130 内政編~陸海軍兵器開発~
だいぶ、仕事の方にも馴れてきたところなので投稿を再開いたします。
大統領執務室にある無線電話が鳴り響く。
「はい。」
『閣下、国防大臣がお見えになっております。』
「通してくれ。」
大統領執務室の前にある受付付近にある扉から、国防大臣がノックしたあと入ってきた。
「国防大臣御呼びにより参上しました。」
「電話で言ったとおり、見せてくれ。」
「はい。こちらが、海軍建造計画案と陸軍増員計画案です。海軍建造計画案には、イージス駆逐艦六隻と中型巡洋艦四隻建造計画と大型潜水艦三隻と大型輸送潜水艦二隻と水上修理ドック型を建造計画の二つ上がっております。陸軍は新規戦車の配備の為の増産と兵員の増員を現百個師団から二百五十個師団を求めております。配備計画は首都付近に五十個師団(対空師団も含む)と国境付近に二百個師団が配備予定です。首都防衛隊が第一軍団(五十個師団)で第二軍団(二百の内百個師団)が国境半分の防衛と残りの国境を第三軍団を配備計画です。」
「軍艦は切りのいい数字でイージス駆逐艦と巡洋艦は五隻な。潜水艦の合計っていくつだっけ?」
「は。潜水艦の合計は六十です。」
「潜水艦の四艦隊か。潜水艦計画はそのままにして潜水艦百隻体制を目指し、六艦隊を編成後、イージス艦、巡洋艦の編成艦隊と同じ海域に配備しておけ。空母の合計は?」
「は、空母は六つの機動部隊に四隻ずつ配備しているので、合計は二十四隻です。」
「八つの機動部隊を編成して。」
「は!」
「海軍予算は新貨幣制度で計算するけど、問題ないよな?問題があっても駄目なんだがな。はっはっははは。」
「皇帝陛下が発令した貨幣制度の変更なので、問題ありません。」
国防大臣と最後の予算に関して話をしているとき、無線電話が鳴り響く。
「はい。」
『財務大臣様がお会いしたいと申していますが、どのようにいたしましょうか?』
「入れてくれ。」
『わかりました。』
ノックして入ってくる財務大臣と国防大臣と目が合い、お互いににらみ合いを続けていた。
財務と国防が仲が悪いことは有名で、何かと平時は予算を削ろうとする財務省と、大統領を味方に付けて国防費を増額した予算を通そうとしたりしていて、非常に仲が悪かった。
「二人とも、席につけ。」
大統領の命令には逆らえないので、二人は距離を少し開けて、椅子に座った。
「財務大臣、国防費の内訳で海軍予算を二倍にしておいてくれ。陸軍予算は一・五倍にしておいてくれ。」
「大統領!そんな予算が組めると思っているのですか?そんなお金何処にあるのですか!たびつづく戦争で田畑は荒れに荒れて、併合したところの経済発展のために民間や国営企業を使い、しているのですよ!国防費は41%これ以上は国内経済は停滞します!戦後バブルで変に地価があがったりしているので、補正予算も当てないといけないのです!戦時なら国債をばらまけばいいですが、もうこの国の国債なんて買う国ありません!なので、六割は社会保障と社会資本に当てますので、当面四割で我慢してください。本当は八対二にしても良いですが、人数の関係で人件費が高いので二割は人件費と思ってください。兵卒に払えないとわかったら、高級士官方の給金を減らして、兵卒らに払い終わって残ったもので割って配ります。補正予算は五兆ですからこれでどうにかしてください。(国防予算(陸海空軍含む)四十・五兆)」
「潜水艦だけでも作れるから文句はないな?(やっぱ無理だよねぇ。でも、平行して作らないとこの広い海域、広い国境に陸海空軍の配備も間に合わないし。)」
「はい。それでは、私は失礼させていただきます。」
その後、潜水艦百隻体制は整えそれを、十五隻で一艦隊をつくり、それを残り五艦隊つくり、国境海域であるエッケトリ海域、シペアリー海域、国境海域から中間ぐらいにある海域ヒュプトゥムナ海域、アテーパ海域、そして、最後の海域防衛ラインであるラウニオン海域、アーシラガー海域に派遣。
洋上訓練や潜水艦であるため深海訓練など、を繰り返しを行い、潜水艦乗りであるため熟練溜めていったのである。
潜水艦隊が、海域に到着してから四日間後に、洋上にある国境監視のため哨戒艇が洋上から確認を行ったり、一般船や国籍不明などがわかる装置を海に放り投げたりと行っていた。
装置の性能は、超小型敵味方識別装置(identification friend or foe)を付けており、例え味方潜水艦が上をとっていっても、内蔵してある機械により、味方への攻撃を防いでいる。
そして、味方識別装置を搭載しているが敵または不明を発見した場合は、別に搭載している警報装置から付近の空軍基地と海軍基地に送られ、空軍基地から洋上哨戒機を飛ばし、敵潜水艦なら海軍の対潜部隊が現場に急行して対処しなければならず、水上船ならば、空から警告無線もしくは所属、目的などが聞かれる。
無視、解答不可解、怪しいとこの三点のどれかで判断され、海軍海上警察に連絡を行い、臨検隊が現場に来るようになっている。
こうして国境海域の付近の警備にたっていた。




