下がったぐらいであった。


それから数日後、先代の法皇が突如として訪問してきた。

対応したのは、ロマニャー皇帝と宰相的立場にいる影山大統領と外務大臣が会談に出席した。


「私は、ロマニャー帝国大統領をしております。影山遼一と申します。以後お見知り置きを。」


「影山様はお若いですね。そして、陛下お久しぶりです。」


「法皇様もお久しぶりでございます。して、今日はどのような趣で?急にこられてしまってお茶を出す準備も整っておりませぬが…。」


「なに、今回は貴国いや大統領令に関してだ。私は大統領令に対しては賛成だ。しかしだな、他はそうともいかん。」


「既得権益と私腹ですな?」


「そうよ。私は既得権益がそもそもないのでな。ほとんどが即位と共に、下の教会などに持っていかれたな。所詮、私は傀儡だ。焼くなら焼くがよい。非難はするが、戦争にはさせん。よろしく頼む。」


法皇はそう言って頭を下げた。

法皇が頭を下げる行為は、ご意向に従うという意思表示や降伏するときに使うもので、現法皇がこの国から出れば、暗殺される可能性もあった。


「遼一よ。此度の件そちに任す。憲法によってわしは介入出来ないからな。」


「御意。陛下、法皇様さっそく行動してきます。」


影山はそう言って部屋を退室すると、大統領執務室に行き、公安に出動命令を下し国内の教会に二回目の強制捜索を決行。

事前通告を行わなかった捜索であるため、裏帳簿や脱税、拉致監禁、女性の連れ込み、強姦などの証拠が大量に出てきたり、武器不法所持、武器製品などの密造・販売、奴隷売買などの黒いや真っ黒過ぎる証拠が大量に出て来て、宗教自由のため、禁教政策は取れず解散命令と指導者逮捕が相次いだ。

現地住民(国家スパイ)による教会放火が起こり、剣などの武器を持って立ち上がる民衆による暴動が起こり教会のほとんどが打ち壊しや放火、教会内にいたもの達は大半が殺害され、シスターや保護孤児のほとんどは隠し部屋に逃げており、教会内には男性の聖職者が倒れていた。

この暴動を鎮圧するため警察と衝突、これに軍隊も加わり、放水や爆竹がおこなわれていたが、一人の軍人が拳銃で発砲。

暴徒の一人が死亡したのを受け、暴動を起こしていた暴徒は、逃げ惑い軍隊と警察はゆっくりと追いかけて行ったが、暴徒の一部は軍隊とも衝突して、軍に死者がでたり負傷者が溢れていた。

暴徒にも負傷者や死人が出てきていたので、暴徒側から白旗を持った数名が、にらみ合いを続けていた警察と軍隊の前に出て来て、武器を捨てたのであった。

そして、解散するので負傷者を助けて欲しいとの声明を受諾すると、軍の自動車や軍用の医療車にて治療を受けたり、警察のパトカーで病院に送られたりと、慌ただしくなっていった。

病院では受け入れ不可能が相次ぎ、軍が医療の援軍を要請すると、医療車やドクターヘリなどが相次いで来た。


「どういうことかね!やはり、軍隊を出すべきじゃなかった!」


「大統領閣下、落ち着いてくだされ。これにより、国内の教会のほとんどが壊滅したのですから。」


「そうだが!両方に死者が出たのだぞ!どう、説明すればいいんだ!」


「ありのままで説明なさればよろしいかと?」


「あぁ、わかった。もう下がってくれ。」


「わかりました。しかし、大統領例の件をお忘れ無く。」


大統領執務室にいた人が退室すると、大統領は、大きく息を吐いた。


「……例の件か…」


それから数日後、文化庁が発足した。

これにより、法人化しないと正式な宗教と認定されることは無くなった。

法人化して正式に認められるための条件は


①既存の宗教と対立関係ではないこと。

②法令尊守

③非武装中立

④政治不干渉

⑤一部税負担

⑥お布施禁止(参拝者の自主は可)


代表的な条件を上げたが、これ以外にも条件があり、宗教法人としての申請は許可が降りるまでに約半年ぐらいまでかかる。

条件捜索による結果で法人となるまでの第一段階が終わる。


第二段階はまた別の機会に…

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